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2024年ルーキーオブザイヤー会見 岩佐歩夢「喜びより悔しさ」

2024年度のルーキーオブザイヤーを獲得した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

2024ルーキーオブザイヤー 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「正直あまり喜べないというか。ルーキーオブザイヤーを取れたことに関して全く喜びがないわけではないんですが、自分が目指しているところはチャンピオン、そして毎戦毎戦優勝を目指していたところで、それを取りきれなかった悔しさが勝ってる状況です」

 「今シーズンを通して、ポールポジションを取ったオートポリスや、何回もフロントローを獲得した、優勝が近いところにあったタイミングで全て取りこぼしてる。もちろん色んな要素があったんですが、そういったチャンスを逃してきたことが全てかと思いますし、それが結果的にチャンピオンシップに大きな影響を及ぼしたと思っているので、本当にポテンシャルは感じていましたし、自分としても自信があり、テストでもそうですし、オートポリスでポールポジションを取った時もそうですし、常に速さ、チームの強さは感じていたので、その速さと強さを結果として示せなかった。そこが本当に自分自身もチームとしても悔しいです」

 「スーパーフォーミュラというカテゴリーがハイレベルで、僕はステップアップとしてチャレンジして1年間全力プッシュでやってきたので、結果としては悔しいですが、このチャンピオンシップから学んだことはすごく多くて、自分自身が成長できた感触はすごくあるので、この経験や感じたこと、得たことを、自分が目標としている世界の舞台で生かしていきたいなと思います」

 「(F2との違い)全体を通してみるとそんなに違わないと思いました。もちろん細かい違いはありますけど、全体通してみるとダウンフォースの効いたマシンで、ドライバーもトップレベルの選手が集まってるところに関しては、あまり大きな違いは感じませんでした。ただ今まではDRSがオーバーテイクのアイテムとしてありましたが、ここではOTSというところや、タイヤのコンパウンドが1種類だったりというところが違っていたなと。特にOTSの使い方については、事前に準備はしていましたが、実際にレースに出てみると、追い越しで使ったりディフェンスで使ったり、トライアンドエラーで最初は反省点が多かったですが、この一年を通して自分自身しっかりと考えて、レースを組み立てたり、アグレッシブに攻めたり、というところを勉強できた一年だったかなと思います」

2024年度のルーキーオブザイヤーを獲得した岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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