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超スーパー機構が発足、モータースポーツ界も全面参入へ

 経済産業省は1日、非公式に運営されていた「スーパー呼称連絡協議会」を「超スーパー機構(USO)」と改称し本格運用を開始すると発表した。かねてよりこの協議会に積極的に関与していたモータースポーツ界もこれに全面的に協力することとなる。

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十勝のGT選手権に訪れた中川昭一経済産業大臣(当時)

 「スーパー呼称連絡協議会」は2004年に、スーパーマーケット、スーパー銭湯業界の要請により経済産業省内に非公式に設置された。主として改称を検討している団体などに「スーパー」を名称の一部に入れるように要請していたが、1997年にN1耐久をスーパーN1耐久(現スーパー耐久シリーズ)に改称していたモータースポーツ界もこの目にとまり、全日本GT選手権とフォーミュラ・ニッポンなどのシリーズも改称への要請を受けていた。

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スーパーフォーミュラ
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スーパーF3
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スーパーF4
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スーパーFJ
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スーパーGT
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スーパー耐久

 これを受け、2005年から全日本GT選手権はスーパーGTと改称、遅れてフォーミュラ・ニッポンは今シーズンよりスーパーフォーミュラと改称された。

 この「スーパー呼称連絡協議会」は幸にも非公式機関だったため民主党の事業仕分けの対象から外れ、今回、自民党が政権に復帰したことにより経済成長戦略の一環として「超スーパー機構」と改称して本格運用されることとなった。機構に参加した団体が一体となって横断的に活性化が図られる予定だ。これにより、日本で開催されるモータースポーツイベントはすべてスーパーが名称の一部として採用される。

 また、「超スーパー機構」構想は日本自動車連合を通して世界自動車連合にも採用を打診され、好意的な感触を得ている。来年以降には、スーパーF1、スーパーWEC、スーパーWTCCなどが誕生する予定だ。

 さらに、将来的にはスーパーの本場であるクリプトン星にも働きかけ、宇宙規模での展開も視野に入れたいとしている。

Text: Motorospot Forum


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