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SGT:第6戦富士公式予選 #38ZENT SCが今季初のPP!! GT300は#55ARTA CR-Zが今季2度目のポール

オートバックス スーパーGT第6戦「富士GT300kmレース」の公式予選が9月7日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が今季初のポールポジションを獲得。これにより立川の通算ポール獲得数は18となり、最多記録を更新することとなった。
GT300クラスは#55ARTA CR-Z(高木真一/小林崇志組)が今季2度目のポールを獲得した。
(天候:曇り コース:ドライ)

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公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
GT500クラスはいつものように開始から予定時間の半分が過ぎた辺りで漸く各車のコースインが始まる展開。
午前中トップタイムを記録した関口雄飛の駆る#1REITO MOLA GT-Rが公式練習のベストタイムを大幅に上回る1'32.683を叩き出すと、残り1分を切ったところで#38ZENT SCの平手が1'32.480と関口のタイムを上回り、ここでチェッカー。
順位は#38ZENT SC、#1REITO GT-R、#6エネオスSC(国本雄資)の順となり、8位の#17ケーヒンHSV(塚越広大)までがQ2進出の権利を得た。
一方前回PPの#23モチュールGT-R(柳田真孝)は塚越にコンマ1秒及ばず9位で予選を終えることに。
以下、#24D'Station GT-R、#8ARTA HSV、#39デンソーSC、#19ウェッズスポーツSC、#12カルソニックGT-R、#32エプソンHSVがQ1敗退となった。

GT300クラスは公式練習でターボチャージャーのトラブルによりストップした#3S Road GT-Rが見事に復活。
佐々木大樹がQ1終了直前に1'39.478を叩き出してトップでQ2進出を果たした。
2番手にはポイントリーダーの#16無限CR-Zがつける。中山友貴は100kgものウェイトハンデをものともせず、佐々木のコンマ2秒落ちの1'39.713を記録した。
以下、四輪脱落でベストタイム抹消のペナルティを受けながらも13位に留まった#10ゲイナーSLSまでがQ2進出。
今季好調の#31aprプリウス、#61スバルBRZ、#55ARTA CR-ZらのJAF-GT勢は全てQ2に駒を進めた。

予選Q2
12分間で行われたQ2もGT500クラスは残り8分から各車コースイン開始。
唯一の例外は1号車を駆る本山哲。開始2分で一足先にアタックを開始したが、タイムは伸びず1'33.062に留まり、7位に終わった。
一方、この富士をホームコーストするレクサス勢は今回も好調ぶりを発揮。
38号車を駆る立川は1'32.548と、平手がQ1で記録したタイムには及ばなかったものの、2位以下をコンマ3秒近く引き離し、今季初、しかし立川自身に取っては歴代最多通算18回目のポールポジションを獲得した。
2番手にはアンドレア・カルダレッリが1'32.820を記録した#37KeePer SC430がつけ、レクサスSC430がフロントローを独占することとなった。
3番手は前回優勝の#18ウイダーHSVだった。

GT300クラスは、残り時間3分で星野一樹が1'39.205を叩き出して#3S Road GT-Rが一時トップに立ったが、その直後に#55ARTA CR-Zを駆る高木が1'38.773を記録して今季2度目のポールポジションをものにした。
#16無限CR-Zも武藤英紀が1'39.237と中山のタイムを更に上回り、予選3番手につけ、前回優勝の#61BRZも4位で続くなど、長いストレートを持ち、FIA-GT3有利と目された富士においてもJAF-GT勢の優位は揺るがなかった。

第6戦決勝は明日午後2時より66周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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