Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿決勝レース2 平手晃平が殊勲の初優勝!

2008全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦鈴鹿の決勝レース2は、 スタート直後に多重クラッシュが発生する波乱の幕開けとなったが、ルーキーの#20平手晃平(TP Checker IMPUL)がデビュー6戦目にして初優勝を達成した。

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レース2は午後4時にスタートした。
リバースグリッドによりポールポジションを得た本山哲がそのままホールショットを決めて1コーナーへ。
2位には4番グリッドから好ダッシュを決めた平手がジャンプアップしてきた。
3位には#31ロイック・デュバル、4位に#36アンドレ・ロッテラーがつけ、 レース1優勝の#1松田次生はポジションキープの8番手でオープニングラップを終えた。

ところがその後方で多重クラッシュが発生。
目の前で#56伊沢拓也と#40松浦孝亮が接触したのを回避しようと減速した#8石浦宏明に#55井出有治が乗り上げ、 井出の車両は凄まじい勢いで横転を繰り返し、アウト側のグリーンゾーンに飛び出していった。
石浦もスピン状態に陥り、これに後ろから来た#41土屋武士が接触している。
幸い、どのドライバーも無事であったが、伊沢、井出、石浦、土屋の4台がコース脇にストップしたうえ、 パーツがコース上に散乱する状態となったため、これを排除するためにセーフティーカーが導入されることとなった。
また、走行を続けた松浦もデグナーでストップしている。

セーフティーカーランは3周にわたって続き、4周目からリスタート。
本山は一気にペースを上げて平手を引き離しにかかるが、平手も6周目にファステストを更新する勢いでペースを上げて喰らいついていく。
このため一旦は1.727秒まで開いた1-2位の差は7周終わりで1.098秒、8周目には0.413秒と迫ってきた。

その後方では横溝、小暮、松田の3台が団子状態でバトルを繰り広げている。

本山は巧みなライン取りで平手のアタックをかわし続けるが、14周目の130Rで遂に平手が切れ味鋭く本山のインに飛び込み、 見事トップに浮上した。
本山はデュバルにも立て続けに抜かれて3位に後退してしまう。

トップに立った平手は2位デュバルにまったく付け入る隙を与えず、周回を重ねるごとにギャップを広げて20周を走り切り、 念願の初優勝を手にした。
2位にデュバル、3位には本山が入り、横溝、小暮、松田の3台は結局そのまま6位、7位、8位でレースを終えた。

次回第6戦はツインリンクもてぎ。
今回と同じく2レース制で8月10日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum



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