全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2戦(延期分)の決勝が、12月1日、モビリティリゾートもてぎで行われ、1周目にトップに出た小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が、チャンピオン小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)を抑えきって優勝。今季3勝目を挙げた。
マスタークラスは、1周目に前に出たDRAGON(TEAM DRAGON 324)がクラス優勝を飾った。
昨日に引き続き好天に恵まれた日曜日。すでにタイトルを決めたポールポジションの小出、そしてフロントローに並んだ小林が、スタート直後から激しく争い、S字からV字コーナーで前に出た小林がトップでコントロールラインに戻ってくる。
昨日の第1戦とは逆の立場になった二人だが、ややペースの上回る小林が、5周目にはギャップを1.4秒までに広げた。小出の後方には1秒以内の差で中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がつけ、小出がトムスのルーキーに挟まれる形になった。
トップ3車は、4位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)以下を引き離しつつ周回を重ね、このまま小林が逃げ切るかと思われた。しかし、小出もチャンピオンの意地を見せて食い下がり、10周目には0.8秒まで差を詰めた。
結局、終盤も小林のペースは衰えることなく、小出はチャンスを見出すことはできずに、小林が第1戦の雪辱を晴らし、今季3勝目のチェッカーを受けた。
マスタークラスは、昨日と同じ展開となり、1周目に前に出たDRAGONが、終盤まで清水康弘(GNSY 324)を抑えきり、今季8勝目を飾った。
今季の最終レースとなる第3戦の決勝は、本日午後1時25分から14周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI