4月5日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦の公式予選が、モビリティリゾートもてぎで行われ、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、2位以下を引き離すタイムでポールポジションを獲得した。
昨日とは打って変わり、朝から日が差して暖かい春の天候となった。夜半に降った雨もすっかり上がり、予選が始まる頃には路面もドライとなった。
■Q1グループA
午前10時10分、グループAの公式予選Q1が始まった。ほとんどの車両がニュータイヤで出走するなか、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)はスクラブタイヤで臨んだ。
そのフラガは、タイヤの温まりにくい状況を打開するために、最初からペースを上げて周回を重ねるが、最後のアタックでもタイムが伸びず、7位でQ2進出ならず。
ホンダエンジンを搭載するドライバーからは、開始直後に「エンジンが吹けない」「リミッターが当たるような状況」という無線が入り、焦る様子が窺えた。これが影響したのか、Aグループは昨日と勢力図が変わり、トヨタ4台、ホンダ2台がQ2へ進んだ。
トップタイムは、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)の1分31秒341。以下、山下健太(KCMG Cayman SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、小出峻(ThreeBond SF23)までがQ2進出。
上位常連のフラガ、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が涙を呑むという結果となった。
順位:福住-山下-岩佐-坪井-大湯-小出/フラガ-利徠斗-牧野-スタネック-笹原-Juju
■Q1 グループB
グループBでも、ナカジマレーシングは同様の作戦を取り、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、開始直後からハイペースで飛ばす。
計測4周目に入ると、太田が他より早くアタックに入り、1分31秒277、31秒158と、2周連続でトップタイムを叩き出す。
そして、最後の計測6周目。野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、佐藤、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)らが太田のタイムに迫るが、上回ることはできず、太田が余裕を見せてトップでQ2進出を決めた。
昨日のデビュー戦で新人らしからぬ速さを見せた野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)、今季初のQ1突破を果たしたザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)のワンカー体制組の2台もQ2へ進んだ。
順位:太田-野尻-佐藤-阪口-野村-オサリバン/フェネストラズ-松下-可夢偉-野中-ブラウニング-ブルツ■Q2
Q2進出のチーム分布は、4強の一角が崩れ、無限は2台が残ったものの、トムス、ダンディライアン、ナカジマは1台が残ったのみで、代わってセルモが2台をQ2へ進めた。スリーボンドとB-Maxは第1戦に続いて大健闘。ルーキー、KCMG、インパルは今季初のQ2に進んだ。
ナカジマの佐藤は一貫して同じ作戦を取り、最初からハイペースで周回を重ね、34、33、31秒台とタイムを上げていく。
ポールを争う太田と岩佐は、対照的な作戦を取った。計測4、5周目に連続アタックを敢行した太田に対し、岩佐は4周目に1分30秒637を出した次の周はクールダウン。最後の6周目に本番アタックを行った。
結果は、1分30秒369までタイムを上げた太田に軍配が上がり、岩佐は最後のアタックでタイムアップならず、大きく水を開けられる結果となった。岩佐を僅かに上回った大湯が2位に食い込み、4位には野尻、5位に阪口、6位には好調を維持している小出が続いた。
第1戦の注目株となった野村は9位。それでも2戦続けてのシングルグリッドは大健闘だ。トムスのエース坪井は、最後のアタックでリアを滑らせて大きくタイムロス。12位に沈んだ。
順位:太田-大湯-岩佐-野尻-阪口-小出-福住-山下-野村-オサリバン-佐藤-坪井
決勝は、本日、午後2時45分から37周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI



