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S耐:第4戦富士 カルラレーシング☆ings北海ZがST3クラスで今季初優勝 (NISMO)

■#113「カルラレーシング☆ings北海Z」がST3クラスで今季初優勝、ST1クラスでは#23「CAR-CHANNEL アドバンZ33」が2位で初表彰台

 4日の予選日は、前日の雨は上がったものの曇天で気温26℃と蒸し暑くなった。予選はAドライバー予選、Bドライバー予選の順に行われ、A/Bドライバーのタイム合算でST1クラスは#23「CAR-CHANNEL アドバンZ33」が3位、#3「エンドレスアドバンZ」は4位となった。またST3クラスでは#113「カルラレーシング☆ings北海Z」が2位でNA車のトップとなり3点を獲得。#333「H.I.S-Z」が3位、#41「SABOTAGE Z」が4位、#15「岡部自動車 eei A ディクセルZ」が5位、#74「アラビアンオアシスZ」が9位、#19「バーディクラブ☆TC神戸Z33」が10位となった。

 8月5日12時59分、4時間レースのスタートが切られた。ST3クラスでは#14 RX-7を先頭に、#113 Z、#15 Z、#333 Zと4台が続く序盤、15周目に#113 Zがクラストップに立った。さらに16周目には#333 Zが2位、22周目には#15 Zが3位に上がり、Zの1-2-3となった。

 レースは1時間を過ぎ、ST3クラスの37周目に最終コーナーを立ち上がったストレートで2台の車両がクラッシュ。これを排除するためにセーフティカー(SC)が導入された。SCランはほどなく終わり、#113 Zを追うのは#27 M3、#41 Z、#74 Z、そして#15 Z。#333 Zは44周目の1コーナーで他車両と接触してクラッシュリタイアとなった。

 そして終盤、#41 Zに3位の#27 M3がじわじわと追いつき、108周目の1コーナーで逆転を許すことになった。このままのポジションで17時過ぎにチェッカー。3戦連続2位だった#113 Zがようやく今季初優勝を遂げることになった。#41 Zも3位で新体制での初表彰台を確保した。

 また、ST1クラスはポールポジションの#50 BMW Z4 BMW Z4 が序盤からトップを周回。1周目に#3 Zの影山が#23 Zの田中をかわして3位へ。さらに2位の#8ポルシェのペースが鈍ると、9周目に#3 Zが2位へ、10周目に#23 Zが3位へポジションアップした。

 50周の時点で、#23 Zはトップから14秒遅れの4位、#3 Zはそのすぐ後ろにつけていた。60周を過ぎた時点で#23 Zが#1ポルシェに追いついた。しかしネッツコーナーで車両が飛び出して黄旗が出たが、ポルシェと一緒に追い越してしまい、2台の車両に対してピットストップ10秒のペナルティが課せられることになった。その結果#3 Zが3位、#23 Zが4位、#1ポルシェが5位へ。

 88周終了時点で#50 BMW Z4 と18秒差で#8ポルシェが2位、そこから15秒遅れて#3 Zが3位、さらに22秒遅れて#23 Zが4位となった。ところが90周を回った時点で、#3 Zに対してピットストップ10秒のペナルティが掲示された。序盤のSCラン中の追い越しについての審議が行われたのだった。これで#3 Zは5位へドロップ。これで完全に4連勝の目はなくなった。

 104周目、それまで2位に30秒ものリードを広げていた#50 BMW Z4 が緊急ピットイン。シフトリンケージのボルトが脱落してしまい、優勝争いから脱落。これでトップは#8ポルシェ、29秒差の2位が#23 Z、そこから16秒差の3位が#1ポルシェ、その2秒後の4位が#3 Zとなった。#3 Zの青木は112周目の13コーナーで#1ポルシェに並ぶとネッツコーナーでこれをかわして3位へ。終盤は2台のZがトップの#8ポルシェを追いかけたが、11~12秒差まで詰めるのがやっと。#23 Zは初めてノントラブルで走り2位、そして#3 Zは3位で2台そろって表彰台を獲得した。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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