全日本F3選手権第14戦の決勝が9月9日、岡山国際サーキットで行われ、#36坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が今季11勝目を挙げた。
8日の第13戦に続いてこの日の岡山も朝から雨が降り続いたため、第14戦決勝は周回数を当初予定の25から18に減らし、セーフティーカーの先導でスタートすることになった。
セーフティーカーは3周を終えたところでピットに入り、4周目から追い抜きが可能となったが、ポールシッターの坪井は序盤から一気に後続を突き放しにかかり、5周目には1'39.222のファステストラップを記録してみせた。
その後も周回を重ねるごとに雨量が増していったため、トップが16周目に入ったところで再びセーフティーカーが導入され、レースはそのまま終了。坪井は昨日に続いて2連勝を飾り、シリーズポイントを145とした。2位は#12笹原右京(THREEBOND)。ランキング2位の#37宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が3位に終わったため、坪井とのポイント差は59となり、午後に行われる第9戦決勝の結果次第では今日中に坪井のチャンピオンが決まる可能性が出てきた。
次戦第9戦決勝は今日の午後4時10分より13周で行われる予定だ。
Text:Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI