Formula Nippon

FN:第9戦鈴鹿公式予選2回目 ポールはまたしても小暮。PIAAナカジマが3連続1-2!

2007全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の公式予選2回目は、#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1分40秒510と、コースレコードを大幅に更新して3戦連続、今季4度目のポールポジションを獲得。 逆転タイトル獲得に向けて大きく前進することとなった。
2番手にはロイック・デュバルがつけ、中嶋企画が3戦連続でフロントローを独占した格好だ。

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公式予選2回目は午後3時10分より、45分間で行われた。
午前中の予選で本山哲、松田次生らが2セットを投入したのに対し、デュバル、ブノワ・トレルイエ、小暮、アンドレ・ ロッテラーらは2回目の予選に向けてニュータイヤを3セット温存している。

大半のドライバーは開始早々にユーズドタイヤでコースに出て行ったが、デュバル、トレルイエ、 ビルドハイムらはガレージに留まってアタックのタイミングを待つ作戦に出た。

トレルイエは開始10分過ぎに最初のアタックを開始。ニュータイヤで1分41秒264を出して午前中のトップタイムを上回って見せた。
その3分後にロッテラーがアタック。こちらは41秒879に留まった。

トレルイエがアタックを終えてピットに戻るのと入れ替わりに、今度はデュバルがアタックを開始。 小暮も2セット目のタイヤを投入してデュバルのすぐ後ろを走り始めた。
ここでデュバルが出したタイムは1分41秒012。第2戦鈴鹿で松田次生の記録したコースレコード、41秒115を早くも更新してみせた。 小暮は41秒288でこの時点での3番手だ。

残り時間18分でトレルイエが3セット目を投入、セクター1、セクター2とダントツの速さでアタックを続け、 最初に41秒の壁を破った。タイムは1分40秒934だ。

しかし残り11分で3セット目を投入した中嶋企画の二人はこのタイムを更に上回り、デュバル40秒769、 小暮は40秒549を叩き出す。
アタックを終えた二人はピットですぐに4セット目を装着してコースへ。
残り時間はすでに5分を切り、他のドライバーたちも4セット目を履いてアタックを始めている。

最後のアタックで小暮はタイムを更に削って40秒510。
デュバルは40秒787と僅かに更新ならず。
3番手には本山が飛び込んできた。タイムは1分40秒929だ。
その他、ロッテラーも41秒087を記録し、このセッションで上位5人がコースレコードを更新することとなった。

一方トレルイエは逆バンクでイン側の縁石にフロントタイヤを引っ掛けて姿勢を乱し、アタックを断念。 松田も41秒805までしかタイムを縮められず、11位。タイトル獲得はかなり難しくなってしまった。
注目のトニー・カナーンも、ニュータイヤでアタックを始めたところでトラフィックにつかまり、

タイム更新のチャンスを失ったため、18位に終わった。

第9戦決勝は明日午後1時45分より、51周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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