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第7戦オートポリス決勝 10番手からの大逆転!! 39号車DENSO KOBELCO SARD GR SupraがGT500を制す

GT500クラス優勝はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の決勝が10月20日、大分県日田市のオートポリスで行われ、GT500クラスは39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が予選10位からの大逆転劇を演じ、今季初優勝をものにした。

 19日の走行が行われなかったことを鑑み、ウォームアップ走行が40分間に延長されたことを受けて、第7戦決勝は当初予定より20分遅れの午後1時20分に大分県警の先導でパレードラップを開始、3時間の長い戦いが始まった。給油義務は2回。タイヤは6セットだ。スタート時の気温17℃、路面温度は24℃と予選に比べればいく分暖かいコンディションとなった。

 まずはポールポジションの松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)がトップで1コーナーに飛び込むが、その後方では予選3位の福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が千代勝正(MOTUL AUTECH Z)のインをついて2番手にジャンプアップ。しかしすかさず千代が2周目に14号車を抜き返して2番手を奪い返す.

 3周目までに24号車は2秒137のリード。5周目には2秒318まで広げるが、その後は23号車が反撃に転じ、徐々に差を詰めて12周目の第2ヘアピンでついに千代が松田のインに飛び込んでトップに躍り出た。

 一方、14号車は6周目に塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)の先行を許して4番手。21周目には関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)も14号車を捉えて4番手に浮上する。

 予選10位と後方からのスタートとなった関口だったが、オープニングラップを8番手で戻ってくると、その後も3周目に7番手、13周目には牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)を捉えて7番手。13周目には高星明誠(Niterra MOTUL Z)を抜いて6番手と着実に順位を上げてきていた。

 そして23周目。第1ヘアピンで国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)がコースオフ。そのままランオフエリアでストップしてしまったため、フルコースイエローが宣言され、トップが24周目に入ったところでこの日最初のセーフティーカーが導入される。これにより23周目までに千代が築いた40秒ものリードは失われることとなった。セーフティーカーは28周目にピットイン。29周目よりレースは再開となる。

 するとここで14号車、3号車、そして12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がピットイン、3、12、14の順でピットアウトしていった。ここで14号車のみが福住から大嶋にドライバー交代を行った。

 これを皮切りに各車最初の給油を行うこととなる。トップの23号車は33周目。24号車、39号車そしてポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が34周目。ここで39号車は関口から中山に交代した。35周目には17号車と100号車がピットインしている。

 すると38周目に17号車と14号車が100R手前で接触するアクシデントが発生。この弾みで縁石に乗り上げた17号車はグラベルに飛び出し、そのままガードレールに突っ込んでしまった。ドライバーの太田は自力でクルマを降りたが、このクラッシュにより2度目のセーフティーカーが導入された。

 この接触により14号車にはドライブスルーペナルティが課せられ、勝負権を失うこととなる。

 セーフティーカーは42周目にピットイン。この時点でトップは23号車、2番手に3号車、3番手に12号車とニッサンZが1−2−3、4番手にはポイントリーダーの36号車が続く。

 その後も着実にリードを広げる23号車の後方では、ドライバー交代で一つ順位を落とした格好の39号車が36号車に追いついて熾烈なバトルを展開、52周目のターン12で39号車の中山が36号車の山下をついに捉えて4番手に浮上する。

 ブルテンで定められた2回目の給油作業が始まったのは57周目から。まずは64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)がこの周に入り、大草から伊沢に交代すると、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)も58周目にピットへ。続いてトップの23号車、12号車、そして100号車が60周目にピットに入り、ここで100号車の山本が12号車の平峰の前でコースに復帰することに成功する。

 そして3号車と39号車が揃ってピットに飛び込んだ61周目。64号車の伊沢が3コーナーで飛び出し、クラッシュバリアに激しく突っ込んだことによりこの日3度目のセーフティーカーが導入された。

 これにより、すでにピット作業を開始していた3号車、39号車が大きなアドバンテージを得ることになり、39号車は23号車の前、3号車は100号車と16号車の間でコースに復帰することになった。

 その後、67周目にピットオープンとなり、68周目にレースは再開。このタイミングで36号車、24号車、38号車、14号車がピットインしたため、39号車はトップに躍り出ることになった。

 リスタートと同時に39号車に襲いかかる23号車のクインタレッリ。しかし中山一歩も引かない。この戦いに後ろから100号車山本が追いつき、さらに3号車の三宅も食らいついてきた。

 これにより23号車は防戦を強いられる格好になり、その隙に39号車が着実にリードを広げる展開となった。69周終わって0秒860だったリードは、70周目には3秒464まで開き、72周を終えては7秒040となる。

 この間に23号車と100号車の差もやや開いて73周目までに1秒123。100号車も3号車を押さえる必要に迫られて23号車を追いきれないでいた。

 そして86周目の1コーナーで三宅がついに100号車を捉えて3位に浮上する。100号車の後ろには12号車の平峰が迫ってきた。

 そしてトップが86周目を走行している最中に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が第2ヘアピンの先でクラッシュ。これによりレースは残り15分というところでフルコースイエローが宣言され、87周目から4度目のセーフティーカーランとなる。

 結局レースはセーフティーカー先導のまま規定の3時間に達したため、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)がそのままトップでチェッカーを受け、今季初優勝。関口にとっては2021年の最終戦富士以来、中山とTGR TEAM SARDにとっては2020年の第5戦富士以来のひさびさの勝利となった。

 2位は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)、3位は3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)となり、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)がホンダ勢最上位の4位でレースを終えている。

 次戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。通常ならここでノーウェイトの最終戦となるところだが、第5戦鈴鹿が12月に順延となったため、ハーフウェイトでの戦いとなる。決勝は2週間後の11月3日だ。

GT500クラスのスタートシーン

GT500クラス優勝はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

GT500クラス決勝2位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)

GT500クラス決勝3位はNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

トップでゴールするDENSO KOBELCO SARD GR Supra

Niterra MOTUL ZとMARELLI IMPUL Z争い

クラッシュしたAstemo CIVIC TYPE R-GT

ストップしたWedsSport ADVAN GR Supra

Niterra MOTUL Zを先頭とするバトル

トップでゴールするDENSO KOBELCO SARD GR Supra

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス決勝結果

■GT500クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
139関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS38923:01'11.604--
223千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS46923:01'12.489 0.885 0.885
33高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS70923:01'14.570 2.966 2.081
4100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS86923:01'15.352 3.748 0.782
512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS60923:01'16.957 5.353 1.605
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS32923:01'19.251 7.647 2.294
736坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS98923:01'20.505 8.901 1.254
837笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS96923:01'21.84610.242 1.341
9*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS58923:01'23.58511.981 1.739
1038石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS80923:01'23.75612.152 0.171
11*8野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS52923:01'26.76915.165 3.013
1224松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH4892:52'21.5263Laps3Laps
---- 以上規定周回数(70% - 64 Laps)完走 ----
-64伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL14601:55'30.40432Laps29Laps
-17塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS52371:10'22.75755Laps23Laps
-19国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH122237'19.51370Laps15Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 23 千代勝正(MOTUL AUTECH Z) 1'35.832 (44/92) 175.582 km/h
  • CarNo. 8(松下信治)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 14(大嶋和也)は、SpR 13.1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
188小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH50883:01'28.683--
2*2堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS50883:01'32.688 4.005 4.005
396新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL14883:01'43.65414.97110.966
47荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI50883:01'47.91519.232 4.261
5777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL50883:01'50.22221.539 2.307
665蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS50883:01'53.13224.449 2.910
711富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL2883:01'55.96127.278 2.829
86片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH28883:01'56.39927.716 0.438
920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI883:01'59.38330.700 2.984
1060吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL6883:02'00.03431.351 0.651
1125菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH883:02'04.93436.251 4.900
1256佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH50883:02'05.69337.010 0.759
1387松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH36883:02'08.48339.800 2.790
1431小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS50883:02'11.66842.985 3.185
1518小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH8873:01'31.3301Lap 1Lap
164谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH50873:01'36.0131Lap 4.683
1762平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH2873:02'06.4081Lap 30.395
1852吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS50863:01'33.8802Laps1Lap
1930永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH863:01'35.3892Laps 1.509
209阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH863:01'38.2452Laps 2.856
21*360大滝 拓也
青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH863:01'40.4952Laps 2.250
2248井田 太陽
柴田 優作
眞田 拓海
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH863:01'45.1072Laps 4.612
2345ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI44853:01'29.7783Laps1Lap
24*22和田 久
城内 政樹
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH853:01'46.8813Laps17.103
2561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL18802:42'36.4608Laps5Laps
---- 以上規定周回数(70% - 61 Laps)完走 ----
-5塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH501:44'19.76738Laps30Laps
-*50イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH293:01'32.16059Laps21Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 65 篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG) 1'45.523 (67/88) 159.457 km/h
  • CarNo. 22(和田久)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 360(青木孝行)は、SpR付則3.16(SC手順違反)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 2(平良響)は、SpR付則3.11(SC手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 22は、SpR38-7(義務ピット未消化)により、競技結果より1周減算した。
  • CarNo. 50は、SpR38-7(義務ピット未消化)により、競技結果より1周減算した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦AP決勝 Cクラスは野村勇⽃が、IクラスはDRAGONがポールtoウィンで3勝目

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 10月20日、2024FIA-F4選手権シリーズの第12戦が、大分県・オートポリスで行われ、チャンピオンクラスは、野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、インディペンデントクラスは、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が、ともにポール・トゥ・ウィンで優勝を飾った。

 当初、予選と第11戦決勝が行われる予定だった19日(土)は、悪天候ですべてのスケジュールがキャンセルされ、第11戦は中止となった。この日行われた第12戦も予選を行っていないため、グリッドは金曜日の練習走行の結果により決定された。

■チャンピオンクラス

 コースには、まだ乾ききっていないところもあり、セーフティカー(SC)先導でレースがスタート。3周終了時にSCランが解除され、実質のスタートを切った。

 4周目は、グリッド順に、野村、佐野雄城(TGR-DC RS F4)、洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)、新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)の順で戻ってくるが、5周目のジェットコースターストレート先の右コーナーで、3位の洞池がややオーバースピードではらんでしまい、新原に先行を許してしまった。

 以降は、トップ野村と2位佐野がやや抜け出し、やや離れて新原と洞池が競り合うという展開になった。

 最近は、上位カテゴリーのフォーミュラ・リージョナルにも参戦し、優勝を飾るなど経験を積んでいる佐野は、トップ野村の背後につけてプレッシャーをかけ続けるが、野村は動じず「ミスだけはしないように心がけた」と安定したペースで走行を続け、佐野を従えたまま、今季3勝目のチェッカーを受けた。

 これで野村は、シリーズポイントを118pとし、チームメイトの洞池(107p)を逆転してランキングトップに躍り出ることになった。

■インディペンデントクラス

 SC先導でスタートした1周目に、3番グリッドの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)がタイヤを温めようとウィービングしてスピン。また、4番グリッドのKENTARO(Baum Field F4)もスタートに手こずってしまい、上位の2名が戦わずして勝負権を失ってしまった。

 これで漁夫の利を得たのが、5番グリッドの今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)。労せずして3位に浮上し、ポールスタートのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、KEN ALEX(BUZZ RACING)を追うことになった。

 SCランが解除されると、DRAGON、AREX、今田の三者は、0.5から1秒の間隔で周回を重ね、この状態は終盤になっても変わることなく、このままフィニッシュかと思われた。

 ところが、最終ラップの黄旗提示区間で、トップDRAGONの前に周回遅れの車両が出現。突然のことに、ペースを落とすしかなくなったDRAGONに、AREXと今田が迫り、一気に混戦状態となった。

 チェッカー目前では、DRAGONの背後にAREX、その後ろに今田がつけ、最後のストレートに入り、DRAGONが0.17秒差という僅差で薄氷の勝利を飾った。3勝目は楽勝のはずが、一転ぎりぎりの勝利となってしまったDRAGONは、思わぬアクシデントに苦笑いだった。

 この結果、ランキングではトップのDRAGONが131pで抜け出し、今田(120.5p)が追うという形になり、3位のKENTAROはノーポイントで102pと、4戦を残してB-Maxの二人の一騎討ちの様相を呈してきました。(ポイント集計が違っていたため、10/21に修正しました)

 

レースはセーフティーカースタートとなった

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

決勝2位は佐野雄城(TGR-DC RS F4)

決勝3位は新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

インデペンデントクラス優勝はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インデペンデントクラス決勝2位はケン・アレックス(BUZZ RACING)

インデペンデントクラス決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦オートポリス決勝結果

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150C1野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1328'30.772--
235C2佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'31.380 0.608 0.608
316C3新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1328'36.244 5.472 4.864
451C4洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1328'36.812 6.040 0.568
538C5梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'38.886 8.114 2.074
637C6鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'41.18610.414 2.300
754C7佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1328'42.19811.426 1.012
845C8大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1328'44.12113.349 1.923
936C9卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1328'45.03314.261 0.912
1033C10佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1328'50.31519.543 5.282
1134C11清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1328'50.75219.980 0.437
1297C12白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1328'51.49020.718 0.738
1387C13下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1328'53.48522.713 1.995
142C14永原 蒼翔ピットワークながはらAKILAND
AKIRAND RACING
1328'54.67823.906 1.193
1560C15熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1328'55.12124.349 0.443
1690C16Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1329'00.16029.388 5.039
1714C17村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1329'00.58429.812 0.424
1846C18有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1329'01.36930.597 0.785
1930I1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1329'13.94643.17412.577
209I2ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1329'14.12243.350 0.176
2144I3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1329'14.55643.784 0.434
2210I4中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1329'23.81753.045 9.261
2311I5植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1329'33.2981'02.526 9.481
2496I6齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1329'39.9991'09.227 6.701
254I7佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1329'40.2241'09.452 0.225
2640I8⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1329'40.6791'09.907 0.455
2771I9大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1329'44.7601'13.988 4.081
2886I10大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1329'56.8891'26.11712.129
29*63I11鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1330'08.7441'37.97211.855
30*55I12KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1330'22.1921'51.42013.448
3198I13IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1330'48.7712'17.99926.579
3223I14YUGOS2R Racing
N-SPEED
1229'17.9871Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10 Lasps)完走 ----
-5I-小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1023'49.6043Laps2Laps
-62C-森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
717'40.6226Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)1'52.183 (6/13) 149.991 km/h
  • CarNo. 63は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 55は、2024 FIA-F4 SpR第15条1.1(インシデント)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第12戦決勝上位3位人のコメント 野村勇斗「持ち込みの状態から調子は良かった」

