SUPER GT

SGT:第6戦SUGO GAINER TANAX SLS、菅生の魔物を味方に3位表彰台を獲得! (GAINER)

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  • #11 GAINER TANAX SLS
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:11位 決勝:3位
  • 入場者数/予選日:8,000人・決勝日:28,500人

9月19日(土曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 晴/ドライ/気温:29度/路面温度:37度
  • ノックアウト予選1回目 13:30~13:45 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:33度
  • ノックアウト予選2回目 14:15~14:27 晴/ドライ/気温:25度/路面温度:31度

 今年のシリーズも残り3戦となり、9月開催は初のスポーツランド菅生で行われ、ハンディウエイトもここが一番の重量級となる。今年は僚友の10号車が、シリーズをひっぱる形となってはるが、まだまだ11号車もシリーズを諦めた訳ではない。前回の鈴鹿戦は予想より気温が低かったが、今回の菅生は思ったよりも気温が高くなった土曜日だった。

gt-rd6-gainer-11-2  走り出しは平中克幸から。走り始めからアンダーステアを訴える。フロントの足回りを何度か調整するが、変化が見られない。2セット目のタイヤを履き、コースへ。それでもアンダーステアは変わらない。

 その後Bjorn WIRDHEIMと交代するが、コメントは同じ。コーナー入り口でオーバーステア、出口ではアンダーステアになるようだ。今度はリアの足回りを調整し、練習走行は終わった。

 あと15~20分でも走行時間があると、もっとセットを試したり、2名共のドライバーが、タイヤの確認、セットの確認をすることが出来るのだが、現状ではなかなか思うようにセットアップがはかどらない。午後からの予選はオンタイムで開始された。

 Q1を担当するのは平中。計測2周目に1'20.401のタイムで6番手。しかしこの後タイムアップは難しく、3分近く予選時間を残し早々にアタックを終了する。しかし思うよりもタイムを更新するマシンが無く、13番手でQ2に駒を進めることが出来た。

 Q2はBjornが担当。2分ほどウエイティングをしてコースへ。しかしすぐに2号車ロータスMCが、コースオフしグラベルに捕まり赤旗中断。赤旗中断後すぐにタイムアタックを開始。しかしアンダーステアは消えず、思うようなタイムが出ない。1'20.913のタイムで予選は11番手が確定した。

平中克幸ドライバーコメント
 正直かなり厳しい予選になってしまいました。タイヤのチョイスは、思ってる中で決勝よりなものを選びましたので、決勝で追い上げられることを期待して、頑張りたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 GTRはウエイトが重くても速かった。11号車は予選よりも決勝に向けたタイヤ選択をしました。ベストを尽くして、出来る限り多くのポイントを獲得し、ラッキーがあれば表彰台に上りたいですね。

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9月20日(日曜日)

  • フリー走行 9:00~9:30 晴/ドライ/気温:22度/路面温度:27度
  • 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:38度

 秋の穏やかな陽射しの中、予定通りフリー走行はBjornスタートで開始された。程なくしてハイポイントコーナーでウサギがはねられ、赤旗中断。決勝セットの確認を行う。しかし、アンダーステアは昨日と変化無く、マシンバランスもあまり良くない。

 約半分で平中と交代。このセッションは16番手で走行を終えた。7月の行われた合同テスト時と、あまりにも路面状況が変わっていた事と、なかなか路面にラバーが載ってこないことで苦戦が予想された。

gt-rd6-gainer-11-5  宮城県警察の白バイ5台とパトカー1台の先導に続き、交通安全啓蒙のパレードラップが行われ、続いてフォーメーションラップが開始。その後綺麗に決勝レースはスタートした。

 スタートはBjornが担当。1周目はそのままのポジションで通過。トップから11番手までが7秒以内で周回を重ねる。Bjornはなかなか思うようにタイムを上げられず、前車との差が徐々に開いていく。しかしポジションは下げることは無かったが、14周目に3号車GT-Rにパスされてしまう。そのまま我慢のレースは続いていたが、25周目に500クラスのクラッシュにより、SCがコースに入り、レースはリセット。

 ピットレーンオープンと同時にはピットへ入ることが出来ず、次周にルーティーンのピット作業を行うことを決める。これが功を奏し、平中がコースインした時には、レースはリスタートされたばかり。8番手でコース復帰することに成功。

 全車がピット作業を行った49周目には4番手に浮上。前を行く88号車ランボルギーニとは18秒ほどあったが、平中はペースを上げ、60周目には10秒差まで追い上げる。途中周回遅れのマシンに前を阻まれ、ペースダウンを強いられるが、70周目には2秒差まで詰め寄る。73周目には馬の背でインをさし、3番手に浮上する。そのままチェッカーを受け、今期3度目の表彰台を獲得した。

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平中克幸ライバーコメント
 結果的に3位で終われたということは、チーム、ドライバーにとっても良かったんじゃないかと思います。しかしそれは結果論であって、それまでの状況があまりにも悪すぎたので、次のオートポリスは行ってみないと分からない部分が大きいですし、不安な要素が沢山あります。ただ攻めなくてはいけないということは事実なので、レース前のテストでどれだけ良い状態に持って行けるかが重要だと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 良い結果でうれしいです。ファーストスティントでは非常に難しい状況で、ポジションをキープするのでいっぱいいっぱいでした。ピットのタイミングが非常にラッキーで、ロスなくKatsuがコースに戻れました。ただ選択したタイヤは、すごく良いとは言い難かったですが、Katsuが本当に良い仕事をしてくれました。ランボルギーニを抜いて、表彰台を獲得出来たことは本当に素晴らしかった。チームも本当に喜んでいます。チャンピオンシップもまだまだ苦しいですが、今日のKatsuのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。
田中哲也監督コメント
 予選はコンディションに合わなくて苦労しましたし、決勝も流れ的に決して良い展開で始まった訳ではありませんでした。ピットのタイミングが良くて、3位になれたことは上出来ではなかったかなと思います。結果は良かったですが、課題のいっぱい残るレースでした。成績に浮かれてたら、間違いなくはまってしまうので、その辺りに気をつけて、次戦からウエイトも少し軽くなるので、優勝、表彰台を目指して頑張りたいと思います。
GAINER


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