Formula Nippon

FN:第2戦鈴鹿予選 ロニーが6位、ナオキが13位スタート (INGING)

 桜の散った鈴鹿は、薄曇。開幕から2週間で、もう第2戦の時が来た。金曜・朝の気温は19度。このレースウィークのため、33号車ロニー・クインタレリと34号車横溝直輝は、元気にサーキットへやって来た。

 金曜日の朝は、まだウェットだったこともあり、十分な走り込みが出来ないままに終わってしまった。金曜午後のセッションではセッティングを煮詰めることが出来、ロニーは、1分43秒383トップ差0.42と3位とは僅差の4番手。ナオキは原因不明のトラブルを抱えた上に、赤旗に阻まれて1分45秒090で16番手。トップ差は2.127秒となってしまった。メカニックたちは、この問題を予選までに全力で解決することになる。

 公式予選1回目は、土曜日の朝に行われる。曇っていた空もこの時間になると日が差してきて、当初18度だった気温も予選終盤には20度に上がった。例によって、予選開始後に走り出すクルマはいない。開始後15分ごろから走り始めるチームがいくつかあり、Ingingの2台は、ちょうどこのセッションの半ばに走行を開始。ロニーは42秒台後半で3~4番手、ナオキは43秒台後半で8~9番手近辺で推移する。

 一旦ピットに戻った2台は、タイヤを新品に履き替えて、再度待機。この間に、ロニーは7番手、ナオキは18番手となる。残り6分で走り始めた二人は、タイムアタックを計測1ラップで終わらせ、午前の予選を終えた。その結果、ロニーは1分42秒862(トップ差1.166)で7位、ナオキは1分43秒208(トップ差1.512)で12位となった。

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 公式予選2回目は、昼休みを挟んで午後から行われる。開始早々に走り出したロニーとナオキは、クルマの確認を終えるとすぐにピットに戻り、暫くの間、待機。ロニーはセッティングがほぼ決まったのか、細かいアジャストのみを行う。一方、ナオキはまだ好みのセットがだせず、足回り、空力パーツなど、様々な調整を重ねている。

 予選は、赤旗中断の後、3時10分に再開された。残り20分で新品タイヤをつけて走るロニーは11番手に名前が並ぶ。ナオキも新品タイヤを装着して出て行くが、中々タイムがでない。その間に、ロニーは1分42秒117と、この時点で5番手のタイムを記録。その後、ポジションは落ちるが、残り6分、ロニーはさらにタイムを削って42秒117をだすと、4番手になった。ナオキも残り数分で最終アタックを行い、42秒794で10番手のタイム。但し、この後、他のクルマのタイムアップによって、ロニーは6番手、ナオキは12番手で予選を終了した。

 1回目、2回目の予選総合結果は、ロニーが1分42秒117(トップ差1.002)で6位、ナオキは1分42秒794(トップ差1.679)で13位となった。各々このグリッドからスタートするレースで、彼らはどのようなレースを見せてくれるのだろうか。明日が楽しみだ。

Text: INGING MOTORSPORTS / Photo: Motorsports Forum



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