◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、シリーズで最も過酷な鈴鹿1000kmで入賞を目指す
07年SUPER GTシリーズ第6戦は、真夏の鈴鹿サーキットにおいてシリーズ最長の1,000kmレースとして開催される。今年で36回目の開催となる伝統の通称・鈴鹿1000kmは、夏休み終盤のイベントとして定着。日没とライトオン、そしてゴール後の花火など、お祭り的な要素の強いレースとなる。SUPER GT唯一のシンメトリカルAWD車である「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は昨年の大会をスキップしたため、初の鈴鹿1000km挑戦となるが、多くのデータを得るためにまず完走、そして入賞してポイント獲得を狙う。
第5戦・SUGOではウェットコンディションでシンメトリカルAWDシステムを存分に発揮して、15位スタートから中盤には見事トップを奪る走りを見せたが、リヤハブにトラブルが発生してリタイアを喫した。チームは、この反省を元に各部に対策を施し、サバイバルレースが予想される鈴鹿に挑む。8月末の鈴鹿は残暑厳しく、気温や路面温 度もコンディション的には第4戦・セパンと条件が近い。このセパンにおいては、クスコDUNLOPスバルインプレッサは、今季最高位となる5位でゴール。タイヤとのマッチングが良かったこともあり、暑い鈴鹿でも活躍の期待がかかる。
鈴鹿1000kmは走行距離が長いこともあり、エキストラドライバーの登録が可能。クスコレーシングでは、Cドライバーに昨年までこのインプレッサをドライブしていた小林且雄を起用。ドライバー3人態勢で長丁場に臨むことになった。
今回のエントリーはGT300クラスが25台の計41台。真夏の鈴鹿のレースはドライバーにも車両にも、そしてタイヤにも大きな負担となるが、粘り強く確実に走りきり完走と入賞、また、天候が悪化すれば、それを味方にして独自のシンメトリカルAWDシステムを武器に上位フィニッシュを狙う。
なお、レースウィークのタイムスケジュールは以下のとおり。
8月17日(金) | 9:40~11:10 | 練習走行 |
14:10~15:55 | 練習走行 | |
17:45~18:45 | 練習走行 | |
8月18日(土) | 10:00~ 11:00 | 公式予選1回目 |
11:50~12:50 | ピットウォーク | |
14:15~15:55 | 公式予選2回目 | |
16:00~ | スーパーラップ | |
16:45~17:30 | キッズウォーク | |
8月19日(日) | 9:00~9:30 | フリー走行 |
10:45~11:45 | ピットウォーク | |
13:00~ | 決勝レース(173周) |
- 山野哲也
- 「鈴鹿1,000kmはタフなレースです。ここ数戦いくつかのトラブルが 続いているのですが、耐久性を含めてインプレッサをきちんと検証 するにはいい機会になると思います。暑くてとても長いレースなの で僕たちも集中力を絶やさないようにして、ひとつでも上のポジショ ンを目指します。応援をよろしくお願いします」
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Text & Photo: スバルテクニカインターナショナル株式会社