SUPER GT

SGT:2009シリーズチャンピオンのコメント

091108CHAMP

GT500クラスドライバーズ部門 脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組
脇阪 寿一
ほっとしてます。それ以外ない。今シーズン僕はミスもしてきたので、タイトルを獲って初めてそれが笑い話にできると思ってました。
今回は予選から周りにSCがいてくれて、別に何をしてくれるわけでもないんですが、気持ちが楽でした。
今日アンドレに「以前飯田章選手と組んでたときもすごくいい感じだったけど、2007年のタイトルはお前が相棒じゃなきゃ取れなかった」って言いました。彼のスタートはリスキーに見えますけど、彼なりのマージンは残してある。あのスタートがあることで、僕らの作戦に物凄いアドバンテージが生まれます。それに走ってる間に無線で色んな情報を上げてくれるので、自分はものすごく戦いやすい。だから今年のタイトルは彼のタイトルと言っていい。
とにかくほっとした。それだけです。

アンドレ・ロッテラー
最高の気分。すごく嬉しいです。
寿一とは2度目のタイトルです。彼とは4年間一緒に戦ってますが、最高のチームです。
メカニックもファンタスティック。いつも本当にハードに、心を込めて働いてくれますし、レクサスのサポートも心強かった。彼らにも感謝したいです。
今日はグレートな一日でした。いいスタートがきれて、レースをリードしながら気持ちよく走りました。パーフェクトでした。
一年前に父が病気になってから、木曜にサーキットに入って、月曜に帰国、ということを何度もやりハードな一年間でした。そのためにチームも協力してくれたし、おかげで少しでも多く父との時間をすごすことができました。シーズン後半に流れがよくなってきたのも父からパワーを貰った気がしました。父はいつも僕と一緒にいるんです。

GT300クラスドライバーズ部門 織戸学/片岡龍也組
織戸 学
タイトルを獲りにはいってましたが、心の中では不安でした。今はほっとしています。
片岡は去年までGT500を走ってましたが、彼のことは以前からよく知っていたし、300に来る事情も分かってたし、クルマも去年から開発してきて、今年はやっとチャレンジできる環境が整ってきたので、片岡とだったらタイトルにトライできると思ってました。いいシーズンでした。

片岡 龍也
ありきたりだけど、ほっとしてます。
今年坂東組に入ることになりましたが、織戸さんもマサ監督もキャラクターの強い人ですが、加入した瞬間から輪を作って戦えていたので、このチームならやっていけると思いました。
いつも最後まで諦めないという気持ちで戦ってきました。加入で着て本当に良かったと思えるシーズンでした。
(RX-7の状況は)チームからはアナウンスがありませんでしたが、ビジョンでみていたので、終盤は平中に抜かれたら終わりだと分かっていました。平中とは同じFTRSの1期生でもあるので意地でも抑えきってチャンピオンを獲ってやると思ってました。

GT500クラスチーム部門 LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S
関谷正徳監督
岡山でタイヤチョイスをミスしたり、富士では接触があったりと、残念なレースがいくつもあったが、オートポリスで優勝できたことで、大きな流れがこっちに来ていると感じました。
勝負事は追う側が強いものですが、スタッフの一人一人がいい仕事をしてくれて本当に心強かった。
ドライバーもすごかった。アンドレはオートポリスでもスタートを決めてくれたし、今回も良かったのでタイトル獲得に期待が持てました。レース前のミーティングで「お前の父さんがなんとかしてくれる」と話しましたが、そのとおりになりました。
僕らは寿一のパフォーマンスを引き出せていなかったのに、彼はいつも耐えて走ってくれました。

GT300クラスチーム部門 RACING PROJECT BANDOH
坂東正敬監督
本当にほっとしています。目標だったチャンピオンが獲れて満足してます。
周りからは未だに親父のチームと思われてますけど、去年までの飯田章さん、今年の織戸さんが力になってくれました。このチームはメカニックも含めて僕より年下は片岡しかいないんですが、その中で意見をどうやって通すか考えながらやってきました。片岡はドライバーとして申し分ない選手です。
今年は1戦も落としていない。本当に強いチームになりました。
勉強になった一年でした。今は感謝で一杯です。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO


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