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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第8戦SUGO決勝 鈴木斗輝哉が今季2勝目、INDPクラスはKENTAROが3勝目を飾る

優勝は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス優勝はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第8戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、ランキング2位の鈴木斗輝哉が今季2勝目。インディペンデントクラスも、ランキング2位のKENTARO(Baum Beauty Clinic)が今季3勝目を飾った。

 残り3大会となって、ここからタイトル争いを意識した戦いが繰り広げられていくが、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が、39.5ポイント差と大きくリードしており、ランキング2位の鈴木にとってはすでに背水の陣といえる状況になっている。

 インディペンデントクラスは、KENTARO、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)による三つ巴の様相を見せており、ここから取りこぼしなく、上位フィニッシュすることが求められるという状況だ。

 また、このレースのベストラップが、明日の第10戦のグリッドを決めるとあって、タイトルの行方を左右する非常に重要な1戦となった。

■チャンピオンクラス

レースはセーフティーカースタートとなった

 路面にまだ濡れた部分があり、スターティググリッドのイン側とアウト側で不公平が生じるとの理由で、レースはセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

決勝がスタートした

 鈴木を先頭に、ほぼグリッド順でレースは進むが、初めて2番グリッドからスタートした菊池貴博(TGR-DC RS F4)は、2周目、4周目に立て続けにミスを犯して、自ら順位を下げてしまった。

 鈴木と佐藤のトップ2台は、スタート後こそ、鈴木が1秒以上の差をつけていたが、周回を重ねるたびに佐藤が少しずつ迫り、10周目には0.4秒差にまで詰め寄った。しかし、ここから鈴木が巧みに抑え込み、それ以上、二人の差が詰まることはなかった。

 残り4周となっところで、10位を走行していた吉田馨(BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4)が、SPコーナーで飛び出してしまい、コースサイドにストップ。これでSCが入ることになり、再開は微妙な状況になる。

 結局、車両回収が終わらずに、SC先導のままフィニッシュを迎え、鈴木がポール・トゥ・ウィン。2位佐藤とのポイント差を7ポイント詰めた。

 2人からは遅れたが、3位熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)は初の表彰台を射止めた。4位白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、5位落合蓮音(TGM Grand Prix F4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)は、序盤から変わらず。

 なお、ファステストラップは佐藤が奪い、第10戦のポールポジションを手に入れた。

決勝2位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

表彰式

■インディペンデントクラス

 クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、1周目に2位に上がったDRAGONが追うという展開が、スタートから続いた。

 二人の差が最も近くなったのが、8周目。ストレートでKENTAROの背後についたDRAGONは、1コーナーでアウトから並びかけるが、KENTAROも上手く抑えた。これ以降は、僅かずつKENTAROが差を開き、逆に3位の今田がハイペースでDRAGONに迫りつつあった。

 しかし、今田の追い上げもSCが入ったことで終了となり、KENTARO、DRAGON。今田の順でフィニッシュ。

 この結果、12ポイントあったDRAGONとKENTAROの差は、5ポイントまで縮まり、今大会で逆転の可能性も出てきた。

 なお、今田がファステストラップを記録し、第10戦のポールとなった。

 第9戦決勝は、本日午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。

インディペンデントクラス決勝2位はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インディペンデントクラス決勝3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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