表彰式

第12戦優勝 野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「SUGO大会から短い期間でしたが、しっかり切り替えて勝つことができました。持ち込みの状態から調子が良くて、専有走行で微調整してさらに前進できたことが良かったです」

 「レインコンディションにも自信はあったので、昨日予選があってもポールは取れたと思います。佐野選手はセクター3が厳しそうだったので、あそこを押さえておけばホームストレートで追いつかれることはないと思ったので、勝つ自信はありました。F4でも近づくとフロントのダウンフォースが抜けちゃうんですよね」

 「もてぎまで2週間しかありませんが、もちろん優勝が目標です。今回前進できたので、2連勝狙っています」

第12戦決勝2位 佐野雄城(TGR-DC Racing School)

 「ここまできたら勝ちたかったなあと。でも今までドライコンディションで苦しんできたので、それが今週は水曜日からすごくいい形で過ごせたので、そう考えるとポジティブな週末だったと思います」

 「レースに関してはSCスタートでしたし、オートポリスは抜きにくいコースなので、優勝できなかったのは悔しいですけど、内容的にはそんなに悪くなかったと思います。やはり接近するとダウンフォースが抜けますし、第3セクターはダウンフォースを使うコーナーが多いので、そこで抜けちゃうとホームストレートで刺せないという苦しさがありました」

 「連勝が途切れましたが、切り替えて次のもてぎも頑張ります。リージョナルからいい流れでこれているので、リージョナル参戦がいいきっかけだったなと思います」

第12戦決勝3位 新原光太郎(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「木、金の練習と調子が良かったので、そのまま予選と決勝をして優勝を目指したいと思っていましたが、昨日の予選と決勝ができなかったので、ちょっとフラストレーションの溜まる週末になりました。でも最後は表彰台に上がることができたので、次は優勝を目指して頑張ります」

 「僕の普段の順位からしたら4番手スタートはいい部類ですが、もっと上の位置からスタートしたかったです。新品タイヤでグリッドに並んでSCスタートだったので、ライフの心配はなかったんですが、僕自身このクルマでオートポリスを走るのは初めてだったので、ちょっとセットを外してしまったかなと。トップ2に離されてしまったのでそれが原因かなと」

 「ここまでの最上位が3位なので、次は優勝を目指したいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス予選 GT300クラスはUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIがポール奪取

GT300クラスポールポジションはUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)

 2024オートバックスSUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 3HOURS RACE」の予選が、大分県・オートポリスで行われた。悪天候で日程、予選方式が変更されるなか、GT300クラスは、UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が、ポールポジションを獲得した。

 当初の予選日(19日・土曜日)は、コースが朝から深い霧に包まれたことで、スケジュールが大幅に遅れ、さらに一旦は天候が回復したものの、午後になると豪雨と雷で、この日のスケジュールはすべてキャンセル。

 予選は、決勝日の朝8時から行われることになり、かつ、その方式もQ1、Q2によるノックダウン方式から、GT300とGT500のクラス別に、30分間のベストタイムで争うシンプルな形で行われることになった。

 日曜の朝も霧が発生していたが、予選開始時間が近づくに霧も徐々に晴れ、予定どおり午前8時からGT300クラスの予選が行われた。路面はセミウェットのため、多くのチームはウェットタイヤでコースイン。

 まずは、20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)が1分51秒129でトップに立ち、折り返しとなる15分経過時には、31号車apr LC500h GT(小高)が1分49秒441で逆転。

 この頃から、徐々に路面状況も好転し、各チームはスリックタイヤに履き替え、本格的なアタックに入る。

 22分経過時にグッドスマイル 初音ミク AMG(片岡)がコースオフしガードレールにヒット。一旦コースサイドにストップし、自力でコース復帰は果たしたものの、赤旗が出て予選は中断となった。

 27分経過時に走行が再開されると、この頃には、路面状況の改善とともに、各車軒並みタイムアップ。順位も目まぐるしく変わっていった。

 トップタイムも、96号車K-tunes RC F GT3(高木)1分49秒187、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(オリベイラ)1分47秒383、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ムンタン)1分47秒352と、次々に更新されていった。

 予選の終了間際、56号車が1分46秒785までタイムを上げてトップに返り咲き、これで決まりと思われたが、最後の最後に6号車が1分46秒524で再逆転。F1経験を持つロベルト・メリ・ムンタンが今季から導入された新型フェラーリGT3を記念すべき初ポールポジションに導いた。

 なお、フェラーリのポールポジションは、2011年5月の岡山大会におけるJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(Ferrari 458)以来、実に13年5か月ぶり。

 予選2位は56号車リアライズ、3位には終盤タイムアップを果たしたランキング3位の777号車D'station Vantage GT3(藤井)が入り、以下、4位96号車K-tunes、5位20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)、6位9号車PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG(冨林)と続いた。

 現在ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生)は7位、同2位の2号車muta Racing GR86 GT(堤)は14位とやや苦しい位置からのスタートとなった。

 決勝は、本日午後13時20分から3時間レースとして争われる。

GT300クラス予選2位はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

GT300クラス予選3位はD\'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選 GT500クラスはリアライズコーポレーションADVAN Zが1年ぶりのPP獲得!!

GT500クラスポールポジションはリアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の公式予選が10月20日、大分県日田市のオートポリスで行われ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が1年ぶりのポールポジションを獲得した。

 公式予選は当初19日午後に予定されていたが、雨や霧、落雷などの影響でこの日の走行が全てキャンセルとなったため、20日朝8時よりGT300、GT500各クラス30分間の計時予選で行われることになった。これは通常のノックアウト方式ではなく、全車が一斉に30分間の走行を行い、それぞれのベストタイム順でスターティンググリッドを決めるもの。19日の時点では45分間とされていた走行時間は30分間に短縮された。

 コースオープン時点の気温は12℃、路面温度は13℃と今季一番の寒さ、路面にはまだ濡れたところがあり、朝から出ていた霧も完全には晴れていない状況。当初の予定では8時30分にメインポストからGT500ボードが出てGT500クラスの走行が始まることになっていたが、先に行われたGT300の予選で赤旗中断があり、GT300の走行が5分延長となった影響で、GT500クラスの予選は午前8時35分に開始となった。

 まだ完全なドライというわけではなかったため、23号車MOTUL AUTECH Z(NISMO)など、いくつかのチームが走り出しでウェットタイヤを使用し、数周ののちにスリックに履き替えるという作戦をとった。

 この状況下で序盤トップに立ったのは関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)で1分37秒845。塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分38秒165で続く。

 残り18分で牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分35秒777でトップに浮上。牧野は次の周で1分34秒729までタイムを縮めた。

 続いて平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)が1分36秒713で2位に浮上するが、これを大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1分35秒480で上回る。伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も1分35秒804を記録して、この時点でシビック勢が1-2-3を形成。さらに残り10分を切ったところで塚越の17号車が1分35秒345で2番手に割って入って、上位4台をホンダ勢が占める。

 塚越はさらに次の周で区間ベストを立て続けに記録、1分33秒801を叩き出してトップに躍り出た。

 しかし終盤に入ると名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)がホンダ勢を上回るペースでアタックを開始。まずは1分35秒166で4位に割って入ると、次の周では1分33秒162までタイムを縮めてトップに立った。

 続いて福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分33秒550で2位に浮上すると、次の周でもセクター1、セクター2で全体ベストを更新する走りで1分33秒326までタイムを縮める。

 しかしメインポストからチェッカーフラッグが出された直後に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)がいきなり1分33秒243を叩き出し、2位に飛び込んできた。

 これにより、24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が2023年の第4戦富士以来のポールポジションを獲得。今年GT500に昇格してきた名取にとってはこれがGT500初ポールとなった。

 2位には23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が続いてニッサン勢がフロントローを独占する結果となった。

 3位にはこちらも今年トヨタ勢に加わったばかりの福住のドライブする14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が入り、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)はホンダ勢最上位の4位から午後の決勝に臨むこととなった。

 第7戦の決勝はこのあと午後1時20分より3時間で行われる。

GT500クラス予選2位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)

GT500クラス予選3位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選結果

■GT500クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
124松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH41'33.162--180.614
223千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS461'33.243 0.081 0.081180.458
314大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS581'33.326 0.164 0.083180.297
417塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS521'33.801 0.639 0.475179.384
53高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS701'33.930 0.768 0.129179.138
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS321'34.046 0.884 0.116178.917
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS861'34.049 0.887 0.003178.911
819国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH121'34.155 0.993 0.106178.710
936坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS981'34.176 1.014 0.021178.670
1039関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS381'34.346 1.184 0.170178.348
118野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS521'34.501 1.339 0.155178.055
1212平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS601'34.746 1.584 0.245177.595
1338石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS801'34.780 1.618 0.034177.531
1437笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS961'34.940 1.778 0.160177.232
1564伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL141'35.048 1.886 0.108177.031

■GT300クラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
16片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH281'46.524--157.959
256佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH501'46.785 0.261 0.261157.573
3777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL501'47.176 0.652 0.391156.998
496新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL141'47.519 0.995 0.343156.497
520平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'48.194 1.670 0.675155.521
69阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'48.202 1.678 0.008155.509
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS501'48.698 2.174 0.496154.800
825菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'48.980 2.456 0.282154.399
987松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH361'49.158 2.634 0.178154.147
1062平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH21'49.189 2.665 0.031154.103
1131小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS501'49.441 2.917 0.252153.749
1260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL61'49.976 3.452 0.535153.001
1318小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'50.166 3.642 0.190152.737
142堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS501'50.241 3.717 0.075152.633
1588小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH501'50.475 3.951 0.234152.310
16360大滝 拓也
青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'50.509 3.985 0.034152.263
1745ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI441'50.721 4.197 0.212151.971
1861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL181'50.761 4.237 0.040151.916
195塩津 佑介
藤波 清斗
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'50.764 4.240 0.003151.912
2052吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS501'51.234 4.710 0.470151.270
2130永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'51.271 4.747 0.037151.220
227荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI501'51.452 4.928 0.181150.974
2350イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'51.695 5.171 0.243150.646
24*4谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH501'52.199 5.675 0.504149.969
2511富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL21'52.201 5.677 0.002149.967
2648井田 太陽
柴田 優作
眞田 拓海
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'54.177 7.653 1.976147.371
2722和田 久
城内 政樹
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'56.237 9.713 2.060144.759
  • CarNo. 4は、SpR第29条5(赤旗原因車両)により、ベストタイムを抹消した。
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SUPER GT

第7戦のタイムスケジュールが再度変更 決勝スタートは午後1時20分に

 2024オートバックス スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」は、悪天候により公式練習がキャンセル、公式予選は20日朝に順延となったが、この影響を受けてタイムスケジュールの改訂版が午後3時30分付で発行された。

 これによると、当初は午前11時30分より20分間で予定されていたウォームアップ走行が、11時30分より12時10分までの40分間に延長されている。

 この影響で決勝のスタート時刻は午後1時から午後1時20分に繰り下げられ、終了時刻も午後4時から午後4時20分に変更されることになった。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

第7戦オートポリス公式予選は悪天候のため20日朝に順延に

 大分県日田市のオートポリスで行われているオートバックス スーパーGT第7戦、およびFIA-F4選手権シリーズ第11戦、第12戦は、悪天候の影響により10月19日の午後に予定されていたFIA-F4第11戦決勝とGTの公式予選が共にキャンセルとなった。

 この日は朝から降り続く雨の影響でFIA-F4の公式予選とGTの公式練習が共にキャンセルとなっていたが、その後天候は回復、一時は晴れ間をのぞかせる状況となっていた。

 しかしピットウォークの終了直前あたりから再び雨が降り始め、次第にその強さを増していったため、コースの至る所に川が発生。また場内には落雷も認められたことから、競技団は午後2時05分にこの日予定されていたすべての走行セッションをキャンセルするとの決定を下した。

 これによりGTの公式予選は20日の朝8時より行われ、GT300クラス、GT500クラスそれぞれ30分間の走行でスターティンググリッドを決定することとなった。またFIA-F4の第11戦決勝はキャンセル。第12戦決勝は午前9時25分より行われることが決まった。第12戦のスターティンググリッドは第11戦で予定されていた順位がそのまま採用される。

 この件を受けてシリーズをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は急遽坂東正明代表が会見を開き、以下のようにコメントした。

 「天気予報と睨めっこの状態でやってきたが、先ほどセーフティーカーを走らせて状態を確認したところ、川の状態が酷く、現状だと走れないと判断した。今後もし天候が回復したとしても、コース上に溜まった水が捌けていかないだろうということで、コースを用いたイベントはすべて中止と決定した」

 「キッズウォークなどのコースを使用しないイベントは、雷の影響がないのであれば、予定時刻を早めて実施することにした。明日は早朝から予選をすることになるので、ゲートオープンの時刻を早めるようサーキットには要望を出している」

 「GTの予選は明日の朝から30分一本勝負。それをGT300、GT500それぞれでやる。そこでもし何かあるなら、その時はポイント順でと考えている」

 「アナウンスでは厳しめのことを言ったが、お客様の安全を考慮してのことなので、どうかご理解いただきたい」

 現時点では、明日は晴れの予報が出ている。朝行われる予選、午後に行われる3時間レースともに予定通り開催されることを今は祈るばかりだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第7戦オートポリスの予選方式が変更に 各クラス45分間の計時予選を採用

