全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の決勝前フリー走行が小雨の降る鈴鹿サーキットで行われた。
トップタイムを記録したのは#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)。タイムは唯一の8秒台となる2分8秒997。
2番手は#20井出有治(mobilecastIMPUL)で2分9秒195。3番手は#31アンドレ・ロッテラーで2分9秒870だった。
第5戦の決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から雨模様。
フリー走行はウェットプラクティスが宣言され、ピットレーンでは「ライトオン」のサインボードが出される中で開始された。コースは濡れているが、水しぶきは少ない。路面は走行が進むにつれて徐々に乾いていったようだ。
開始早々からトップに立ったのは小暮。最初の計測で10秒台を出すと、立て続けに9秒139、8秒997とタイムを削り、セッショントップでフリー走行を終えた。
2番手の井出は走り始めは12秒台と慎重に走行していたが、すぐに10秒台、9秒台とタイムアップし、最終的には9秒195まで縮めて見せた。
ポールシッターの#23本山哲(ArtingIMPUL)は、コースオープンと同時に先頭で飛び出しては行ったものの、すぐにピットへ戻ってきた。本山はカウルを開けてエンジン調整を行ったのち、再びコースへ。少ない周回数ながら着実にタイムを出し、5番手でフリー走行を終えた。
昨日の雨の予選2回目でトップタイムを出したクインタレッリは、セッション序盤は上位につけていたが、最終的には8位に落ち着いた。
フォーミュラニッポン第5戦決勝は午後2時30分より、51周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO (FMOTOR) / Photo: FMOTOR