スーパー耐久機構(STO)は1日、ツインリンクもてぎで28日に開幕を迎える第1戦を前に、同地で公式合同テスト「テストデー」を行った。
今シーズンのスーパー耐久は、年間エントリー申請が50台と大盛況。テストにも33台が参加した。雨の中、午後1時より3時間にわたって行われたテストは途中短い赤旗があったものの大きなアクシデントもなく無事に終了した。
ST-Xクラスは6台が参加。昨年スーパーGTに参戦していたPORSCHE 911 GT3を持ち込んだディレクションレーシングが、雨量の少ない前半で出した2分3秒390でトップタイムを記録した。年間エントリーは8台を数え、最速クラスでのし烈なチャンピオン争いが繰り広げられそうだ。
ST-1クラスは年間エントリーをしているチームはなく、テストに参加したチームもなかった。
ST-2クラスは5台のランサーエボリューションが参加。シンリョウレーシングチームが2分15秒264でクラストップタイムを記録した。
今年はスーパーGTからSARDが、スーパーフォーミュラからル・ボーセと有力チームが参戦してくる注目のST-3クラスは4台が参加。OKABEJIDOSHA motorsportのNISSAN Fairlady Z34が2分17秒603でトップを奪った。SARD RacingのLEXUS IS350はクラス4位にとどまった。
かつてインテグラ、シビック、S2000のホンダ対決と言われたST-4クラスは徐々にトヨタ86の台数が増加。このテストでも参加13台中6台と最大勢力となる勢いだ。そんな中、小林自動車レーシングプロジェクトのHONDA INTEGRA TYPE-Rが2分21秒612でトップタイムを記録した。
ST-5クラスは5台が参加。TEAM NOPROのMAZDA DEMIOが2分35秒193でトップだったが、注目は同チームが持ち込んだもう1台のデミオディーゼルターボ。クラス5位とタイム的には振るわなかったが、ディーゼル車がどんな戦いを見せるか楽しみだ。
開幕第1戦は29日、ここツインリンクもてぎで5時間の決勝レースが開催される。
参加マシンラインアップ
■ST-Xクラス
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■ST-2クラス
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■ST-3クラス
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■ST-4クラス
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■ST-5クラス
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Photo: Hiroshi ICHIMURA