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2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ開幕戦 "GT CHAMPIONSHIP in TI" <決勝> Honda NSX、1-2フィニッシュで開幕戦を制す! Mobil 1 NSX(松田/ファーマン組)がポール・トゥ・フィニッシュ ■開催日 :2002年4月13日(土)~14日(日) ■開催地 :TIサーキット英田(岡山県)<全長3,703m> ■決勝レース :82周(約303.646km) ■天 候 :晴れ ■気 温 :22.0℃(14:00現在) ■コースコンディション :ドライ ■観客数 :51,000人(主催者発表) 4月14日(日)、岡山県・TIサーキット英田において2002年全日本GT選手権 シリーズ(JGTC)開幕戦「GT CHAMPIONSHIP in TI」の決勝レースが行われ、今シー ズンから新型となったHonda NSXがGT500クラスにおいて1-2フィニッシュを 果たした。 優勝はポールポジションからスタートした松田次生/ラルフ・ファーマン 組(Mobil 1 NSX)。スタートから最後までトップの座を明け渡さず、2位に28秒もの大差を つけチェッカーを受けた。これによりHonda NSXは昨年に続き、2年連続開幕戦を制 覇した。 また、予選2番手からスタートしたセバスチャン・フィリップ/リチャード・ライア ン 組(TAKATA 童夢 NSX)は、ピットインのタイミングで一時は3番手へ後退するも のの、67周目に2番手の座を取り返し、2位表彰台を獲得した。 先日のフォーミュラ・ニッポンにて負傷し、今回のレースを欠場した道上龍選手に 代わり、ドミニク・シュワガー選手が出場した伊藤大輔/ドミニク・シュワガー 組 (無限 NSX)は、ピットイン時のドライバー交代で時間をロスしたことが影響して 5位。土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)は7位。加藤寛規/光貞秀俊 組(RAYBRIG NSX)は9位でレースを終え、Honda NSXは全車完走し、全チームがポイントを獲得 した。 ●Honda NSX出場チームと戦績 No. マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー 予選 決勝 16 無限 NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一 伊藤大輔 D.シュワガー 3位 5位 18 TAKATA 童夢 NSX S.フィリップ R.ライアン 2位 2位 8 ARTA NSX AUTOBACS RACINGTEAM AGURI 鈴木亜久里 土屋圭市 金石勝智 9位 7位 64 Mobil 1 NSX Mobil 1 Nakajima Racing 中嶋 悟 松田次生 R.ファーマン P.P 優勝 100 RAYBRIG NSX チーム国光with MOONCRAFT 高橋 国光 加藤寛規 光貞秀俊 11位 9位 ※タイヤ=全車ブリヂストン 優勝 #64 Mobil 1 NSX ○中嶋 悟(Satoru Nakajima)Mobil 1 Nakajima Racing 総監督 開幕戦でパーフェクトのレースができましたので本当に嬉しく思います。この勝利 は、クルマ、ドライバー、チームのバランスが良かったからです。開幕戦は全車ハ ンディキャップの無いレースなので、真の実力が発揮されました。ここで、クルマ の速さはもちろんですが、二人のドライバーがそれぞれの役割を見事に果たしてく れました。 ファーマン選手は好スタートを切り、ライバルとの差を広げながらタイヤの消耗を 最小限に抑えてくれました。続く松田選手は交代してからしっかりと守りの走りを してくれました。このドライバーの順番は正解でしたね。この勝利でこれからのシ ーズンの計画を立て易くなりました。 今後は、自分たちのレースを貫き通して戦っていきたいと思いますので応援を宜し くお願いします。 ○松田 次生(Tsugio Matsuda)選手 ファーマン選手から引き継いだリードを保つことができたのでよかった。久しぶり のJGTCのレースであり、優勝すれば昨年の第5戦もてぎ以来ということもあり多少 の緊張もありました。 次回の第2戦富士は500kmの長丁場のレースであり、Mobil 1 NSXに70kgのハン ディウエイトが課せられるので完走してポイントを狙うレースをしたいと思います。 ○ラルフ・ファーマン(Ralph Firman)選手 JGTC初レースで初優勝を飾れてとても嬉しい。チームスタッフもいい仕事をしてく れた。スタートで2番手以下をすぐに引き離せたのが大きなポイントだった。ここ のコースはHonda NSXにとって有利といわれているが、それを活かすことができた。 次も上位を目指して頑張りたい。自分にとってフォーミュラ・ニッポン、JGTCとも に完璧な形でスタートが切れているので、今年はいいシーズンになると思う。 ○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー オフシーズンの間、Honda NSXの空力、エンジン、車体、タイヤと全ての面におい て、02年仕様の開発に全力を注いできました。その開発の方向性が正しかったこ とが、今日のレース結果で証明されたことを大変嬉しく思います。 また、今シーズンから初めてNSXをドライブするR.ライアン選手とR.ファーマン選 手の二人が、ラップタイム、レース展開ともに素晴らしい結果を残してくれたこと は、NSXのチャンピオン奪取にとって心強いものとなりました。 ただ、今年はマレーシア・セパンサーキットでのレースが選手権に組み入れられ、 全8戦の長い戦いとなります。今日の結果に満足することなく、さらに開発を進め ていきたいと思いますので、これからもご支援、ご協力を宜しくお願いします。 (決勝結果は省略させていただきました) Honda Racing