- 2024チームチャンピオン 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「二人が若くて切磋琢磨した結果ということでしょう。ドライバーズチャンピオンもチームチャンピオンも1年間で一番そこに執着というか情念を持ったところが取るものなので、今年は我々が一番情念持って戦ってたんだと思います」
「坪井くんが言ったようにドライバーが一人で頑張るカテゴリーですからドライバーズに関しては坪井くんが頑張ったと。ただチームに関してはメカニック含めて2台のクルマを悪い時にどこに持っていくか、ということでタイトルが取れます。終わってみればこの二日間の2勝で、チームとしては年間4勝してるんですから、まあタイトル取るのは当たり前だよなあということですが、その4勝以外の、悪かった時にポイントを取ったのが大きかったと思っています」
「そういう意味でメカニックの一人一人と、表彰台に上がったチームスタッフ、あれが全てなんです。他のチームだとあそこに上がれない人たちが一杯居ますけど、ウチはあれが全てで、スペアが誰も居ないんです。そういう意味で強かったんだと思います」
「少ない人数で、唯一関西でやってるチームで、人がまず集まらない。ホンダさんが技術支援をしてくれるようになって、その中で集まってくれたメカニックが、『自分がいるから強くなる』という意識を持ってもらえるように、一人一人を大切にしてきたつもりです。メカニックに聞いたらそう思ってないかもしれませんが、それを心がけてやってきただけですね。ドライバーにしても、『ダンデライアンにしか乗れない』から『ダンデライアンに乗りたい』になってきた。それもメカニックを信じてやってきたから。うちは人が変わらない。少数精鋭なんです。70点の人たちが集まってる。だからタイヤ交換が早くなくても失敗しない。それがドライバーたちに合ってきたんでしょうね」
Photo: Yoshinori OHNISHI