Japanese F3

F3第9戦 全日本F3 決勝


細川待望の初優勝!(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権第9戦は、フォーメーションスタートでフロントロウの2台が揃って
エンジンストールという波乱の幕開け。
これにより先頭に立った3番グリッドの細川が危なげなく後続を振り切って今季初
優勝を遂げた。

午前中の予選で降っていた雨も上がり、空はまだ雲が晴れないながらもコースは
ドライコンディションに回復していた。
13時45分、定刻でフォーメーションラップがスタートしようかというそのとき、
#7コートニーと#3横溝の脇でイエローフラッグが振られる。エンジンストールだ!
横溝はすぐに始動でき、隊列を追いかけていったが、コートニーはピットに押し
戻されてしまった。これで横溝は最後尾スタート、コートニーはピットスタートと
なる。

レースは先頭に繰り上がった#1細川が手堅く首位をキープして1コーナーに進入、
そのまま後続を突き放していく。
2位にはモンティンが続く。

その後方では、最後尾スタートの横溝とピットスタートのコートニーが猛然と追い
上げを開始、横溝は残念ながら2周目のヘアピンで#8小早川と接触、リタイヤとなっ
たが、コートニーはトップグループをも上回るハイペースで追い上げ、1周目11位、
2周目8位、3周目7位と着実に順位を上げてくる。

4周目の130Rで#36片岡が#4クインタレッリを抜き、そのままの勢いで3位の#2佐藤を
追い上げていき、8周目のホームストレートで急接近、さらにその後方ではコートニ
ーが#11柴田に迫り、サイドバイサイドの状態で1コーナーへ。
柴田は堪らずコースアウト、後方に沈む。

9周目のシケイン進入で片岡がブレーキングミス、これに乗じてコートニーが
1コーナーまでに追いつき、アウトからオーバーテイク。

結局、最後まで細川がトップを譲ることなく、全日本F3における初優勝を遂げた。
2位にはモンティン。3位には佐藤晋也が入り、コートニーは最終ラップのデグナー
でコースアウトしたため片岡に抜き返されて5位に終わった。

2003年7月5日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2003/07/05) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 9 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
11細川 慎弥LOLA-DOME F106無限MF204C1224'00.483
212パオロ・モンティンDALLARA F303NISSAN SR20VE126.731
32佐藤 晋也DALLARA F302無限MF204B127.734
436片岡 龍也DALLARA F302TOYOTA 3S-GE1210.844
57ジェームス・コートニーDALLARA F302TOYOTA 3S-GE1211.489
64ロニー・クインタレッリDALLARA F302TOYOTA 3S-GE1212.641
719柴田 裕吉DALLARA F302TOYOTA 3S-GE1225.739
833吉本 大樹LOLA-DOME F106TOYOTA 3S-GE1227.428
918小川 貴広DALLARA F302TOYOTA 3S-GE1232.278
1011柴田 裕紀DALLARA F302無限MF204B1234.676
1132番場 琢LOLA-DOME F106TOYOTA 3S-GE111 Lap 
-------- <以上規定周回完走> --------
-8小早川 済瑠DALLARA F302TOYOTA 3S-GE111 Laps
-3横溝 直輝DALLARA F303TOYOTA 3S-GE111 Laps
  • Fastest Lap No.1 細川慎弥 ディグレ無限F106 1'59.581 7/12 174.82km/h
  • ペナルティNo.3 2003年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条~5)により、厳重警告(始末書提出)及び罰金3万円を課した。


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