2025オートバックスSUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」の公式練習が、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われ、GT300クラスは、SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップタイムをマークした。
夜半に降った雨も上がり、絶好のレース日和となった予選日。午前9時10分から2時間の公開練習が行われた。
今シーズン、トラブルに泣かされている61号車SUBARU BRZは、第5戦鈴鹿で2位表彰台は得たものの、第2戦富士では優勝を目前にしてストップ、前オートポリス大会でも予選でエンジンが悲鳴を上げてしまうなど、厳しいレースが続いている。
そんな不運を振り払うように、走行開始から計測6ラップ目に山内が1分46秒404のトップとなるタイムをマークすると、残る時間は決勝想定のロングランに終止した。タイトル争いからは離脱してしまっているが、最後に一矢報いたいところだ。
2番手は、0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)。こちらも現時点でシリーズ11位と厳しい位置にいるが、昨年のもてぎ戦では優勝しているだけに、ノーウェイトとなる今大会で優勝を飾る可能性はありそうだ。
3番手は、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)。今シーズン優勝はないものの、トップから12.5ポイント差のランキング4位と、好位置につけている。最終戦の大逆転はあるのか、注目したい。
4番手以下は、ランキング5位の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)、666号車seven × seven PORSCHE GT3R(ハリー・キング/藤波清斗)、52号車 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)と続いた。
気になるランキング上位陣は、ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が12位、7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)が9位につけている。
ただ、多くの車両が、序盤にベストタイムを出しており、殆どの走行時間を決勝セットに費やしていると思われ、公式練習の順位はあまり気にすることはないようだ。
予選は、本日午後2時から行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Motorsports Forum