 スーパーGT第7戦の公式練習が悪天候でキャンセルになったのに伴い、今大会の予選方式が変更されることが午前11時32分付の公式通知により発表された。

 それによると、今回はGT300、GT500それぞれが45分間の専有走行を行う方式となり、第1〜第3ドライバーを問わず、各車のベストタイムを採択してスターティンググリッドを決定する。

 予選で使用できるタイヤは、ドライタイヤの場合は予選用マーキングタイヤを2セットとも使用でき、ウェット宣言下でウェットタイヤを使用する場合はセット数に制限はない。

 また、決勝におけるスタートタイヤは、予選用のマーキングタイヤの中から各チームで自由に選択が可能。ただし同一マーキングのタイヤのセットとする。つまりAタイヤとBタイヤを混ぜて使うことはできない。

 現在の予定ではGT300クラスの公式予選が午後2時50分から午後3時35分まで。GT500クラスは午後3時35分から午後4時20分まで。インターバルはなく、メインポストからGT500ボードを提示するとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

 

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SUPER GT

第7戦オートポリスの公式練習は悪天候のためキャンセルに

 スーパーGT第7戦「オートポリスGT3時間レース」の公式練習は、残念ながら悪天候のためキャンセルとなった。

 公式練習はFIA-F4の公式予選に続いて午前9時20分より予定されていたが、依然として濃い霧がコース上を覆い尽くしていたため、競技団はコースオープン時刻を9時40分に延期するとの決定を下す。

 しかしその後も天候は回復の兆しを見せなかったため、10時30分の段階で公式練習のキャンセルがアナウンスされた。

 当初の予定ではこのあと午後2時50分より公式予選が行われることになっているが、10時45分よりチーム監督ミーティングが召集されており、そこで今後の予定が話し合われる模様だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦、第12戦AP公式予選は霧のためキャンセル 練習走行結果により第11戦のCクラスは野村勇⽃が、IクラスはDRAGONがPPを獲得

 10月19日、オートポリスで行われる予定だったFIA-F4選手権第11、12戦の予選は、朝からサーキットを包みこんだ霧のため、キャンセルとなった。

 これにより、第11戦の決勝グリッドは金曜日に行われた練習走行の結果により決定され、チャンピオンクラスは野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、インディペンデントクラスは、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)がポールポジションからスタートすることになった。

 1か月前のSUGO戦は雨に翻弄され、消化不良のまま終わってしまった。その前の鈴鹿戦も台風の影響で延期になっているだけに、今回は秋晴れの週末を願ったが、土曜日のオートポリスは、早朝から霧に包まれ、視界が確保できない状況になってしまった。

 このため、8時10分から行われる予定だった予選は、開始時間を遅らせ天候の回復を待つことになったが、10分経過しても改善が見込めないためキャンセルとなった。

 この結果、第11戦の決勝のグリッドは、金曜に行われた練習走行の結果により決定することになった。第12戦のグリッドは未発表。

■チャンピオンクラス

第11戦グリッドTOP6

1 野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)
2 佐野雄城(TGR-DC RS F4)
3 洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)
4 新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)
5 梅垣清(TGR-DC RS F4)
6 鈴⽊⽃輝哉(TGR-DC RS F4)

■インディペンデントクラス

第11戦グリッドTOP6

1 DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)
2 KEN ALEX(BUZZ RACING)
3 鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)
4 KENTARO(Baum Field F4)
5 今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)
6 中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)

 すでにスケジュールに遅れが発生しているが、当初予定では第11戦の決勝は、本日午後1時45分からとなっている。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro Noine

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦、第12戦オートポリス練習走行結果(第12戦決勝グリッド順)

■Championクラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 Champion class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1'52.897--149.042
235佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'52.947 0.050 0.050148.976
351洞地 遼大HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1'53.128 0.231 0.181148.738
416新原 光太郎YBS Verve影山MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'53.180 0.283 0.052148.669
538梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.201 0.304 0.021148.642
637鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.320 0.423 0.119148.486
754佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1'53.352 0.455 0.032148.444
833佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1'53.459 0.562 0.107148.304
945大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1'53.469 0.572 0.010148.291
1036卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'53.590 0.693 0.121148.133
1162森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'53.651 0.754 0.061148.053
1234清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1'53.780 0.883 0.129147.885
1387下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'53.959 1.062 0.179147.653
1497白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'54.036 1.139 0.077147.553
152永原 蒼翔ピットワークながはらAKILAND
AKIRAND RACING
1'54.631 1.734 0.595146.788
1690Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1'54.745 1.848 0.114146.642
1760熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'54.752 1.855 0.007146.633
1814村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'55.246 2.349 0.494146.004
1946有村 将真アポロ電工フジタ薬局
フジタ薬局レーシング
1'56.249 3.352 1.003144.744
-64HIROBONHELM with Team KRC
HELM MOTORSPORTS
d.n.s---

■Independentクラス

AUTOPOLIS GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/10/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 Indipendent class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'55.597--145.561
29ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'55.680 0.083 0.083145.456
363鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'55.713 0.116 0.033145.415
455KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'55.743 0.146 0.030145.377
544今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'56.150 0.553 0.407144.868
610中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'56.160 0.563 0.010144.855
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'56.308 0.711 0.148144.671
811植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'56.528 0.931 0.220144.398
998IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'56.636 1.039 0.108144.264
104佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1'56.936 1.339 0.300143.894
115小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'56.957 1.360 0.021143.868
1240赤松 昌一朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'57.201 1.604 0.244143.569
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1'58.257 2.660 1.056142.287
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1'58.352 2.755 0.095142.173
1523YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'01.692 6.095 3.340138.270
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SUPER FORMULA

第6戦、第7戦富士決勝 野尻智紀「この経験は必ずプラスになって返ってくる」

野尻智紀(TEAM MUGEN)

 10月12日に行われた第6戦において予選3位からスタートした野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は一時トップを快走するも、ピット戦略の違いなどもあってタイヤ交換後は順位を落とすことになり、6位でフィニッシュした。これにより優勝した坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)とのポイント差は僅か0.5ポイントに縮まってしまった。この戦いを野尻は以下のように振り返る。

 「富士は予選に関して不安だった部分もありましたが、トップ3に戻ってこれたということで、自分達も頑張ったなと評価できますが、予選にフォーカスし過ぎたという点で、現状に目を向けられていなかったんじゃないかと感じます」

 「硬めのクルマ作りをしているため、ロングランになると他車に劣る傾向が元々あり、その中でさらに予選に向けたセットアップ、トライをしてきたのでクリーンエアではポテンシャルを発揮できるものの、他車の後ろに回ると劣勢になるという傾向が他のチームより顕著に出ていました。ただ岩佐選手が早めのピットインをすることでクリーンエアで走る状況を作ってタイムを稼ぎ出したように、戦略で自分達のパフォーマンスを活かすことはできたと思います。次のレースでは今あるものを結果に結びつけるにはどうすべきかを徹底的にチームと話し合う必要がありますね」

 また野尻は、JRPが昨年から本格導入を始め、着実にダウンロード数を伸ばしている専用アプリ「SFgo」の影響も口にする。

 「レース前半の戦いぶりを見れば誰しも調子がいいだろうと思うでしょうから、そうではないということをチームとコミニュケーションを取りたいところでしたが、SFgoがあることによって(無線の内容を他のチームも傍受できるため)、『パフォーマンスが低いから早めに入った方がいい』みたいにはっきり言いにくくなっています。まあレースを面白くはしているんでしょうが」

 このレース、野尻は最初のスティントを引っ張るという選択をし、後方に坪井を従えてトップで周回を重ね、21周目にタイヤ交換を行った。

 「坪井選手があの位置にいたことで、チームの意識がいやでも坪井選手に向いていた面があると思います。あの状況の中で、坪井選手を無視してミニマムの周回数でピットに入るという判断は難しいということも理解できます。少なくとももっと予選からもっとパフォーマンスを発揮できていたと思います」

 一方、チームメイトの岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)はルール上最低限の周回数である10周目にピットイン。この作戦が功を奏して2位でレースを終えている。

 「岩佐選手のタイムも把握はしていました。ですが引っ張るという判断をした以上、中途半端な周回で入って前を押さえられるよりも、タイヤの性能差が開いてから入る方が上位に上がる可能性があります。ミニマムで入らないという選択をした時点で(岩佐)歩夢に先に行かれるのは仕方ないかなあというところでした」

 そしてピットアウト後は今回久々の3位表彰台を獲得した小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と接戦を繰り広げることになる。

 「可夢偉選手の前ギリギリでピットアウトしたため、低内圧の時にタイヤに無理をさせちゃいました。今のタイヤは性能の落ち込みが早く来る特性があるので、低内圧からじっくり熱を入れる必要があるんです。もう1周ぐらい早めにピットに入っていれば違った展開になったと思います。」

 そうした状況を踏まえ、野尻は翌日の第7戦の展望を語る。

 「予選に関しては状況がいいことがわかったので、なんとかポールポジションをもぎ取りたいなと思っています。決勝に関しては上位にいられれば戦えると思います」

 続いて13日に行われた第7戦。野尻はポール獲得はならなかったものの、坪井に次ぐ2位でフロントローからスタート。序盤からセーフティーカーが入る大荒れの展開となる中、前日の岩佐に倣って10周目にタイヤ交換を行ったが、その直後に1コーナーでアクシデントが発生。この日2度目のセーフティーカーが入り、その目論見は打ち砕かれ、結局7位でレースを終えることとなった。

 「予選はなんとかパフォーマンスを引き出そうと、セットアップも含めてかなり尖ったものを用意して、しっかりと2番手に入れたのはその辺りが機能したと思います」

 「レースに関しても色々とトライして臨んだんですが、思ったような結果が得られませんでした。ダウンフォースをつけ目で走っていたにもかかわらず、セクター3が思ったように改善されず、あそこで追いつかれ、OTを使わざるを得ない状況になって、翌周相手がOTを使える状態になってパスされるという、ワンパターンな展開になってしまいました」

 「ダウンフォースをつけたのはリヤグリップの向上を狙ってのことだったんですが、思うようにグリップが得られず、むしろアンダーステアが強くなってしまった。ダウンフォースを増やした旨みを感じられませんでした。でも今日もがいて苦しんだ経験は必ずどこかでプラスになって返ってくると信じています。それが鈴鹿になるのか、その先になるのかはわかりませんが、鈴鹿でこの経験がプラスになって返ってきてくれればいいなと思います」

 「もうちょっとフロントの車高を下げないと集団の中では走れないなというのがありました。第6戦のデータを振り返ると、集団の中でフロントの車高が上がっていたというのがあったので、まずはリヤのダウンフォースをつけた上で、フロントの車高も下げる。そうすれば集団の中で速く走れると思って臨んでいたんですが、結果的に昨日より悪くなってしまったなあと。リヤウィングの感度が大きく、クルマの姿勢もいいものになりませんでした」

 「これからの1ヶ月間は人生の中でも一番頑張った1ヶ月にしないといけません。まだまだチャンピオンは諦めていませんし、なんとか挽回して、スーパーフォーミュラを盛り上げる役者の一人になりたいなと思います」

 この第7戦において、ドライバーズランキングは坪井がトップに浮上し、野尻は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)に次ぐ3位に後退した。現時点で坪井とのポイント差は16.5だ。

 「次の土曜日のレースでどうかですよね。そこでポールを取って優勝ができれば一気に変わってきますから、その時点で坪井選手がどこにいて、牧野選手がどうかでなんで、まだまだじゃないですかね。牧野選手は鈴鹿も速いかと思うんですけども、まだ逆転は充分できるポイント差だと思います」

 「チームもそうですし、僕もどこかでやりきれてない部分があると思うんです。そこを戒める要素として今週のレースを捉えて、強く戦うしかないかなと思います」

 2024年のスーパーフォーミュラもいよいよ残り2戦。果たして栄冠を勝ち取るのは誰なのか。このまま坪井が逃げ切ってしまうのか。開幕戦鈴鹿大会を制した野尻の逆転はあるのか。それとも昨年太田格之進の初優勝で大いに会場を沸かせたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGと牧野がここで再びあのドラマを再現するのか。

 第8戦、第9戦JAF鈴鹿グランプリは11月9-10日開催だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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VITA岡山

第5戦岡山決勝ドライバーコメント 2位・増本千春「努力の人、上田さんに完敗」

優勝/シリーズチャンピオン 上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

優勝してチャンピオンを獲得した上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

 「絶対勝とうと思って、決勝をスタートしました。チャンピオンは意識していませんでした。ミスをしないことに集中して走りきろうと、それだけを考えていました。SCが入りましたが、周回数が減って楽になり、冷静にSC明けのスタートもちゃんと決められました。後ろから増本さんが来ていましたが、ぼくの速いところと、増本さんの速いところを冷静に把握できていたので、ミスしなければ大丈夫と思っていました。来年もみなさんとがちゃがちゃできるように頑張ります」

2位 増本千春(SANNO SHIEL制動屋)

決勝2位の増本千春(SANNO SHIELD制動屋)

 「こうなってくれたらいいのになあ、というのになったので作戦通りでした。上田さんが練習して、すごく速くなっているので、簡単には抜けないですね。ミスを待っていましたが、なかなかミスをされないので、練習量の違いかなと思います。上田さんは努力の人ですから、完敗です」

3位 上村優太(粟村打抜金網VITA)

決勝3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)

 「最近、スタンディングスタートはしたことがなくて、何回転が一番ベストなのかもわかないですし、案の定出遅れて5番手になりました。クルマはチームと話してよくなってきたので、ペース自体はよかったです。2台オーバーテクすることができ、3位になりました。SCがなければもうちょっと前に行けたのかと思います。VITAは面白いですし、いいカテゴリーだと思います」

4位 武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

決勝4位の武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

 「真面目に練習もしましたし、1年間楽しめたので、まぁ仕方がないです」

5位 MAKOTO(まこと君VITA)

決勝5位のMAKOTO(まこと君VITA)

 「予選は最終コーナーでミスして8位でした。レースペースが予選よりも感触がよくて、1台抜けて、もう1台行けるかなあという感じでした。無理せずに、なんとか事故がなくて終れました。VITAで走ることに生きがいを感じてるので、まだまだ楽しみます」

6位/トロフィークラス優勝/同シリーズチャンピオン 蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)

トロフィークラスで優勝しチャンピオンを獲得した蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)

 「トロフィーのランキングをトップで迎えて、当たられたら終わるし、ひやひやもんでした。2位の下垣さんが優勝してぼくが0ポイントなら逆転されるので、完走の1ポイント思ってましたが、予選がうまくいったので、1番になりたいと思っていました。結果オーライでありがたいです。来年はトロフィーじゃなくなるので、鍛錬してチャレンジで上位に行けるように頑張ります」

13位/トロフィークラス2位 下垣和也(SOUEISHA-VITA)

トロフィークラス2位の下垣和也(SOUEISHA-VITA)

 「前回、全体の3位に入ってトロフィークラスのポイントがなかったのが痛かったです。今日はぜんぜんだめ、何もかもだめでした。次、頑張ります」

14位/トロフィークラス3位 CCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)

トロフィークラス3位のCCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)

 「あまりこのレースは出てなかったんですよ。春にクルマを手にしましたが、3月にエンジンブローして、積み替えるのに、時間とお金の問題でけっこうかかって、ようやく昨日からクルマを動かせるようになりました。ストレートが遅いのでいろいろ原因を探ったら、ヘッドのロッカーアームが1つ落ちていました。昨日は絶望的でしたが、夜に直せたので、そういう意味ではよかったです」

20位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)(インタビューは降格前)

決勝20位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「ペースがなくて、苦しい展開になりました。ついてくことはできましたが、追い抜くまでいけませんでした。上位でバトルできたのですごく勉強になりました。悔しいですが、あと一つ上に行けば表彰台というのを実感できたのでそこはよかったです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山決勝 上田裕司がポールトゥウインで初優勝、初戴冠 練習は裏切らない

チャンピオンを獲得した上田裕司

 VITA岡山シリーズの最終第5戦が13日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)が初優勝、同時にシリーズタイトルも獲得した。

 決勝は、午後1時55分にフォーメーションラップが始まった。予選時に比べると少し雲も増え、太陽が隠れると過ごしやすい気候となった。

 ポールポジション(PP)の上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)は好スタートを切り、2位には増本千春(SANNO SHIEL制動屋)が続く。

 「スタンディングスタートは久しぶり」という予選3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)の動き出しが鈍かったため、3位には予選4位から中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)が、4位には予選5位から落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が上がってきた。上村は5位に落ち、6位には武地孝幸(odula TONE TMR VITA)が続く。

 その後方では、予選16位からスタートしたTAKE chan(恵比寿アキランドVita制動屋)がモスSで他車と接触したか、クラッシュ。早くもセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SC導入中の1周目順位は、トップ上田、2位増本、3位中島、4位落合、5位上村、6位武地、7位トロフィークラストップの蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)、8位MAKOTO(まこと君VITA)、9位関正俊(グラック&KTS)、10位清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)、11位長田茂久(TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA)、12位中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)、13位植島禎一(MBR-Trace★制動屋)、14位トロフィークラス2位の下垣和也(SOUEISHA-VITA)、15位新井薫(THE BRIDE VITA)、16位トロフィークラス3位の武連良治(TBR RAYBROS VITA)だ。

 Take Chanのマシン撤去は時間を要し、4周を回ってようやくSCカーがピットイン。レースは5周目から再開された。

 5周目、上田はトップをキープ。2位に増本が、3位に中島が、4位に落合が続くが互いの差は0秒5ほどだ。落合の背後には5位上村が張り付き隙をうかがう。6位には武地がつけている。

 6周目、上田と2位増本の差が0秒3と縮まった。その後方、3位中島との差は0秒5。4位落合と5位上村はテールトゥーノーズ。スリップを使った上村が7周目の1コーナーで落合をパスして4位に浮上した。

 7周目、トップ上田と2位増本の差は相変わらず0秒3。3位の中島は上位2台についてゆくことができず徐々に遅れ始め、その差は1秒と広がる。中島の背後には4位に上がった上村が徐々に近づいてきた。6位は武地、7位にMAKOTO、8位に藺牟田、9位に清水、v.Granzが主戦場でVITAが久々の関は10位まで上がってきた。

 8周目、トップ上田と2位増本は接近戦だが、上田は冷静に増本の速いところ、遅いところを見定め、隙を与えない。増本は上田のミス待ちだが、その機会は訪れそうにない。3位の中島には4位の上村が0秒3差で迫る。0秒9差で5位落合が続き、6位の武地は3秒近く落合から遅れている。

 9周目、2位の増本はトップを追うのをあきらめたか、トップ上田との差が0秒7と開いた。3位の中島の背後には上村が張り付き、ついに最終ラップの10周目に上村が3位に浮上。4位に落ちた中島には5位の落合が近づいてきた。

 最終ラップの10周目、レッドマンコーナーで「距離があるので来ないと思っていた」という4位中島が空けていたインに5位落合が強引に飛び込む。2台は接触し、中島はスピンして大きく順位を落とした。落合は4位に浮上して走行を続けた。

 トップでゴールしたのは上田で初優勝。2位に増本、3位に上村、4位は落合、5位には中島の後退で繰り上がった武地、6位にMAKOTO、7位に藺牟田、8位に清水、9位に関、10位に長田が続いた。

 しかし、接触した落合にはレース後、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第18条(ドライバーの安全遵守事項)の2.1(危険なドライブ行為)により、30秒加算のペナルティーが科された。このため落合は20位に後退。5位以下が繰り上がり、4位武地、5位MAKOTO、6位藺牟田、7位清水、8位関、9位永田、10位植島となった。

 トロフィークラス優勝は総合6位の藺牟田、2位に総合13位の下垣が、3位に総合14位のCCキタジョー(CRAFT COMPANY VITA)が入った。

 優勝した上田はポイントを46まで伸ばし、4位に入った武地も46ポイントとし、同ポイント。岡山チャレンジカップレース特別規則書第44条(シリーズランキング)の2(複数ドライバーが同一得点)の規定により、上田と武地は優勝回数は同じだが、2位の回数が上田が2回、武地が0回のため、2位の回数で上回った上田がシリーズチャンピオンを獲得した。

 上田は昨年からVITAシリーズに参戦、練習に練習を重ね、徐々に速さを身につけると、今シーズンの第3戦、第4戦で連続2位、この第5戦で初優勝を飾り、わずか2年で頂点まで上り詰めた。

 トロフィークラスは、ランキングトップの藺牟田がクラスPPから優勝したため、文句なしでチャンピオンを獲得した。

 この後、12月15日には、VITAも参戦するMEC120がここ岡山国際サーキットで開催され、短いシーズンオフを経て、例年通りなら、来年2月には岡山チャレンジカップレース第1戦が開催される予定だ。

表彰式

Text & Photo: Yoshinoiri OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 VITA岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
1333上田 裕司PHOENIX®ARDS&萬雲塾
1020'55.836--
268増本 千春SANNO SHIELD制動屋
1020'56.242 0.406 0.406
333上村 優太粟村打抜金網VITA
1020'57.882 2.046 1.640
439武地 孝幸odula TONE TMR VITA
1021'02.553 6.717 4.671
588MAKOTOまこと君VITA
1021'03.664 7.828 1.111
64Trophy1蘭牟田 政治SSJOKER☆ダイワN通商VITA
1021'04.476 8.640 0.812
775清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1021'04.704 8.868 0.228
89関 正俊グラック&KTS
1021'05.290 9.454 0.586
946長田 茂久TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA
1021'05.88510.049 0.595
1034植島 禎一MBR-Trace★制動屋
1021'09.26313.427 3.378
1166中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1021'10.20214.366 0.939
1225新井 薫THE BRIDE VITA
1021'10.54414.708 0.342
1314Trophy2下垣 和也SOUEISHA-VITA
1021'12.09816.262 1.554
1444Trophy3CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1021'18.86323.027 6.765
1557Trophy4武連 良治TBR RAYBROS VITA
1021'19.62723.791 0.764
16219中島 僚斗&GコーポレーションANGLE VITA
1021'20.72124.885 1.094
177Andrew HatanoSoleil時間割VITA
1021'26.81230.976 6.091
18105Trophy5吉村 雅一ヨシムラオートVita
1021'27.00731.171 0.195
19525Trophy6CHAYKRS VITA
1021'30.10334.267 3.096
20*51落合 蓮音ホージャストレーシングVITA
1021'30.17734.341 0.074
2161Trophy7木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1021'33.20937.373 3.032
2236戸田 淳也アングルオートVita
1021'33.30437.468 0.095
2380Trophy8AKI MORIMURA恵比寿B※RIGHT-VITA
1021'34.05538.219 0.751
24320西尾 光芳エス★コンプリート320 VITA
1021'34.18638.350 0.131
2511高橋 裕史リーガルトップVITA
1021'41.36445.528 7.178
2621Trophy9汐崎 幸司SURE STYLE☆萬雲塾VITA
1021'48.32352.487 6.959
2726Trophy10清野 真KPR OS GARUDA VITA
1022'19.0031'23.16730.680
28331Trophy11丸野 哲郎ナオチエVITA
1022'50.6341'54.79831.631
---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ----
-10三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
38'20.7137Laps7Laps
-78Trophy-TAKE chan恵比寿アキランドVita制動屋
0-10Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 33 上村優太(粟村打抜金網VITA) 1'45.679 (8/10) 126.144 km/h
  • CarNo. 51は、岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第4章第18条2.1(他車との接触)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選ドライバーコメント PP・上田裕司「予選を想定して練習をしてきた」

ポールポジション 上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

ポールポジションの上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)

 「木曜日から準備してきて、金曜、土曜と予選を想定して練習をしてきました。狙ってるタイムが44秒の7、8で、昨日とコンディションも変らず、ちょっと悪かったくらいなので、うまくまとめることができました。クルマも速かったですが、予選なので、決勝で1番を取れるように頑張ります」

2位 増本千春(SANNO SHIEL制動屋)

予選2位の増本千春(SANNO SHIELD制動屋)

 「惜しかったですけどね。僕のせいなんですが、シフトミスをしてしまいました。ベストの周で、5速に入れるときに3速に入ってしまいました。それがなくても上田さんが速いです。練習、イコール、速くなるですからね」

3位 上村優太(粟村打抜金網VITA)

予選3位の上村優太(粟村打抜金網VITA)

 「VITAのスプリントレースは初めてで、ニュータイヤも初めて履きました。右肩上がりなので、ぱっと来て、ぱっとポールを取れたらかっこいいなと思ったけど、そんなに甘くはなかったです。クルマは足回りも自由、ブレーキパッドメーカーも自由で、ある程度変えられる範囲があって、皆さんテストを重ねて組み合わせを探しているので、なかなか腕だけでねじ伏せることはできませんでした。これを極めようと思ってるわけではなく、VITAの雰囲気を味わって、その経験をお客様にフィードバックするのが狙いなので、クルマを壊さず、ペナルティーを受けずに表彰台に乗りたいと思います。優勝は狙います。スリップストリームも効くのでチャンスはあると思います」

4位 中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)

予選4位の中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)

 「大失敗です。ドライバーのミスです。ベストの周のダブルヘアピン2個目の立ち上がりで、ケツを出してしまいました。決勝は行くしかないですね」

5位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

予選5位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「昨日、新品タイヤを履いたら、中古のときより遅いタイムしかでませんでした。やばい状況でしたが、予選はスリップについて走ったらちゃんとタイムが出たので、よかったです。10番以内に入れたらいいなあと思っていました。僕がピットに入ってきたときは4位だったので、1つ落ちましたがけっこういい順位につけたと思います。みなさんベストと同じタイムで走っているなかで、ぼくだけセカンドベストが0秒5くらい落ちているので、その不安はありますが、決勝は、抜かれても抜き返す勢いで頑張りたいと思います」

6位 武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

予選6位の武地孝幸(odula TONE TMR VITA)

 「シフトミスしました。アットウッドで3速に入れたと思ったら5速に入ってしまいました。その周はセクター1がベストだったので失敗しましたね。チャンピオンがかかっていますが、ポイントとか気にするよりも1台でも前に行くことしか考えてないので、頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選 上田裕司が初ポールポジション 2位に増本千春、3位に上村優太が続く

 VITA岡山シリーズ第5戦は10月13日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、上田裕司が初ポールポジションを獲得した。

 VITA岡山シリーズもいよいよ第5戦を迎えた。12月15日には、VITAも出場するMEC120が控えているが、こちらは得点対象外のため、これがチャンピオンシップとしては最終の戦いとなる。

 出走台数は30台と多くのエントリーを集めた。ポイントリーダーは35ポイントの武地孝幸(odula TONE TMR VITA)、2位に30ポイントの清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)、3位に28ポイントの上田裕司(PHOENIX&ARDS&萬雲塾)、4位に24ポイントの増本千春(SANNO SHIEL制動屋)がつけている。中島僚斗(&GコーポレーションANGLE VITA)、MAKOTO(まこと君VITA)、下垣和也(SOUEISHA-VITA)が21ポイントで並び、ここまでがチャンピオンの可能性があるが、実質的には武地、清水、上田あたりの争いになりそうだ。

 50歳以上もしくはNCP13エンジンを搭載車両で、申請した選手で争われるトロフィークラスは、ポイントリーダーは38ポイントの蘭牟田政治(SSJOKER☆ダイワN通商VITA)、2位に25ポイントの武連良治(TBR RAYBROS VITA)が、3位に下垣がつけており、この3人がチャンピオンの可能性を残しているが、圧倒的に藺牟田が有利だ。

 今回は、スーパーGT、スーパー耐久、PCCJなどで活躍した上村優太(粟村打抜金網VITA)、先週鈴鹿で行われたスーパーFJでいきなり予選2位、決勝でも4位に入った16歳の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)も岡山シリーズ初参戦。彼らも上位に食い込んでくることが予想され、チャンピオン争いに影響を与えそうだ。

 公式予選は午前10時20分より15分間で行われた。「晴れの国岡山」は早朝から雲一つない秋晴れに恵まれ、絶好のレース日和となった。出走30人中、12人がトロフォークラスだ。

 計測が始まった2周目には、藺牟田が1分46秒857でトップに立つ。2位には清水が47秒395で、3位には上田が47秒425で、4位にはMAKOTOが47秒468で、5位にはTAKE chan(恵比寿アキランドVita制動屋)が47秒538で、6位には長田茂久(TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA)が47秒549でつける。

 3周目には、岡山初参戦、16歳の落合が2分45秒214でトップに上がってきた。藺牟田は45秒603までタイムを縮めるも2位に後退。3位にはこちらも岡山初参戦のトップドライバー上村が45秒696で浮上。MAKOTOはタイムを43秒784まで縮めたものの4位と順位は変わらず、5位には下垣が45秒952で浮上、清水は46秒368までタイムを縮めたものの6位まで順位を落とした。

 4周目には、上田が1分45秒122でトップとめまぐるしく順位がかわる。2位にはさらにタイムを45秒157まで更新した上村が順位をアップ。3位には一気にタイムを更新してきた中島が45秒205で浮上。タイムを更新できない落合は4位に落ち、5位には武地が45秒323で上がってきた。藺牟田はタイムを45秒351まで縮めるも6位まで後退してしまった。

 5周目には、上田がタイムを1分44秒852まで縮めついに44秒台に入った。タイヤのピークを過ぎたか、2位上村、3位中島、4位落合はタイムを更新できず。5位には増本千春(SANNO SHIEL制動屋)が45秒232で浮上し、タイムを更新できなかった武地は6位に落ちた。

 6周目、各選手タイムが伸びず、このままの順位で予選は終了するかと思われたが、5位につけていた増本が1分45秒135と一気にタイムを更新、トップ上田と上村の間に入って、2位に浮上した。

 公式予選、ポールポジションは上田、2位増本、3位上村、4位中島、5位落合、6位武地となった。

 トロフィークラスポールポジションは総合7位の藺牟田、2位に総合12位の下垣、3位に総合15位の武連となった。

 ポールポジションを獲得した上田は練習の虫で努力の人。いままで予選最高位が4位だったがついに予選でトップに立った。チャンピオンを争うランキングトップの武地が予選6位、同2位の清水が予選11位と振るわなかったため、仮に決勝がこのままの順位で終われば、上田の逆転チャンピオンとなる。

 決勝レースは午後1時55分より10周で行われる。チャンピオン争いに注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第5戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 VITA岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
1333上田 裕司PHOENIX®ARDS&萬雲塾
1'44.852--127.139
268増本 千春SANNO SHIELD制動屋
1'45.135 0.283 0.283126.797
333上村 優太粟村打抜金網VITA
1'45.157 0.305 0.022126.770
4219中島 僚斗&GコーポレーションANGLE VITA
1'45.205 0.353 0.048126.713
551落合 蓮音ホージャストレーシングVITA
1'45.214 0.362 0.009126.702
639武地 孝幸odula TONE TMR VITA
1'45.351 0.499 0.137126.537
74Trophy1蘭牟田 政治SSJOKER☆ダイワN通商VITA
1'45.460 0.608 0.109126.406
888MAKOTOまこと君VITA
1'45.640 0.788 0.180126.191
99関 正俊グラック&KTS
1'45.695 0.843 0.055126.125
1046長田 茂久TRACE☆TS☆CB☆愉快なおっさんVITA
1'45.719 0.867 0.024126.097
1175清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1'45.933 1.081 0.214125.842
1214Trophy2下垣 和也SOUEISHA-VITA
1'45.952 1.100 0.019125.819
1334植島 禎一MBR-Trace★制動屋
1'45.961 1.109 0.009125.809
1466中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1'46.064 1.212 0.103125.686
1557Trophy3武連 良治TBR RAYBROS VITA
1'46.143 1.291 0.079125.593
1678Trophy4TAKE chan恵比寿アキランドVita制動屋
1'46.175 1.323 0.032125.555
1725新井 薫THE BRIDE VITA
1'46.309 1.457 0.134125.397
1861Trophy5木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1'46.339 1.487 0.030125.361
19320西尾 光芳エス★コンプリート320 VITA
1'46.381 1.529 0.042125.312
207Andrew HatanoSoleil時間割VITA
1'46.381 1.529 0.000125.312
2144Trophy6CCキタジョーCRAFT COMPANY VITA
1'46.452 1.600 0.071125.228
2210三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
1'46.481 1.629 0.029125.194
23105Trophy7吉村 雅一ヨシムラオートVita
1'47.408 2.556 0.927124.114
2480Trophy8AKI MORIMURA恵比寿B※RIGHT-VITA
1'47.588 2.736 0.180123.906
25525Trophy9CHAYKRS VITA
1'47.596 2.744 0.008123.897
2636戸田 淳也アングルオートVita
1'48.408 3.556 0.812122.969
2711高橋 裕史リーガルトップVITA
1'48.704 3.852 0.296122.634
2821Trophy10汐崎 幸司SURE STYLE☆萬雲塾VITA
1'48.997 4.145 0.293122.304
2926Trophy11清野 真KPR OS GARUDA VITA
1'52.660 7.808 3.663118.328
30331Trophy12丸野 哲郎ナオチエVITA
1'55.75210.900 3.092115.167
---- 以上基準タイム(130% - 2'16.563)予選通過 ----
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝ドライバーコメント 2位・酒井翔太「ユーズドタイヤの方がグリップがある」

表彰式

優勝 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「スタートで失敗が毎度のことになってるので、なんとかしないとまずいですね。第12戦は新品タイヤで、このレースはユーズドでしたが、こちらの方がしっくりした感じでした。不思議ですね。酒井選手が、リボルバーでコースアウト気味になったときに、内側に入って抜くことができました。その後も迫られていましたが、抜きにくいサーキットなので、アトウッドの立ち上がりさえしっかりしていればいいと思っていました」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「すべて自分のせいです。なんか新品タイヤよりユーズドの方が最初からグリップがあったので、いいのかなと思います。スタートは普通でしたが、マシンのアンダー、オーバーが原因で飛び出してしまいました。それがなければ追いつかれてもギリギリ逃げられたかなと思います」

3位 宇高希(TAKE FIRST F108)

 「スタートで2位に上がって、トップのクルマを右から抜こうとしたんですが、後ろのドライバーが寄ってきました。アウト側からまくれたんですが、すぐに抜かれてしまいました。ついていこうと思っいましたが、1レース目と一緒になりました。ニュータイヤで相手がユーズドだったんですが、熱の入りが良くありませんでした」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝 ハンマー伊澤が今季7勝目 酒井翔太は痛恨のオーバーラン 

ハンマー伊澤と酒井翔太のトップ争い

 フォーミュラ・ビート第13戦は13日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートしたハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)が、一度は3位まで順位を落とすも、挽回して優勝した。

 決勝は午後3時45分、日も傾いた秋の夕暮れのなかフォーメーションラップが始まった。杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)はスタートできず、6台が1周を回ってグリッドに着き、スタートが切られた。

 ポールポジションのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)は前戦に続きまたしてもスタートをミス。予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)、同3位の宇高希(TAKE FIRST F108)の先行を許す。しかし伊澤はすかさずオープリングラップのヘアピンでインから宇高を攻略。トップ酒井に狙いを定める。

 1周目、トップ酒井は2位に上がった伊澤を1秒5離して戻ってきた。3位には宇高、4位にはKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)、5位には松本隆行(SHOUEI☆ミスト)、6位には田中諭(ミスト・制動屋)が続く。

 ここから3位以下を置き去りにして、酒井と伊澤、若者とベテランのマッチレースが始まる。2周目には伊澤が1分32秒663のファステストラップ(FL)をマークして伊澤との差を1秒3と縮める。3周目には32秒178と酒井がFLを更新、その差を1秒5と再び広げた。4周目には伊澤が32秒034のFLをたたき出し、酒井に1秒2と迫る。

 伊澤のプレッシャーか、この週末アンダーで曲がらないという問題をかかえていたのが原因か、酒井は5周目のリボルバーコーナーでオーバーラン。この隙に、伊澤が酒井のインに入り、パイパーコーナー手前で前に出てトップを奪った。

 2位に落ちた酒井もあきらめない。6周目には1秒2となった伊澤との差を徐々に削り、10周目にその差を0秒5とすると、テールトゥーノーズに持ち込んだ。しかし老獪な伊澤は、酒井の追撃を振り切り、12周を回って0秒395差で優勝、今季7勝目を飾った。2位には酒井が入った。

 3位には単独走行となった宇高が入った。4位にはジェントルマンクラス優勝のKAMIKAZEが、5位には8周目に松本を攻略した田中が、6位には松本が続いた。

 最終大会となる第14戦、第15戦はスポーツランドSUGOに舞台を移し11月10日決勝が行われる。総合チャンピオンは、181ポイントの酒井と180ポイントの伊澤が僅差で争う。JAF戦は有効ポイント制の12戦で計算されるため、開幕大会欠場で全ポイントが加算される伊澤に対して、失うポイントのある酒井は不利な状況だ。最終大会のチャンピオン争いに注目だ。

12周の決勝がスタートした

優勝はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝3位は宇高希(TAKE FIRST F108)

ジェントルマンクラス優勝はKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

優勝したハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

ジェントルマンクラスで優勝したKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第13戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/14) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 13 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1218'39.470--
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1218'39.865 0.395 0.395
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1218'46.457 6.987 6.592
49G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1218'55.08215.612 8.625
517G2田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1219'41.2281'01.75846.146
676G3松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1219'41.7421'02.272 0.514
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-33G4杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 19 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ) 1'32.034 (4/12) 144.846 km/h
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Forumula Beat

第12戦岡山決勝ドライバーコメント 3位・宇高希「タイヤが来なかった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「ハンマーさんが新品タイヤで、ぼくがユーズドだったので、最初温めて逃げればいけると思っていました。序盤から作戦通りタイムが出ていました。次はぼくが新品で、ハンマーさんがユーズドなので最初が肝心かなと思います。安定性はあったので次も勝ちたいと思います」

2位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝2位のハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「スタートを失敗して、引きずってしまいました。次はスタートを決めればいけると思います。次、頑張ります」

3位 宇高希(TAKE FIRST F108)

決勝3位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「スタートはストール気味でしたが、トルクがしっかりかかったので前に出られました。序盤、タイヤがぜんぜん来なくて、防戦してたんですが、なすすべもなく、ヘアピンで抜かれました。昨日と比べるとぜんぜんタイヤが立ち上がってきませんでした。次はニュータイヤを履くのでタイヤの暖め方を考えて臨みたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第7戦富士決勝会見 坪井翔「昨日のレースは短く感じたが、今日はめちゃめちゃ長かった」

第7戦優勝 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

決勝記者会見:優勝した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「まずは予選が鬼門だと思っていたので、ポールが取れたことで決勝に向けてはすごくポジティブでした。決勝はやっぱりみんな昨日のレースを踏まえてすごくレベルアップしてくるし、僕もレベルアップしたつもりでしたが、ちょっと足りない部分が見えて来た気がしました。ちょっと苦しいレースでしたが、クリーンエアで走れたり、セーフティーカーが入ったり、展開に助けられた印象が強かったです。今日は福住選手の方が強かったと思うので、それを課題と捉えて、鈴鹿に向けてしっかり準備したいです」

 「本当に疲れましたね。昨日のレースは短く感じましたけど、今日はセーフティーカーが3回入って、その度に減速して、休む時間もありましたが、めちゃくちゃ長く感じました」

 「ここの富士を取らないと(チャンピオン争いで)ドロップアウトする側だったと思うので、昨日スタートラインに戻ってきて、今日リードできて最終戦に挑みますが、ライバル勢は手強いですし、鈴鹿は開幕戦でノーポイントで終わっているので、しっかり考えないと簡単にひっくり返ってしまうポイント差です。しっかり気を引き締めて挑みたいと思います」

第7戦決勝2位 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)

決勝記者会見:2位の福住仁嶺(Kids com Team KCMG)

 「悔しいですね、今回は予選も悪くないポジションでしたし。昨日はちゃんとしたパフォーマンスを出すことができませんでしたが、今日こうやってチャンスが巡って来ました。後半は僕の方もそんなにタイヤ的に楽な状況ではありませんでしたが、坪井選手のミスが少しずつ見えてきて、チャンスかなと思った瞬間にセーフティーカーが入っちゃいました。それでも昨日よくなかったところは良くなりましたし、スタートで4番に落ちて、2位で終われたことも良かった点かなと思いました」

 「今日はチームみんなが頑張ってくれて、ピット作業も普通に上手くいったと思います。その後セーフティーカーが出たアウトラップで牧野選手に煽られて、精神的にはきつかったですが、僕はギリギリで佐藤蓮選手の前に出られたので、良かったです」

 「富士大会においては今年は全て調子がいいと思いますが、もてぎは辛かったですし、鈴鹿は個人的にも相性が悪くないサーキットだと思います。今年やって来たことがどれだけ鈴鹿で通用するのかというところで、非常に楽しみな部分も多いです。チームとしても昨日可夢偉さんが表彰台に上がって、今日は僕でと非常にいい流れできていますので、もっともっと強いチームにしていきたいなと思います」

