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第8戦もてぎ優勝記者会見 山下健太「抜かれて終わってもモヤッとするんで」

GT500クラス 1号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)

坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した坪井翔(TGR TEAM au TOM\'S)

 「実際2位以上でチャンピオン確定の条件での2位スタートだったので、無理して抜かなくてもチャンピオン取れる状況でしたけども、やっぱり勝って終わりたいというところがありましたし、予選はちょっと悔しい結果になってしまったので、なんとか抜きたいなと思ってました。朝のウォームアップの段階で、路面温度が想定したより低かったかなっていう感じで。タイヤのウォームアップは結構大変な状況だったので、逆に言うともう1周目しかないなと。チャンスめちゃくちゃあるなと思ってたので、そこに全集中していき、1周目で抜くことができたので、計算通りなレース展開で、その後も5秒、6秒ぐらいギャップを開いて山下選手に渡すことができました。もしかしたらどこかのクルマが無交換で来るかもしれないっていうのはなんとなく想像してたので、なるべく僕らとしてはギャップを開いておきたいっていうところはあったので、僕の役目としてはちゃんとしっかりトップでギャップを作って渡すっていうところの任務はしっかり果たせたので、すごくいいスティントだったかなと思います。」

 「今年の流れとしては、間にスプリントレースがあったっていう、ノーウェイトレースができたっていうのは一つ大きかったかなと思います。なので、開幕と最終戦と富士スプリントと、そこで大量得点を取ることができたので、チャンピオンにつながったかなと思うので、そういったシーズンだったかなと思います。印象に残ったレースとしては、ノーウェイトのレースの開幕戦、最終戦で勝つってことは、同条件でレースをして勝つことになりますので、それをしっかり2つとも今年も取れたっていうのは、すごく印象としては大きいかなと思います」

山下健太(TGR TEAM au TOM'S)

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した山下健太(TGR TEAM au TOM\'S)

 「坪井選手がトップで渡してくれたので、トップ守らなきゃいけないなとは思っていたんですけど、ちょっと選んでるタイヤの種類的にも、ピックアップとかいろんな問題があって、ぺース的に厳しくなるかもしれないなっていうのはちょっと思ってました。そうなりたくないなと思ってたんですけど、実際かなりそういう状態になってしまって。その状態でもまあみんな選んでるタイヤ似てるしと思ってたんですけど、ちょっと日産勢が思ったよりもすごい速くて、2台に30周近くずっと真後ろ走れる展開になりました。まあ状況的には別に後ろ2台いかしても、チャンピオンになれるっていうのは、分かってはいたんですけど、最後だしと思って、抜かれて終わってもちょっともやっとするんで、ブロックしようかなと思って結構頑張って走ってたんですけど、ちょっと疲れました。でも勝てて良かったです」

 「今日のもてぎが思い出に残るレースだなと思ってて。自分たちの要因っていう感じではないんですけど、オートポリスとSUGOで結構ポイントを落とすええ形で、なんかすごい悪い流れになりそうだったところを、しっかりこのもてぎで予選も決勝もいつも通りの形に戻すことができたので、そこは良かったかなと思います」

GT300クラス 5号車マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(TEAM MACH)

塩津佑介(TEAM MACH)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した塩津佑介(TEAM MACH)

 「素直にもうあの嬉しいが勝って、何をしゃべっていいのかちょっとわかんないぐらいなんですけど。去年からチームマッハに加入させてもらって、玉中オーナーの下で、2年間出させてもらいました。昨年はなかなか結果を残すことができなかったんですけど、積み上げてきたものが徐々に形になって、今年はシーズン序盤から上位で争えるレースができるようになりました。鈴鹿で3位は3位だったんですけど、2人で表彰台に立てなくて、すごい悔しい思いをしたので、どうにか勝ちたいっていうのをずっとやってきました。このもてぎですごく流れがよく、チームも、木村選手もすごい速くて。木村選手のおかげでここに立つことができたのがすごく嬉しいです。」

 「レースに関しては、まず僕がスタートで、もう最初から無交換で行くからっていうので、タイヤ使うなよって玉中さんには言われてました。なおかつ後ろにも抜かれるなって言うので、ペースも頑張って守りながら、タイムも守りながらでやってたんですが、途中で500に抜かれるタイミングで後続に抜かれちゃったのは、僕としてはちょっと悔しい部分はあったんですけど、まあそれでも木村選手になんとか、いい位置でバトンを渡せることができたのは、良かったかなと思ってますはい」

 「今年の最初に木村選手と組むってなって、もともとの出会いは今回Xでちょっと判明したんですけど、12年前のカート時代の写真が出てきて、そこでたまたま一緒にレースに出ていたことがわかって、すごい懐かしいねみたいな話をしてたんです。全然その時は全く知らなかったっていうのが後で写真で発覚したっていう。 その後は鈴鹿サーキットレーシングスクールで一緒になって、そういう流れがあって、年齢も近いですし、体格もほぼ一緒でシートもぴったりで、コンビとしても本当に一年、木村選手と組めて、すごい経験も多い中で、いろいろ僕も勉強になりましたし、本当に良かった一年だったなって思います。思い出に残るのは本当に今日かなと思うんですけど、鈴鹿が一番悔しい思いが一番残ってます。木村選手がメディカルに行ったために一緒に表彰台に立てなかったのが本当に悔しくて一緒に泣いたんです。今日は嬉し泣きで一緒に泣けたかな。本当にすごい幸せだなと思います。チームも、応援してくれている人も、本当ここまで関わってくださった皆さんに本当に感謝しています」

木村偉織(TEAM MACH)

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した木村偉織(TEAM MACH)

 「まずはこのチャンスをくれたチームに感謝したいなと思ってますし、支えてくれるスポンサーさんだったり、本当に日頃サポートしてくださる皆様に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。自分のスティントを振り返ると、後半を担当させてもらって、タイヤ無交換だったんで、どこまで行けるのかっていうところを常にタイヤと会話しながら、GT500やスーパーフォーミュラで生かしきてたタイヤマネジメントの経験を活かしました。本当に自分の経験をフルに活用して、勝てて良かったですし、MC86って1台しかいないクルマですけど、ヨコハマタイヤさんが一生懸命開発してくれて、本当に最後までペースが良い、本当にいいタイヤ作ってくれたんで感謝したいですし、本当みんなに感謝だなって思いながら、最後のラップまでアクセル踏んでましたね」

 「思い出っていっぱいありますけどね。塩津選手と体格も似てるし、性格も優しくて面白くてっていうところも似てるっていうところで。移動の車内でいつもなんか面白い話してたなっていうのが僕の中では思い出としては大きいんですけど、レースだとやっぱり鈴鹿で表彰台乗れなかったのが、悔しかったっていうところで。何よりも、ずっと玉中さんが勝ちたい、勝ちたいって言い続けてたんで、僕たちドライバーとしては、オーナーの期待に応えるためにここにいるので、今日22年越しの優勝ができたっていうところと、玉中オーナーって割とこう、サバサバしてるんですよ、九州男児って感じで。その玉中さんが、なんかちょっと目から汗が出てるっていう話を、塩津選手から聞いて、玉中さんを泣かせちゃったことが本当に嬉しいです。玉中さんの涙が出たっていうところが僕の思い出です」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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