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全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第4戦 TMTOUCH JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2002年6月22日 ■開催場所:セパン・サーキット ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#23カストロール ピットワークGT-R予選8位 #22ザナヴィ ニスモGT-R予選11位 <公式予選1回目 11:20~12:20 Fine / Dry> 本年よりJGTCシリーズの公式ラウンドとなった第4戦マレーシア戦が始まった。 首都クアラルンプール郊外のF1グランプリサーキット「セパンサーキット」には、 39台のJGTCマシンが姿を現した。次の第5戦から新型VQエンジンによる本格参戦が 始まるため、直列6気筒RB26DETTエンジンのJGTCレース参戦は、今回が最後となる。 公式予選1回目、#23カストロール ピットワークGT-Rはエリック・コマスがアタッ カーとしてコースイン。アタック1周目に2’00”889のベストタイムを出した。4周 目にピットインし、ニュータイヤに換装して再度アタックに向かった。この時のベ ストは2’00”254で、1回目予選7番手のタイムとなった。今回、#23はφ30.6リス トリクターを装着。ハンディウェイトもないため、良い条件でレースに臨むことが できる。#22ザナヴィ ニスモGT-Rのタイムアタック担当は、ミハエル・クルム。 タイムは、2’00”596で10番手タイム。GT300との混走時間枠にはまず本山がクォ リファイを受けた。その後再びクルムがステアリングを握り、午後のセッションで の再アタックのためのセッティングを進めた。 <公式予選2回目 15:30~16:30 Fine / Dry> サーキット上空の青空は雲ひとつなく、炎天下は38℃にもなり、路面温度は最高 63℃まで上昇した。GT300との混走から始まった午後のセッションでは、まず#22は 本山がスタート。3周した時点でスピン車両の排除のため赤旗中断となりピットイ ン。クルムに交代した。クルムもわずか数周のチェックで走行を終了。#23は、コ マスがバランスチェックしたのち、赤旗解除とともに影山がコースイン。午前の セッションに引き続き、ロングラン走行を行った。 GT300占有走行時間帯を経て、いよいよGT500最後の占有時間を迎えた。#22はクル ムが再タイムアタックのためのウォームアップで2周したあとピットインし、残す ニュータイヤに換装して時間の経過を待った。予選終了5分前、ニスモの2台はタイ ムアタックのために相次いでコースイン。しかし、タイミングをうまく捉えること ができず、#22が2’00”648、#23が2’01”284のベストタイムにとどまり、タイム アップを果たすことはできなかった。決勝レースのグリッドは、#23が4列目の8番 目、#22は6列目の11番目となった。 ■ニスモチーム小河原監督 「予測以上に気温が上昇してしまい、タイムアップ、ポジションアップは叶いませ んでした。#23は午前中にニュータイヤを2セット使ってしまったので、タイヤのお いしいところが既になくなっていました。しかし、2台とも混走時間帯に決勝レー スのセッティングを確認できており、シャシーバランスは良いところが見つけられ ました。レースでの心配はあまりありません。明日はRB26最後のレースなので、引 退試合にふさわしいファイトあふれるレースをお見せします。ドライバー達も張り 切っています」 予選終了後、サーキットのホスピタリティスイートにおいて、RB26DETTエンジンの 最終レースを記念したフェアウェルイベントが開催された。日産自動車の日置グロ ーバルモータースポーツプログラムダイレクターの挨拶で始まったイベントには、 当地に集まった日産系ドライバー全員が集まり、思い出話などを披露した。 この席で、6月3日に双子の女の子が生まれた影山正美と、翌6月4日に長男が誕生し た本山哲が出産報告を行い、今月末で定年となる安達二郎社長が退任の挨拶を行っ た。 (公式予選結果は省略させていただきました) 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。