平手晃平(優勝)
今日は2レースともスタートが良かったので、あとは前についていくだけだと思ってレースしていました。
前回の鈴鹿でのデータがあったので、クルマは金曜日の走り出しから調子が良かったのですが、予選のQ3ではアンダーが強めに出たりして、
うまく1周をまとめ切れませんでした。
本山さんはリスタートが上手くてギャップを広げられましたが、そこから差が広がっていかなかったので、
このまま喰らいついていけばチャンスがあると思いました。最初は130Rで抜こうなんて考えていなかったんですけど、セクター3の、
ヘアピンを抜けてから先は僕のほうが速かったので、抜くならば130Rかシケインで、と決めました。
抜くのはあのときしかなかったと思います。あのワンチャンスだけだと思ってて、それがうまくいきました。
優勝したのは2006年のユーロF3開幕戦以来だったので、表彰台の一番上に立てたのが嬉しかったです。
ロイック・デュバル(2位)
すごくいいレースでした。最初のレースではスタートがうまくいかなかったし、ヒラテを抜くこともできませんでしたが、
2回目はスタートが上手くいって、モトヤマサンを抜くこともできましたからね。
昨日の予選結果が良くなかったので、ここ(記者会見場)に居られるのはリバースグリッドというレギュレーションのお陰といえるでしょう。
だから次までに僕らのポテンシャルを上げていかないといけないと思います。クルマのセッティングも、作戦もです。
(2位に上がったときは)ヒラテがすごくいい抜き方をしたあとで、モトヤマサンが少しミステイクをしたので抜きにいきましたが、
彼がフェアにラインを残してくれたので前に出ることができました。
本山哲(3位)
今日の結果は、僕自身にとっても、チームにとっても欲しかった表彰台でした。
ただ、クルマの状態は最近の上り調子の中では決して良いものではなく、予選は苦労しました。レース1もペースが挙げられず、
結果的に8位に終わってしまったという感じでした。それでレース2に向けてセッティングを何から何まで大きく変更したのですが、
それが良かったと思います。
(リバースグリッドでのポール獲得について)今までとは全然違ってて、なんとなく「初めて就いた」みたいな感じでしたね。
黒澤琢弥(優勝チーム監督)
晃平がすごく頑張ってくれました。2回ともスタートがよく、レース中のラップタイムも良かったので、 2レース目がチャンスだと思っていました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum, Yoshinori OHNISHI