スーパー耐久

S耐:第6戦岡山決勝 BMW Z4M勢が他車を圧倒! 勝ったのは1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/ファリーク・ハイムラン組)

 スーパー耐久第6戦、岡山スーパー耐久レースは6日、岡山県の岡山国際サーキットで109周の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたST1クラスのPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/ファリーク・ハイムラン組)がポールトゥウィンで今季4勝目を飾った。ST2クラスはRSオガワユークスADVANランサー(阪口良平/谷口行規/小川日出生組)が、ST3クラスはFINA ADVAN M3(伊橋勲/廣田秀機/行方由久組)が、ST4クラスはM'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5(浅野武夫/森政行/岡野陽朋組)がそれぞれ優勝した。

観客:5,000人(主催者発表)

st_r06_r_start

st_r06_r_z4m

st_r06_r_1

st_r06_r_20

st_r06_r_27

st_r06_r_18

 秋晴れの下、決勝レースは定刻より5分遅れて13時35分にローリングラップが始まった。スタートを決めたのはポールシッター、1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの谷口信輝。2位には同28号車の片岡龍也が付ける。3位はY.K.M.ADVANZの佐藤公哉とasset.テクノファーストZとZ同士の争いとなったが、裏のストレートでこの2台の間に割って入ったSAMURAI ADVAN PORSCHEの高木真一がヘアピンで3位に上がった。

 谷口と片岡のBMW Z4M勢は、他を圧倒するスピードで後続を引き離す。1号車はファリーク・ハイムラン、柳田真孝とドライバーをチェンジ。一方、28号車は吉田広樹、ジョハン・アズミとチェンジ。それぞれ2度目のピットインの際に1号車は28号車に10秒余りの先行を許すが、1号車の柳田が先行する28号車アズミとの差を1周につき約2秒づつ削ってこれを逆転。最終的には20秒以上の差をつけて優勝、今季チームに4勝目をもたらした。

 結局、このレースも2台のBMW Z4M勢が完勝。3位以下を全てラップ遅れにしてしまった。その3位にはZ勢の一角、Y.K.M.ADVANZ(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組)が入った。

 ランサーのワンメークとなったST2クラスは、トラブルで脱落するチームが続出。序盤からトップを守ったRSオガワユークスADVANランサー(阪口良平/谷口行規/小川日出生組)が優勝した。このレースが今季最終となるシーケンシャルのBLACK ILLUSION EVO IX(砂子塾長/大瀧賢治/白坂卓也組)は、昨季引退して西表島で第2の人生を送っていた砂子塾長を呼び寄せたが、予選のトラブルの修復が長引きレース中盤で復帰するも45周を消化したのみで完走扱いとならず、記念のレースを飾れなかった。

 ST3クラスはFINA ADVAN M3が序盤をリードするも、終盤には今季初参戦でクラスポールポジションからスタートしたWW2 RX-7(桧井保孝/伊藤弘史/新宅文亮組)に迫られテールトゥノーズの争いとなったが、これをしのぎ切り最後は1秒5差の僅差でクラストップのチェッカーを受けた。

 ST4クラスは、中盤までベテラントリオのSPOON S2000(市嶋樹/小幡栄/中子修組)がトップを守ったが、終盤にかけてM'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5(浅野武夫/森政行/岡野陽朋組)がトップに立つと最後は独走で優勝を決めた。

st_r06_r_st1_podium st_r06_r_st2_podium st_r06_r_st3_podium st_r06_r_st4_podium

ウイナー(#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE)のコメント
谷口信輝
 「ポールtoウインできて最高です。チャンピオンシップめざして頑張ります」
柳田真孝
st_r06_r_st1_winner  「(最後はチームメイトの#28とのバトルになったが)その部分は焦らず冷静に考えて走りました。タイヤは僕らの方が新しいものを使っていたので、その分マージンがありました。4勝目ということでシリーズでもいい条件になりましたが、残り2つ気を引き締めて手堅く行きたいと思います」

 第7戦は舞台を杜の都に移し10月11日、仙台ハイランドスピードウェイで決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / インタビュー & Photo: Keiichiro TAKESHITA


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース