フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第6戦レース13の決勝が10月12日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2位からスタートした佐野雄城(TGR-DC RS FR)が後続を寄せ付けない走りで逃げ切って今季3勝目を挙げた。
レース13決勝は午後0時50分にフォーメーション開始。周回数は15だ。
予選2位の佐野は見事な動き出してポールシッターの卜部和久(TGR-DC RS FR)に並びかけ、1コーナーでトップに浮上する。卜部もスタートの出来は悪くなかったとのことだが、それでも佐野の蹴り出しの速さには全く太刀打ちができなかったようだ。
2番手の卜部の後方では予選3位の岩澤優吾(DWFR01)が3番手。予選6位のミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が見事なスタートで4番手にジャンプアップしてきた。
佐野は1周目で0秒981のリード。2周目には1秒362、3周目は1秒453まで広げると、その後も5周目に2秒112、10周目には3秒309秒、12周目には4秒062と着実にリードを広げ、全く隙のない走りで15周を走り切り、第4戦のレース11から負けなしの3連勝を達成した。
2位の卜部に続いて、3位には岩澤が入った。久々のフォーミュラだと本人は語っていたものの、予選ではトップからコンマ1秒差につけており、手応えを感じていた様子。それでもフルタンクでの仕上がりにはまだまだ改良の余地があったようだ。
ポイントリーダーのサウターは4位でフィニッシュ。終盤まで中村賢明(TOM'S FORMULA F111)の猛アタックに晒され、何度か1コーナーで並びかけられる場面もあったが、最後までポジションを守り切り、12ポイントを獲得した。ランキング2位のセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)がこのレースを8位で終えたため、サウターはそのリードを70ポイントに広げている。
第6戦レース14決勝は明日の午後0時30分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum