SUPER GT

SGT:第9戦富士 AWDインプレッサ11位でゴール(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)

◇AWDインプレッサ11位でゴール 終盤戦3連続完走で収穫多いレースに

 富士スピードウェイにおいて開催されたSUPER GT第9戦(最終戦)で#77「クスコ スバルADVANインプレッサ」は予選22位からポジションを11上げた11位でフィニッシュ。ポイント獲得こそならなかったが3連続完走でデータを蓄積し、大きな収穫を得たレースとなった。

 4日予選日10時10分から始まった予選1回目、#77インプレッサには小林が乗り込みセッション序盤からタイムアタックを行った。セッション中盤には1分44秒329、そして1分44秒212にタイムアップして8位につけるも、他の車両に逆転され結果的には22位というポジションに落ち着いた。

 5日決勝日は朝から好天に恵まれ、富士山もその優雅な姿を見せた。そして朝から4万6300人ものファンが富士スピードウェイに集まった。スタートドライバーは菊地が担当。序盤の混乱にも巻き込まれることなく、安定したラップタイムで10周目には17位、19周目には16位へとじわじわとポジションを上げていった。36周目には8位までポジションを上げてピットイン。ここでタイヤ交換、給油を済ませ小林に交代して19位でコースへ復帰した。

 小林は44周目には14位までポジションを回復。さらに終盤の59周目には12位となり、ポイント獲得の10位までもう少しという位置まで追い上げた。そしてGT300のファイナルラップとなった61周目、#96ヴィーマックにかわされるものの#2紫電をかわしてポジションをキープ。ところが最終セクションでクラストップを走行していた車両がガス欠でストップ。これで11位となり最終コーナーを立ち上がったが、コントロールラインまでに#2紫電にわずかにかわされ12位でチェッカー。しかし、レース後、#2紫電のドライバーが黄旗中にスピンを喫した件で35秒のペナルティが加算され、11位という結果となった。

 ポイント獲得こそならなかったものの、安定したラップタイムをマークして3連続完走。今年はシーズン中盤にAWDインプレッサをデビューさせ、4戦中3戦で完走。さらに2戦でポイントを獲得するなど、AWD車両の可能性を見せた。

■大溝敏夫監督

 「いい1年だったと思います。正直AWDでどこまで通用するか分からなかったのですが、今日の決勝ラップは安定していたしベストラップもそんなに悪くない。富士に対する苦手意識も少し和らいだ感じがしましたし、これでAWDでも十分通用するという手応えがありました。あとはAWD用のタイヤをいかに作っていくか、予選の一発の速さをどうするか、課題は多いですが楽しみです。今回ピットが端っこにあったにもかかわらず、多くのファンの方が足を運んでくれました。応援ありがとうございました」

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社



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