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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.5/4

                  ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                     1997  GT INSIDE REPORT
  Round 5 CP MINE GT RACE                                      5 Aug. '97
   Race Report                    決勝レース                   FMOTOR4版
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'97GTC第5戦 CP MINE GTレース

逆転!逆転、また逆転!
カストロール・トムス・スープラが2勝目を挙げる!
2位にはRYBRIG NSXが初入賞

 スタートは、ポールのNo.18avex童夢無限NSX、黒澤琢弥とセカンドグリッドのNo.8
 POWERCRAFT SUPRAのT.クリステンセン、そしてNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章が共に
好スタートし、第1コーナーに並んで進入。わずかに頭ひとつNo.18が先となり2コ
ーナーを出た時点でNo.18、No.8、No.100の予選の順となる。だが、No.100はNo.8の
テールにぴたりとつけ、3周目の第2ヘアピンでパッシング。これで、NSXが1-
2、しかも2台とも1分27秒近いハイペースで後続を引き離していく。だが、5周を
過ぎた時点でNo.18のペースがやや落ちたところでNo.100がストレートで抜き、トッ
プに立った。この後、No.18のペースダウンし、徐々に順位を落としていく。これ
で、No.100 NSXをNo.8とNo.38、No.36、No.37の3台のカストロール・スープラ勢が
追う展開となった。だが、No.100はコンスタントに28秒台で、29~30秒台の後続を
引き離していく。ランキングトップのNo.39デンソーサードスープラGT、影山正美は
12周終了時点で7番手、その後ろにランキング3位のNo.2 ZEXElスカイライン、鈴
木亜久里がつける。ところが、亜久里は周回遅れをパスする際に接触し、フロント
部分を破損、修復のためにピットに戻ることになり上位進出の可能性が薄れた。
 中盤まではこの順位で流れ、ひとつのポイントとなるルーティン(予定)のピッ
トインが明暗を分けることになった。まず、早めに動いたのはNo.39デンソースー
プラだった。37周でピットインし、36秒ほどのタイムロスでコースに戻る。続いて、
ランキング2位でNo.39影山正美を追う、No.36カストロール・トムス・スープラの
クルム/ロサ組は41周目にピットイン。これも35秒ほどで問題なくコースに復帰。
そして、トップを行くNo.100 RAYBRIG NSXと2番手No.8 POWERCRAFT SUPRAが42周目
に同時にピットイン。No.100はピット作業に手間取り、50秒近くを要してしまう。
かろうじてNo.8の前でコースに戻るが、トップはNo.36カストロール・スープラに
奪われてしまった。
 トップNo.36のM.クルムとNo.100 高橋国光との差は4秒弱。ここで、No.100国光
が時には28秒台を出す追い上げでじわりとNo.36との差を詰める。ここで、No36ク
ルムも負けじと28秒台にペースアップし、その差は3秒台で膠着。61周目にNo.100
がダートにタイヤを落としたて、その差が一気に10秒以上と開いて、これで勝負が
付いた。3番手にはNo.37カストロール・トムス・スープラが周回遅れに躓いた
No.8、No.36をかわして入った。
 一方、No.39は、着実な入賞狙いに切り替え6位をキープしていたのだが、66周目
に1コーナーで他車と接触しコースアウト。再スタートは切れたものの13位とポイ
ントを加算することが出来なかった。
 これで、シリーズポイントは逆転しNo.36クルム/ロサ組が67ポイントでトップ。
2位に63ポイントのNo.39影山正美。3位にNo.37関谷/利男組が54ポイント、4位
には50ポイントのNo.2亜久里となり、チャンピオンの行方は最終戦のSUGOまで持ち
越された。


波乱をくぐり抜けたRS☆Rシルビアが優勝!

 GT300クラスは、ポールのNo.6ワイズダンロップBP MR2のターボの故障など、上
位陣が次々と接触やトラブルで消えていく。そして、ランキング1位のNo.26タイ
サンスターカードRSRの鈴木恵一がスピンし、再スタートを切るが大きく遅れる。
一方、その混乱をよそにNo.26と同ポイントでタイトルを争うNo.19 RS☆Rシルビア
が順位をあげ、最終的には優勝し、今季2勝目となった。No.26もその後追い上げ
て、3位までリカバリー。これで、ポイントはNo.19織戸/福山組が82ポイントで
トップに。No.26恵一/新田組が74ポイントと2番手となり、こちらも最終戦SUGO
での決戦となる。

以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =


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