第7戦決勝3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見:3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「セーフティーカーの割を一番食らったかなと思っています。10周目に入るというのは最初から決めていて、例えトップであっても入るって決めていました。それを作戦通りやりました。SCばかりは自分ではどうしようもないんですけど、その中で頑張って、仁嶺のアウトラップを追おうとしていたら、蓮が(ピットから)出てきて。正直あれも僕が前に出ていたんじゃないのと思ったんですけど、一度順位を戻して抜き返したんで。やれることは最低限やったと思いますけど、SC入らずにレースが続いてたらどうだったかな、というのは正直思います」

 「もうエンジニアの杉崎さんと最初からガンガンに攻めようと決めていたんで。1周目OT使って、ストレートでも使って、気がついたら残り100秒しかなくて、これはまずいと思いました。まあ攻めた結果が3位だったかどうかわからないんですけど、今このレース内容の中で、自分の持ってるものは出し切ったかなと思います」

 「富士は正直2個取られる可能性はあるなと思っていたので、その中で昨日僕は予選を失敗して4位まで戻って来たというのがありました。最終戦鈴鹿の2連戦はダンデライアンとして得意なサーキットですし、個人的にはF4で負けたのを頑張ってやり返したいので、頑張ります。チームランキングでも昨年格之進が優勝してるし、ダンデにとっても相性の良いサーキットだと思うので、チームランキングも、ドライバーランキングも、どっちも僕たち追いかける立場なので、とにかくガンガン攻めて、悔いのないようにシーズン終われたらと思います」

決勝フォトセッション:トップ3と優勝チーム監督

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第7戦富士決勝 坪井翔がポール・トゥ・ウィンで富士戦完全制覇

優勝は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝が、10月13日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、ポールスタートの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、セーフティカー(SC)が三度導入される荒れたレースで優勝を飾り、今シーズンの富士戦を3戦とも制覇した。

 昨日の第6戦に続いて、第7戦も好天に恵まれた。午前中の予選では昨日の勝者、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がポールポジションを獲得。ランキングでも0.5ポイント差ながら、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)を逆転してトップに立った。

 流れは坪井に傾いているが、フロントローに並んだ二人がどのようなレースを見せるかの。当日、富士スピードウェイに詰めかけた24,800人の観客が見守るなか、14時40分にスタートを迎えた。

 スタートは坪井が制し、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、野尻、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)と続いてレースが幕を開けた。

 2周目のダンロップコーナーの進入で、13位の三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)に木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)が追突。三宅はスピンをしてエンジンが止まってしまい動けず、これで一度目のSCランとなった。木村にはドライブスルーペナルティが課された。

 5周終了時にリスタートされ、10周を経過すると、上位の牧野、野尻らがタイヤ交換のためピットイン。11周目にも9位大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)をはじめとする数台がピットイン。

ピットインで順位が動くなか、12周目に後方で競り合っていた大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)と国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が接触。大嶋がストップしてしまい、これで二度目のSCラン。

 このチャンスを逃すまいと、12周目に2位福住、13周目にはトップ坪井をはじめとする車両が続々とピットインし、この時点で全車が義務となっているタイヤ交換を終え、ほぼ同一のタイヤ条件で残り周回を走り切るという、やや異例の展開となった。

 16周目のリスタート後もトップの坪井は安定したペースで周回を重ね、2位福住に1秒差を保ったままレース折り返しの21周目を迎える。この頃になると、坪井、福住の2台がやや抜け出し、少し離れて、牧野、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、14番グリッドから大きく順位を上げた太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)らが続く。

 精彩を欠いたのが野尻。折り返しでは6位を走行していたが、ペースが上がらず28周目に7位、31周目に8位と、ずるずると順位を下げてしまった。

 三度目のSCランは、33周目に11位を争っていた阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)が1コーナーの立ち上がりで電気系トラブルにより失速。直後につけていた山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が乗り上げる形で接触し、両者はここでレースを終えた。

 最後は、SC解除後の残り3周レースとなったが、トップ坪井は巧みにスピードをコントロールしながらリスタート。福住、牧野らを振り切って、富士3連勝となるチェッカーを受けた。

 なお、4位フィニッシュの佐藤、終盤ハイペースで追い上げ、8位フィニッシュを果たしたニック・デ・フリース(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)には、ラフなドライビングがあったとして、それぞれ10秒、5秒のタイムペナルティが課され降格。

 さらに、佐藤は再車検で最低重量違反があったとして失格となってしまった。

 今大会の結果、ランキングは、1位坪井(86.5p)、2位牧野(72p)、3位野尻(70p)となり、坪井がかなり有利な状態で、最終大会を迎えることとなった。(ポイントは暫定集計です)

決勝レースがスタートした

デッドヒート

決勝2位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

決勝3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

表彰式

シャンパンファイト

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第7戦富士優勝監督会見 舘信秀「もう完璧、坪井くんありがとうです」

優勝チーム監督:舘信秀氏(VANTELIN TEAM TOM’S)

優勝チーム監督 舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「ポールポジションが久しぶりで、スタートも良くて、トップをキープしているっていうのは、長いです、レースが(笑) 今までは抜いてくシーンが多くて力が入ったんですけど、そういう意味で今日はレースを長く感じました。もう完璧ですね、坪井くんありがとうです」

 「もうなんか申し訳ないですけど、この強さは(鈴鹿でも)続くような気がするんですよ」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第7戦富士決勝結果

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
136坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:10'23.732--
28福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
411:10'25.104 1.372 1.372
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:10'26.589 2.857 1.485
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:10'28.752 5.020 2.163
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
411:10'29.418 5.686 0.666
615岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:10'30.310 6.578 0.892
716野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:10'32.208 8.476 1.898
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:10'32.606 8.874 0.398
9*50木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
411:10'34.34410.612 1.738
1039大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
411:10'35.07511.343 0.731
11*19ニック・デ・フリースITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
411:10'35.81512.083 0.740
124小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:10'35.88512.153 0.070
1355大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:10'36.42712.695 0.542
14*37笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:10'36.76713.035 0.340
15*20国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
411:10'39.29915.567 2.532
1653ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:10'40.36216.630 1.063
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-38阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3252'37.8629Laps9Laps
-64山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3252'38.1969Laps 0.334
-14大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1119'35.25830Laps21Laps
-12三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
11'32.26040Laps10Laps
-*65佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 36 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23) 1'24.126 (41/41) 195.264 km/h
  • CarNo. 50は、統一規則第15条1.1および2(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーとペナルティーポイント1点を科した。
  • CarNo. 19は、統一規則第15条1.1および2(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 37は、統一規則第21条13(ピットエリアでの服装)違反により、罰金5万円を科す。
  • CarNo. 20は、統一規則第15条1.1(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーおよびペナルティーポイント1点を科した。
  • CarNo. 20は、一般競技規則第8章第33条2.6(SC退去後のスタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 65は、統一規則第15条1.1および2(SC中の他車への衝突行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 65は、国内競技規則第11章第3条3.1(最低重量違反)違反により、失格とする。
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦富士レース14決勝上位3人のコメント 佐野雄城「来週のオートポリスも優勝できるよう準備していく」

レース13優勝 佐野雄城(TGR-DC RS FR)

優勝した佐野雄城(TGR-DC Racing School)

 「自分の中で色々考えながらレースすることができましたし、納得のいくレースだったかなと思います」

 「今日は昨日に比べて路面温度が高かったので、そこを意識しながらタイヤを使いすぎないようにレースしました。中盤に卜部くんがペースを上げたところで自分もペースを上げましたが、それ以外はペースを上げないように心がけました」

 「来週はオートポリスでFIA-F4があるので、そこでも優勝できるように準備していきます」

レース13決勝2位 卜部和久(TGR-DC RS FR)

決勝2位の卜部和久(TGR-DC Racing School)

 「今まで自分がしたことのない運転を序盤で試してみて、それがリージョナルに合っている運転だったので、途中でペースを上げることができましたが、段々タイヤがたれて来ちゃいました。それまでは終始安定していたので、収穫の多い週末になりました。今後のドライビングに活かせそうだと思いました」

 「来週のオートポリスでも今回のやり方を試してみたいと思います」

レース13決勝3位 ミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

決勝3位のミハエル・サウター(BIRTH RACING PROJECT【BRP】)

 「スタートがあまり良くなくて、ホイールスピンをしてしまい、4番手になってしまいました。すぐにオーバーテイクして3番手になりましたが、ペースが良くなくて3番手で終わってしまいました」

 「チームにはすごく感謝しています。シーズンを通じて僕を助けてくれました。チームとGフォースにはありがとうと言いたいです」

 「来年のことはまだ何も決まっていません。(スーパーフォーミュラに乗ってみたい?)もちろんです。オファーが来れば絶対ノーとは言いません。お待ちしています(笑)」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第12戦岡山決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 12 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1218'39.306--11.910
219ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1218'43.357 4.051 4.05111.867
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1218'47.908 8.602 4.55111.819
49G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1219'06.24226.93618.33411.630
576G2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1219'39.5761'00.27033.33411.301
633G3杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
1219'40.3241'01.018 0.74811.294
717G4田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1219'47.9551'08.649 7.63111.222
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'32.186 (7/12) 144.608 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦富士レース14決勝 佐野雄城が負けなしの4連勝を達成!!

優勝は佐野雄城(TGR-DC RS FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの2024シーズン最後のレース、第6戦レース14が10月13日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、佐野雄城(TGR-DC RS FR)がポール・トゥ・フィニッシュを決め、第5戦レース11から負けなしの4連勝を飾った。

 レース14は午後0時30分より15周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの佐野。予選2位の卜部和久(TGR-DC RS FR)が2番手、予選4位の中村賢明(TOM'S FORMULA F111)の順で1周目を戻ってくる。予選3位のミハエル・サウター(G FORCE F111/3)はスタートで出遅れて4番手に後退したが、すかさず2周目の1コーナーで中村を捉えて3番手に浮上した。さらに中村の背後には予選6位の岩澤優吾(DWFR01)が上がって来た。

 さらにその後方では猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)が1コーナーでスピンアウト。最後尾に後退してレースに復帰したが、そこから猛然と追い上げを開始する。

 岩澤は3周終わりのホームストレートで中村のインに並びかけ、1コーナーで4番手に浮上。この間に佐野は卜部に対して1秒601差をつけている。

 その後も佐野は4周目に1分39秒270のファステストラップを記録。5周目には1分39秒133とさらにペースを上げ、リードを2秒303とした。

 レースが後半に入ると卜部がペースを上げ、8周目に1分39秒226の自己ベストを記録するが、すかさず佐野もペースを上げ、10周目には1分39秒167を記録。その後も卜部を全く寄せ付けない走りでリードを広げ、最後は3秒694差をつけて15周を完了。初参戦のレース11から負けなしの4連勝を飾った。

 その後方ではサウターに岩澤が追いつき、ドッグファイトを展開。1コーナーや最終コーナーで何度も挑みかかる岩澤だったが、サウターは最後までこれを退け、卜部に次ぐ3位でチェッカーを受けた。

 これでFRJの2024シーズンは終了。シリーズチャンピオンは開幕戦から安定した速さでポイントを積み重ねたミハエル・サウターが獲得している。

決勝がスタートした

決勝2位は卜部和久(TGR-DC RS FR)

決勝3位はミハエル・サウター(G FORCE F111/3)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Forumula Beat

第12戦岡山決勝 酒井翔太がポールトゥウインで完勝

トップでゴールする酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 フォーミュラ・ビート第12戦は13日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした酒井翔太(ファーストガレージFG108)が、一度もトップを譲ることなくポールトゥウインを飾った。

 決勝は午前11時45分にフォーメーションラップが始まった。上空には雲が出てきており、太陽が隠れると過ごしやすい気候となった。

 スタートではポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージFG108)が蹴り出しよく1コーナーへ向かう一方、予選2位のハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)はスタートをミス、予選3位の宇高希(TAKE FIRST F108)にパスされ3位に落ちた。4位にはKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)が続き、5位には予選6位から松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が上がり、6位田中諭選手(#17 ミスト・制動屋)、予選5位の杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)は最後尾の7位に落ちた。

 トップ酒井が早くも後続を離す一方、2位の宇高と3位の伊澤は接近戦だ。2周目のヘアピンでは伊澤が宇高に仕掛けるもここは宇高が前。しかし3周目のバックストレートからヘアピンにかけて、伊澤が宇高にインからしかけ、2位に浮上。宇高は3位に落ちた。

 この間、3周目には酒井はここまでのファステストラップ1分32秒947をたたき出し、2位に上がった伊澤との差を2秒9まで広げる。

 伊澤は、5周目には1分32秒547とファステストラップを更新し、酒井から奪還。6周目にはさらに32秒372まで縮めその差を2秒2とした。この間、3位の宇高は上位2台について行くことができず、単独走行となった。

 酒井も負けていない。7周目には1分32秒186とこのレースのファステストラップをたたき出すと、再び伊澤との差を2秒3とした。

 その後、酒井は伊澤との差を徐々に広げ、12周を回ってポールトゥウインを飾った。2位には酒井が、3位には宇高が入った。

 4位にはジェントルマンクラス優勝のKAMIKAZEが入り、5位は松本、6位には8周目に田中をパスした杉山が、7位には田中が入った。

 第13戦決勝はこの後、午後3時15分より12周で行われる。

12周の決勝がスタートした

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

決勝3位は宇高希(TAKE FIRST F108)

ジェントルまくらす優勝は

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦富士レース14決勝結果

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137佐野 雄城TGR-DC RS FR
TGR-DC Racing School
1524'52.710--
238卜部 和久TGR-DC RS FR
TGR-DC Racing School
1524'56.404 3.694 3.694
35ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1525'04.43211.722 8.028
42岩澤 優吾DWFR01
DELiGTWROKS RACING
1525'04.79712.087 0.365
578藤原 優汰Rn-sports F111/3
Rn-sports
1525'08.55415.844 3.757
628中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1525'12.66619.956 4.112
753ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1525'12.70019.990 0.034
855セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1525'32.64039.93019.940
936ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1525'46.57253.86213.932
1062猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
1525'46.70453.994 0.132
1145M1辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
1525'47.59254.882 0.888
1211M2植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1525'48.13155.421 0.539
1318M3YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1526'06.7741'14.06418.643
1423M4YUGOS2R Racing
N-SPEED
1526'15.2361'22.526 8.462
---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ----
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Forumula Beat

第12戦、第13戦岡山公式予選ドライバーコメント 予選2位・ハンマー伊澤「16歳の酒井選手とのチャンピオン争いは疲れます」

第12戦ポールポジション、第13戦予選2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

第12戦ポールポジション、第13戦予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「新品タイヤを履いたらアンダーが強かったです。1、2セクターはよかったんですが、3セクターからはぜんぜんクルマが曲がられなくて、ポールもギリギリだったんで、運がよかったんだと思います。セカンドタイムも引っかかったりして更新できず、悔しいです。決勝は前に出ればペースも変らないので、セッティングも変えて、アンダーが直れば守れると思います。スタートは普通に決めたいです」

第12戦予選2位、第13戦ポールポジション ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

第12戦予選2位、第13戦ポールポジションのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 「気温が高めじゃなかったんですが、タイヤがあまりグリップしませんでした。パイパーコーナーでオイル旗が出ていてコンディションが悪かったので31秒台に入らなかったです。みんな悪かったですね。決勝は頑張るしかないです。16歳の酒井選手とチャンピオンシップを争っていますが、なかなか、疲れますね」

第12戦、第13戦予選3位 宇高希(TAKE FIRST F108)

第12戦、第13戦とも予選3位の宇高希(TAKE FIRST F108)

 「前回のオートポリスから期間が空いたので、前月1回練習してからここに臨みました。オートポリスから同じでコンマ4、5差なので、なかなか近づけてないです。決勝はスタートで前に出るしかないです。オートポリスでミスしているので2回しっかり決めたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第12戦、第13戦岡山公式予選 酒井翔太とハンマー伊澤がポールポジションを分け合う

第12戦ポールポジション、第13戦予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

第12戦予選2位、第13戦ポールポジションのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)

 フォーミュラ・ビート第12戦、第13戦は13日、岡山国際サーキットで公式予選を行い第12戦は酒井翔太(ファーストガレージFG108)が、第13戦はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前9時30分から15分間で行われた。「晴れの国岡山」は早朝から雲一つない秋晴れに恵まれ、絶好のレース日和となった。出走は7台で、うち4台がジェントルマンクラスだ。ベストタイムで第12戦の、セカンドベストタイムで第13戦のグリッドが決定する。

 予選はランキングトップ酒井翔太(ファーストガレージFG108)と同2位ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーRハヤテ)との争いとなった。まず、2周目に伊澤が1分35秒521でトップに立つ。伊澤はこの後もタイムを徐々に更新、3周目に33秒069、4周目に32秒134まで縮めトップを譲らない。

 一方、2位につけていた酒井は、4周目に出した1分32秒558をなかなか更新することができない。しかし、8周目には1分32秒128をたたき出し、4周目からタイムを更新できなかった伊澤を僅差で上回りトップに立った。

 宇高希(TAKE FIRST F108)は、3位につけ、上位2人に0秒8ほど遅れていたが、9周目に1分32秒619をだすと、少し差を縮め、予選を終えた。

 4位にはジェントルマンクラスのトップのKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)が入った。

 セカンドベストタイムで決まる第13戦は、速いタイムをそろえた伊澤がポールポジション。2位には伊澤が、3位には宇高が続き、4位のKAMIKAZEがジェントルマンクラスのポールポジションとなった。

決勝は午前11時45分より12周で行われる。

第12戦、第13戦とも予選3位の宇高希(TAKE FIRST F108)

第12戦、第13戦とも予選4位のKAMIKAZE(FIRST GARAGE & 04W)

第12戦予選5位、第13戦予選6位の杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)

第12戦予選6位、第13戦予選5位の松本隆行(SHOUEI☆ミスト)

第12戦、第13戦とも予選7位の田中諭(ミスト・制動屋)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第7戦富士予選会見 坪井翔「取れる時に沢山ポイントを取っておく」

第7戦ポールポジション 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「ポールを取れたのは非常によかったと思います。昨日の予選は7番手で、展開とかがうまくいって優勝できましたが、4列目から勝つのはなかなか難しいので、今日も同じような順位だと優勝は難しいと思っていました。最低でも2列目までにはいないと勝負できないかなと。決勝に自信を持っているとはいえ、予選順位も予選ポイントも大事ですから。昨日からステップを踏めてポールを取れたのはよかったですし、アドバンテージがすごくあるかなと思います」

 「気温とか路温、風向きは昨日に似ていたので安定していたのかなと思います。Q1行ってみてトップを取れたので、バランス的に悪くないなと感じました。昨日は色々追い求めすぎていたり、運転手がしょぼかったりしたので、どっちもちょっとずつレベルを上げることができたのが要因かなと思います」

 「あんまり1点2点のことは意識していません。目先のレースで勝つことが大事だし、残り2戦は鈴鹿ですし、開幕戦ではノーポイントでしたから、取れる時に沢山ポイントを取っておこうと。昨日のような決勝レースをできるよう、決勝は頑張りたいなと思います」

第7戦予選2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「勿論のことながらポールを狙っていて、自分達の持っているクルマのセッティングも三角の頂点を狙うような繊細なところを狙っていたので、走りにくさはあったんですが、自分でもうまく走れたと思ったんですが、結果的に坪井選手に届かなかったということで悔しさは覚えています」

 「ただ自分達の中で進歩は実感できているので、決勝ではいかに坪井選手を苦しめられるか。つまり勝ちを狙って戦いますということです」

第7戦予選3位 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)

 「昨日も今日もですが、自分のドライビング技術が足りていないのか、Q1では厳しい結果になりましたが、そこからクルマをアジャストして来ました。それから今日は久々のA組だったので、待ち時間が長くてドキドキしました。その中でもQ1よりタイムを上げることができ、コンディションの影響か3番手ということで、悪くない位置からスタートできてよかったと思います」

 「昨日は可夢偉さんが3番手表彰台と強いレースができたことでチームとしてもモチベーションが上がってますし、スーパーフォーミュラは走る時間がなくてレースがテストみたいなところがあるので、しっかり貴重なデータを蓄積できたことで今日も非常に良いレースができるんじゃないかという期待があります」

 「昨日のウィングに関してはめちゃくちゃダサいなと思いますし、落ち込む部分もありました。僕はもうほぼチャンピオン争いに絡んでいないんですけど、スーパーフォーミュラに迷惑がかからないように。最終的には優勝できるように頑張ります」

Photo&Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER FORMULA

第7戦富士公式予選 坪井翔がランキングトップに立つポールポジション奪取

ポールポジションは坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、10月13日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、昨日第6戦の勝者、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がポールポジションを獲得。3ポイントを加え、ランキングで野尻を逆転してトップに立った。

 2レース制となる今大会の二日目。今日も富士スピードウェイは絶好のレース日和となり、昨日と同じく、午前9時から予選が行われた。

■Q1 Aグループ

 全車ゆっくりとウォームアップした後にアタックに入り、まずは昨日の第6戦2位の岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分22秒528で口火を切り、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が1分22秒491とトップタイムを塗り替える。

 これを上回ったのが第6戦の勝者、坪井。終了間際に1分22秒386でトップに躍り出た。

 噛み合わなかったのは、昨日予選フロントローだった太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)。最後までアタックを続けるも1分22秒940と、Q2進出ラインに届かなかった。

 順位:坪井-佐藤-岩佐-阪口-福住-山下/太田-三宅-大嶋-国本-Juju

■Q1 Bグループ

 Aグループで坪井がトップタイムとなると、タイトルを争う野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も負けてはいられない。

 全車がアタックに入ると、野尻は最初に1分22秒355をマーク。A組の坪井と同等のタイムでトップに立つ。しかし、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が、これをわずかに上回る1分22秒353を叩き出して逆転。

 最後にタイムを出してきたのは、大津弘樹(TGM Grand Prix SF23)。4位となる1分22秒637をマークして、ここまで6位に留まっていた木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)を押し出してQ2進出を決めた。

 順位:牧野-野尻-山本-大津-小林-大湯/木村-笹原-デ・フリース-小高

■Q2

 昨日のポールシッター、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が1分22秒218でトップに立つが、野尻が1分22秒152でトップタイムを更新。

 この後、佐藤が1分22秒319、牧野が1分22秒272をマークするも野尻には届かず。これで決まりかと思われた最後の最後に、坪井が渾身のアタックで1分21秒880と一人抜き出たタイムでポールポジションを獲得。

 この結果、坪井は3ポイントを加えて66.5p、野尻は2ポイントを加えて66pと、僅か0.5ポイント差ながらランキングトップが入れ替わる結果となった。

 なお、4番手タイムをマークした岩佐は、トラックリミット違反があったとしてベストタイムが採用されず、12位と厳しい位置からのスタートとなった。

 順位:坪井-野尻-福住-牧野-佐藤-山下-山本-大湯-小林-大津-阪口-岩佐

 決勝は、午後2時40分から41周で争われる。

予選2位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第7戦富士公式予選結果

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/15) Weather: Fine Course: Dry
2024 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
136A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.3861'21.880
216B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.3551'22.152
38A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.6291'22.218
45B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.3531'22.272
565A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.4911'22.319
63A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.6901'22.340
764B山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.6121'22.457
839B大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.8381'22.633
97B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.7981'22.789
1055B大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'22.6371'22.849
1138A阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.6141'23.374
1215A岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.5281'29.497
---- 以上Q2で決定 ----
1350B木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'22.890
146A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.940
1537B笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.017
1612A三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.066
1719Bニック・デ・フリースITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.161
1814A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.145
194B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.408
2020A国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'23.188
2153AジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.078
---- 以上基準タイム予選通過 ----
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SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ2結果

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/13) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
136A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'21.880--200.620
216B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.152 0.272 0.272199.956
38A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.218 0.338 0.066199.796
45B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.272 0.392 0.054199.665
565A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.319 0.439 0.047199.551
63A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.340 0.460 0.021199.500
764B山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.457 0.577 0.117199.217
839B大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.633 0.753 0.176198.792
97B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.789 0.909 0.156198.418
1055B大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'22.849 0.969 0.060198.274
1138A阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.374 1.494 0.525197.025
1215A岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'29.497 7.617 6.123183.546
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Forumula Beat

第13戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 13 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
119ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'32.211--144.568
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'32.340 0.129 0.129144.366
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1'32.756 0.545 0.416143.719
49G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'33.327 1.116 0.571142.840
576G2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'37.076 4.865 3.749137.323
633D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
1'37.162 4.951 0.086137.202
717G3田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1'37.609 5.398 0.447136.573
---- 以上基準タイム予選通過 ----
Tags:

Forumula Beat

第12戦岡山公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第6戦 -RIJ- (2024/10/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 12 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1'32.128--144.699
219ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーRハヤテ
疾風
1'32.134 0.006 0.006144.689
340宇高 希TAKE FIRST F108
ZAP F108
1'32.619 0.491 0.485143.932
49G1KAMIKAZEFIRST GARAGE & 04W
TOKYO R&D SYNERGY RD04W
1'33.244 1.116 0.625142.967
533D1杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
1'36.512 4.384 3.268138.126
676G2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'36.818 4.690 0.306137.689
717G3田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
1'37.518 5.390 0.700136.701
---- 以上基準タイム予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ1結果

■Aグループ

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/13) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
136坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'22.386--199.388
265佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.491 0.105 0.105199.134
315岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'22.528 0.142 0.037199.045
438阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'22.614 0.228 0.086198.838
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'22.629 0.243 0.015198.802
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'22.690 0.304 0.061198.655
---- 以上Q2進出 ----
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.940 0.554 0.250198.056
812三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'23.066 0.680 0.126197.756
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'23.145 0.759 0.079197.568
1020国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'23.188 0.802 0.043197.466
1153ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'24.078 1.692 0.890195.376
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.153)予選通過 ----

■Bグループ

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/13) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.353--199.468
216野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'22.355 0.002 0.002199.463
364山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.612 0.259 0.257198.843
455大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'22.637 0.284 0.025198.783
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'22.798 0.445 0.161198.396
639大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'22.838 0.485 0.040198.300
---- 以上Q2進出 ----
750木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'22.890 0.537 0.052198.176
837笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'23.017 0.664 0.127197.873
919ニック・デ・フリースITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'23.161 0.808 0.144197.530
104小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'23.408 1.055 0.247196.945
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.117)予選通過 ----

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SUPER FORMULA

第6戦富士 「あの」少年を太田格之進が富士スピードウェイへ招待 予選を前に感動のご対面

太田格之進と招待された子ども

 前回の第5戦もてぎ大会で終盤まで優勝を争いながら、スロットルのトラブルで惜しくも敗れた太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)。テレビ中継ではその姿を見て少年が泣きじゃくる姿が放映され、SNSなどで大きな話題になっていた。

 これを知った太田本人から、この少年たちを第6戦富士大会に招待しよう、という申し出があり、9月12日、第6戦の公式予選を前にパドックで対面する機会が設けられた。

 自分達で描いたダンデライアンの5号車と6号車の絵を手に待っていた二人を前に、太田はガレージに招き入れて自分のドライブする6号車の説明などをして幼いファンを暖かく迎えていた。

 だいきくん(8)のコメント「ちょっと緊張したけど楽しかった。」

 よしきくん(6)のコメント「(太田選手は)カッコよかったから大好き。(去年)鈴鹿で優勝したし、この前のもてぎはスピンしちゃったけど、それまでずっと牧野くんを押さえてたから」

