スーパーFJ鈴鹿シリーズは26日、鈴鹿サーキットで22周の決勝レースを行い、予選2位からスタートした山内飛侑(藤井工務店MYST KK-SⅡ)が22周・19分43秒447で優勝した。
決勝スタートは午後2時35分。20台が参加してフォーメーションラップが始まった。スタートではポールポジションの名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)がトップで1コーナーに向かったが、クラッチミートのタイミングを誤りシグナルブラックアウトの前に動き出してしまった。2位には山内飛侑(藤井工務店MYST KK-SⅡ)が、3位には吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED)が、4位には鈴木智之(K&G C72ミッドランド10V)が付ける。
上位2台、名取と山内は接近戦を演じつつ3位以下を離していくが、名取にはドライビングスルーペナルティーが科され7周を回ってピットイン。山内は「名取選手のフライングはわかってたが、その前に抜きたかった」というもののこれで難なくトップに立つ。ここからは山内の一人舞台で2位以下をぶっちぎってリードを広げ始める。
2位に上がった吉田はレース後「調子はよくなかった」と語るがそれでも3位の鈴木よりはペースはよく単独走行。
3位の鈴木は4位上がった太田格之進(KK-SⅡ ミスト制動屋)と序盤からテールトゥノーズ。それでも「最終コーナーを立ち上がったストレートスピードの状況でインに入られても抜かれることはないと思った」と冷静に4位太田の状態を分析。終盤には徐々に差を開き3位を死守。
結局22周を走って、2位以下を8秒8離した山内がうれしいスーパーFJ初優勝。2位には吉田が、3位には鈴木が入った。
鈴木を追い切れなかった太田が4位。5位にはもてぎシリーズから鈴鹿シリーズに舞台を移した徳升広平(Leprix Sport 10V)が、6位には荒川鱗(Drago CORSE 10V)が入った。
鈴鹿シリーズ第2戦は3月26日、舞台を西コースに移して開催される。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI