
(C)Honda
2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ第5戦 "JAPAN SPECIAL GT CUP"
<決勝>
TAKATA童夢NSX(S.フィリップ/R.ライアン 組)着実に6位入賞
無限NSXの道上 龍選手が復帰し11位完走
■開催日 :2002年7月27日(土)~28日(日)
■開催地 :富士スピードウェイ(静岡県)<全長4,400m>
■決勝レース :57周(約250.8km)
■天 候 :晴れ
■気 温/湿 度 :27.2℃/68%(15:00現在)
■コースコンディション :ドライ
■観客数 :51,000人(主催者発表)
7月28日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2002年全日本GT選
手権シリーズ(JGTC)第5戦「JAPAN SPECIAL GT CUP」の決勝レースが行われた。
決勝はセーフティーカーが3回も入る波乱のレース展開となり、セバスチャン・フィ
リップ/リチャード・ライアン 組(TAKATA 童夢 NSX)が予選7番手からスタートし
6位入賞。加藤寛規/光貞秀俊 組(RAYBRIG NSX)は予選10番手からスタートし、
他車との接触があったものの8位、土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)は予選12
番手からスタートし9位となった。
開幕前の負傷により長期休養を余儀なくされていた道上 龍選手が復帰した道上龍
/伊藤大輔 組(無限 NSX)は予選14番手からスタートし11位完走。今シーズン
2勝を飾っている松田次生/ラルフ・ファーマン 組(Mobil 1 NSX)は、110Kgも
のハンディウェイトを抱えながらも12位完走を果たした。
●Honda NSX出場チームと戦績
No.--マシン名--エントラント名---------監 督\ドライバー-H・W--予選--決勝
16-無限 NSX--無限×童夢プロジェクト---熊倉 淳一
道上龍/伊藤大輔---------40-14位-11位
18-TAKATA 童夢 NSX--------------------S.フィリップ/R.ライアン-30- 7位--6位
8-ARTA NSX-AUTOBACS RACINGTEAM AGURI-鈴木亜久里
土屋圭市/金石勝智-------30-12位- 9位
64-Mobil1NSX-Mobil1 Nakajima Racing--中嶋悟
松田次生/R.ファーマン--110-16位-12位
100-RAYBRIG NSX-チーム国光with MOONCRAFT-高橋 国光
加藤寛規/光貞秀俊-------20-10位--8位
※タイヤ=全車ブリヂストン H・W=ハンディウェイト(kg)
○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
大変厳しいレースでした。タイヤに優しいHonda NSXの特性を活かし、後半の追い
上げを期待したのですが、セーフティーカーが何度も出るような荒れた展開となり
思うような結果を出せませんでした。選手権も残るところ、もてぎ、MINE、鈴鹿の
3戦となりますが、Honda NSXのポテンシャルを活かし、シリーズタイトルを目指し
ていきたいと思いますので、一層のご声援をよろしくお願い致します。
6位 #18 TAKATA童夢NSX
○セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
今回は他のレースと比べて距離が短いにもかかわらず、3回ものセーフティーカ
ー導入があり、結果的にスプリント戦のようなレースになってしまった。Honda NSX
にとって不利となる高地のサーキットで6位入賞という結果には満足している。
ただ、クルマは高い次元でスピードを保っており、次のもてぎ戦では勝てるチャン
スは大きいと思います。
○リチャード・ライアン(Richard Lyons)選手
Honda NSX勢トップの6位でフィニッシュできたことに満足しています。また、ク
ルマの調子がとてもよく、ドライバーチェンジのタイミングも非常にうまくいきま
した。レース終盤での6号車(スープラ)とのバトルは激しいものでしたが、Honda
NSXの特徴であるコーナリングスピードの良さを生かして抜くことができました。ま
たその直後にセーフティーカーが導入され、レースが再開されたのは残り3周にな
ってからだったので、あのタイミングで抜いたのは正解でした。残りのレースは全
力を尽くして優勝をねらいます。
怪我からの復帰戦を11位で完走した
○無限NSX 道上 龍(Ryo Michigami)選手
先週のフォーミュラニッポンの決勝レースを4位で走れたように、体力的には問題あ
りませんでした。入院中もトレーニングをしてきましたから。でも、予選・決勝と自
分自身の速さを出し切れていない部分もあり、少し不満が残りました。この次のもて
ぎでは、ウェイトハンディも軽くなるし、予選で100%の走りをしたいですね。そして、
無限×童夢プロジェクトとチームメイトの伊藤大輔選手のシリーズタイトル獲得に貢
献するように頑張ります。
(決勝結果は省略させていただきました)
■GT500クラス・ドライバーズランキング
順位 No. ドライバー ポイント
1 1 竹内浩典/立川祐路 56
2 64 松田次生/R・ファーマン 45
3 6 脇阪寿一/飯田 章 41
4 100 光貞秀俊 37
5 16 伊藤大輔/D・シュワガー 35
6 37 黒澤琢弥/P・モンティン 34
6 22 本山 哲/M・クルム 34
8 36 土屋武士/W・ガードナー 30
9 100 加藤寛規 29
10 8 土屋圭市/金石勝智 25
11 18 S・フィリップ/R・ライアン 24
12 25 山路慎一 18
12 25 荒 聖路 18
14 23 影山正美/E・コマス 16
15 76 服部尚貴/田嶋栄一 14
16 39 J・デュフォア/織戸 学 13
17 100 金石年弘 8
以下略(Honda調べ)
■GT500クラス チームランキング
順位 No. チーム ポイント
1 1,33 TOYOTA TEAM CERUMO 60
2 16,18 無限×童夢プロジェクト 50
3 64 Mobil 1 NAKAJIMA RACING 45
4 36,37 TOYOTA TEAM TOM'S 43
5 22,23 NISMO 42
6 6 ESSO TOYOTA Team Le Mans 41
7 100 チーム国光 with MOON CRAFT 37
8 8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 25
9 25 土屋エンジニアリング 18
10 76 HITOTSUYAMA RACING 14
以下略(Honda調べ)