 二人のお父様のコメント「最初は『国際映像に映っちゃった!イエイ!』くらいの気持ちでしたが、家に帰ってSNSを追っかけてみると、こりゃ大変なことになってるな、と。そのうちJRPさんからDMが来ていて『うわあ!』ってなっちゃいました。実は周りにもファンの方が沢山いらっしゃったんですけど、僕らだけ抜かれちゃって、良いのか? って思ったんですけど、ご招待を親の一存で断っちゃいけないなと、これがPRの一助になればと思って、お受けしました。ファンの方々やチームの皆さんには感謝しかありません。(太田選手から招待を受けて)二人も驚いてました。何かの冗談だと思ったようで。断らなくてよかったです」

 「もともとダンデライアンのファンなんです。中でも太田選手はかっこいいから、と。普段は朝なかなか起きないんですけど、今朝はピッタリに起きて来ました(笑)」

 「地元が栃木なので、もてぎで開催されるレースには極力行こうと思ってました。このおかげで僕も太田選手のファンになっちゃいました」

 その声援の甲斐もあって太田格之進は公式予選で2位の好位置を獲得。決勝では惜しくも表彰台はならなかったものの、9位で2ポイントを獲得している。

太田格之進と招待された子ども

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第6戦富士決勝会見 坪井翔「予選が7番手だったので、いけても3位かなあと思っていた」

第6戦優勝 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

決勝記者会見:優勝した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「前回の富士は予選4番手から勝っているので、2列目までにいればチャンスはあると思っていましたが、今回は予選が7番手だったので。もちろん優勝は目指していますけど、頑張っても表彰台、いけても3位かなあと思っていました。ただ決勝ペースには自信があったので、今回のレースフォーマットだと、みんなロングランがあまりできない中でスタートしなきゃいけなかったので、アドバンテージがあるかなと思っていました」

 「いつもはスタートに課題が残るんですが、今回はうまくいって、あそこが今日のレースの全てでした。あそこで3位まで上がれたんで、レースペースの良さを活かしつつ、無限の2台に作戦を分ける形でサンドイッチされる難しい状況でしたが、チームも適切な判断をしてくれて、全てがうまくいって勝ちを取れた。すごく良いレースでした」

 「気温が変わったことが不安要素でしたが、8分間のウォームアップで手応えを感じました。レースが始まってみればペースが良さそうなのはすぐ感じました。コース上で抜くのは難しそうだし、ピットタイミングにも頭を悩ませましたが、第4戦のような良いバランスの中でレースができたので、明日のレースにも生きてくると思います」

 「岩佐選手が先にピットに入って、無限にサンドイッチされる格好になったので、なんとか野尻選手をコース上で抜きたかったんですが、先に野尻選手が入っちゃって、あそこで終わったなと思いました。まさかああいう形でオーバーテイクできるとは思わなかったし、あそこで可夢偉さんがめちゃくちゃ良い仕事をしてくれたので、本当に可夢偉さんに感謝です。可夢偉さんが野尻選手とバトルしてる間にタイヤをあっためることができました。あそこがターニングポイントでした」

 「今回のレースで勝たないとチャンピオン争いから脱落すると思っていたので、予選7位の時点でちょっと難しいなあという感じでした。でもしっかり勝てたので、充分に射程圏内に戻ってこれました。明日も気を引き締めて頑張りたいと思います」

第6戦決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

決勝記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「全体を通してみると、ペースがなくて厳しいレースでした。それをスタートとストラテジーでカバーできた結果かなと思います。現状の僕らが持ってるポテンシャルを考えると、今回の結果は良かったと思いますが、明日狙いに行くのであれば、今のままでは全く通用しないと考えています。このあと明日に向けてもうワンステップ、ツーステップ踏んでいかないとと思っています。タイヤマネジメントがどうとかでなく、マシン全体でポテンシャルを底上げしていかないといけない状況と感じています」

 「ピットタイミングに関しては、エンジニアの方が状況を把握できていると思ったので、選択はとりあえずチーム側に任せている状況でした。周りの状況に対して3番手という状況で、前2台とは違う選択をしたのが結果的に良い結果に結びつきました」

 「常にポールポジション、勝ちを狙っていますが、その時その時でポテンシャルや立ち位置を考えて、それを最大限引き出すことが重要だと思っています。チャンピオンを取る上では優勝を狙っていかないといけませんが、第2戦以降は自分達のポテンシャルを出せなかった状況が続いていました。今日のようにパフォーマンスをしっかり引き出していければ、優勝もあるかなと思います」

第6戦決勝3位 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)

決勝記者会見:3位の小林可夢偉(Kids com Team KCMG)

 「5年ぶりの表彰台と言われると心に刺さるんですが、それが現実やし。ファンの人にずっと応援していただいて、チームの人にも頑張っていただいていたんですけど、それが結果に繋がらない、長い期間がありました。今日も予選がダメだったんですが、その中でタイミング良く表彰台に乗れただけです。本来もっと上を目指したいというのがあるし、早く勝ちたいというのがありますが、まずは表彰台で終えれたということに対して、スポンサー及びファンの皆さんに感謝したいなと思います」

 「ペースが良かったというのが今日のレースの一番の好材料かなと思います。11周目に入ったと思うんですが、そこでクリーンエアで、良いペースで走れた。それが一気にジャンプアップできる理由になったと思います。その戦略含めて、本当にレースに強いクルマだったなと。それが今日の結果だったと思います」

 「ラッキーなことに明日もレースがあるんで、そこでやりきったなと思えるレースをしたいです。いつも期待していただいてるのに結果が出ないんで、明日こそ結果が出るように全力でレースしたいなと思っているし、スーパーフォーミュラ自体で迫力のあるレースをみんなでしたいなと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第6戦富士優勝監督会見 舘信秀「作戦以上に坪井くんがとにかく速い、強い」

優勝チーム監督記者会見:舘信秀監督(VANTELIN TEAM TOM’S)

優勝チーム監督 舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「予選がうまくいかなくて、正直優勝は厳しいかなというのが今朝の印象でした。少し引っ張って、という作戦が良かったかなと思いますが、それよりも坪井くんがとにかく速い、強いという印象でしたね。なんかもう本当にベテランの域に達しちゃったという印象ですね」

 「今日はある意味ターニングポイントで、今日明日でたくさんポイントを取らないとチャンピオンは厳しいかなと思っていたんですが、今日優勝してくれたことで可能性が出て来たなと思います。次も勝って連覇したいですね」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦富士レース13上位3人のコメント 佐野雄城「このまま次も来週のオートポリスも勝ちたい」

レース13優勝 佐野雄城(TGR-DC RS FR)

 「前回のレースではスタートがうまくいかなくてポジションを下げちゃったんですが、今回はスタート練習からうまくいってて、そのイメージ通りに行けました。後半たれないようにドライビングを意識しつつ、追いつかれないように攻めつつ、という割合がいいところに行っていたと思います」

 「前回もレースペースは良かったんですが、スタートが心配でした。今回はそこがうまくいったのが勝因でした」

 「前回の富士、FIA-F4のSUGO、今週といい流れできているので、このまま明日と来週のオートポリスも勝ちたいと思います」

レース13決勝2位 卜部和久(TGR-DC RS FR)

 「スタートはホイールスピンも少なく、自分的にはまずまずの出来でしたが、佐野くんの蹴り出しが良くて。そこはデータを見直す必要がありますね。レースペース自体も良くなくて、フィーリングも今ひとつなので、エンジニアさんと話し合って勝てるクルマ作りをしたいです」

 「FIA-F4に比べてタイヤの落ちも大きいんで、もうちょっと決勝に合わせ込む必要があったのかなと思います。気温などの影響もあったと思います」

 「改善すべき点が多い点をポジティブに捉えて、次は勝てるよう頑張ります」

レース13決勝3位 岩澤優吾(DELiGTWROKS RACING)

 「予選ではそんなに差がなかったんで、レースできるかなと思ったんですが、レースラップになるとまだ見つけられてない部分がありました。トップの2台は速いペースでラップしていましたが、僕は追いつけなかったので、そこは課題かなという感じです。乗っていて懸念点は見つけられていますが、それだけでは足りないので、明日までに見直して、って感じです」

 「去年ライツのテストなどもしているので、そんなに速さは感じていませんが、セットアップの面でまだまだ足りない部分があるので、そこをこれから見つけないとと思っています」

 「レース14は6番手くらいからのスタートですが、ちゃんとスタートを決めて、最低でも表彰台には乗りたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER FORMULA

第6戦富士決勝 坪井翔が終盤に逆転し今季2勝目を飾る

優勝は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の決勝が、10月12日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、7番グリッドスタートの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、終盤に逆転し、7月に続いて富士戦2連勝、今季2勝目を飾った。

 2レース制の今大会。1レース目が開催された土曜日は、天候に恵まれ絶好のレース日和となった。朝からの日差しで気温23度以上の暖かさを感じる天候のなか、スタートを迎えた。

 スタート直後の1コーナーを制したのは、4番手スタートの岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)。野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も2位につけ、チーム無限がワンツー態勢を築く。

 5番手スタートの阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)はエンジンストールで大きく後れ、11番手スタートの大津弘樹(TGM Grand Prix SF23)はトラブルでスタート前にピットイン してしまった。

 2周目には岩佐がコカコーラコーナーでオーバーランをし、野尻、岩佐の順に。さらに坪井が両者の間に割って入り、早くもワンツー態勢は崩れ、以下、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が続く。

 見応えある攻防が落ち着き10周を終えると、3位岩佐、6位太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)らがタイヤ交換のため、ピットに滑り込む。

 ここからは、逃げる野尻と追う坪井が、3位以下を引き離す展開が続き、野尻が先に21周目にピットイン。坪井はその2周後にピットに入り、素早い作業で野尻の前に出ることに成功した。

 この時点でトップは岩佐。全車両がタイヤ交換をした28周目には、トップ岩佐を2.5秒差で坪井が追い、さらに3秒差で太田、2秒後れて小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、野尻、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が続くという展開となった。

 フレッシュなタイヤを履く坪井のペースは、岩佐のそれを1秒上回り、みるみるうちに岩佐を追い詰めていく。

 両者は、32周目に入るストレートで並走。初優勝のかかった岩佐は1コーナで必死に踏ん張るも、坪井が100Rで前に出て勝負あり。

 坪井は残り周回で、岩佐との差を広げ4秒のマージンを築いて、今季2勝目のチェッカーを受けた。

 終盤、岩佐、小林、そして急激に追い上げてきた牧野の三者による熾烈な2位争いは、岩佐が制した。岩佐は今季3度目の2位。小林は2019年以来の表彰台に上がった。

 この結果、シリーズランキングは、野尻がかろうじてポイントリーダーを守り(64p)、優勝した坪井(63.5p)、牧野(61p)と三者が僅差で並び、岩佐(50.5p)が続く形となった。(ポイントは暫定集計です)

 明日の第7戦は、午前9時から予選、午後2時40分から決勝(41周)が行われる。

決勝2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

決勝3位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第6戦富士決勝結果

SUPER FORMULA AUTUMN FESTA -RIJ- (2024/10/12) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
136坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
4159'05.287--
215岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
4159'09.727 4.440 4.440
37小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4159'10.140 4.853 0.413
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'10.991 5.704 0.851
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4159'15.98210.695 4.991
616野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
4159'16.65011.363 0.668
765佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'17.18511.898 0.535
864山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'18.08612.799 0.901
96太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'24.19118.904 6.105
103山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
4159'27.35722.070 3.166
1119ニック・デ・フリースITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
4159'27.56722.280 0.210
1237笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
4159'39.26633.97911.699
1320国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
4159'42.20736.920 2.941
1412三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
4159'42.36137.074 0.154
1514大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
4159'43.90138.614 1.540
164小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
4159'53.56748.280 9.666
1753ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:00'30.3391'25.05236.772
1838阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
4059'24.5661Lap 1Lap
1955大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
4059'46.9411Lap 22.375
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-39大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3159'01.46310Laps9Laps
-50木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
2435'17.17017Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 36 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23) 1'24.241 '(27/41) 194.998 km/h
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第6戦富士レース13決勝 佐野雄城が盤石の走りで3連勝を達成

第6戦レース13優勝は佐野雄城(TGR-DC RS FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第6戦レース13の決勝が10月12日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2位からスタートした佐野雄城(TGR-DC RS FR)が後続を寄せ付けない走りで逃げ切って今季3勝目を挙げた。

 レース13決勝は午後0時50分にフォーメーション開始。周回数は15だ。

 予選2位の佐野は見事な動き出してポールシッターの卜部和久(TGR-DC RS FR)に並びかけ、1コーナーでトップに浮上する。卜部もスタートの出来は悪くなかったとのことだが、それでも佐野の蹴り出しの速さには全く太刀打ちができなかったようだ。

 2番手の卜部の後方では予選3位の岩澤優吾(DWFR01)が3番手。予選6位のミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が見事なスタートで4番手にジャンプアップしてきた。

 佐野は1周目で0秒981のリード。2周目には1秒362、3周目は1秒453まで広げると、その後も5周目に2秒112、10周目には3秒309秒、12周目には4秒062と着実にリードを広げ、全く隙のない走りで15周を走り切り、第4戦のレース11から負けなしの3連勝を達成した。

 2位の卜部に続いて、3位には岩澤が入った。久々のフォーミュラだと本人は語っていたものの、予選ではトップからコンマ1秒差につけており、手応えを感じていた様子。それでもフルタンクでの仕上がりにはまだまだ改良の余地があったようだ。

 ポイントリーダーのサウターは4位でフィニッシュ。終盤まで中村賢明(TOM'S FORMULA F111)の猛アタックに晒され、何度か1コーナーで並びかけられる場面もあったが、最後までポジションを守り切り、12ポイントを獲得した。ランキング2位のセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)がこのレースを8位で終えたため、サウターはそのリードを70ポイントに広げている。

 第6戦レース14決勝は明日の午後0時30分より15周で行われる。

決勝がスタートした

第6戦レース13決勝2位は卜部和久(TGR-DC RS FR)

第6戦レース13決勝3位は岩澤優吾(DWFR01)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Tags:
ogtzuq

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