TCR JAPAN SUNDAY

第3戦もてぎ決勝 末廣武士が土日完全制覇 初参戦のチェ・ジョンウォンが3位に入る

加藤正将、MOTOTINO、チェ・ジョンウォンの争い

 TCRJサンデーシリーズ第3戦は20日、モビリティーリゾートもてぎで決勝を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールトゥウインで優勝した。

 決勝は猛暑のなか午前10時25分にフォーメーションラップが始まった。

決勝がスタートした

 スタートでは予選3位のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)がストール気味で出遅れる。ポールポジションの末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)は背後に予選2位の猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)を従えて1コーナーへ。予選5位のMOTOTINO(55MOTO RACING)は前でストールしていたジョンウォンの横をすり抜け、1コーナーでアウトから予選4位の加藤正将(Audi Team Mars)に並びかけ、続く各コーナーでサイドバイサイドの争いを演じる。

 オープニングラップのコントロールラインはトップ末廣、2位猪爪、3位MOTOTINO、4位加藤、5位鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)、6位ジョンウォン、7位梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)、8位玉田誠二(TAMADA Racing)の順で通過。

 3周目の1コーナーでは6位を走るジョンウォンがインから前を走る鈴木に並びかけると、2コーナーで前に出て5位に上がった。

 この間、トップを走る末廣は2以下を突き放しにかかる。2位を走る猪爪は、3位MOTOTINOと4位加藤が接近戦を演じていたため背後を脅かされることなく単独走行となった。

 6周目の5コーナーではついに4位を走っていた加藤がMOTOTINOのインを差し3位に上がった。

ストレートでストップした猪爪杏奈

 この周、2位を走る猪爪が90度コーナーからビクトリーコーナーにかけて失速、1コーナー手前でインフィールドにマシンを寄せ、止めた。昨日に続きタイヤがバーストしたようだ。

 2位の猪爪がいなくなったためトップ末廣と2位に上がった加藤の差は大きく広がった。ここから3位MOTOTINOと4位ジョンウォンのバトルが始まる。

 8周目の1コーナーでは4位のジョンウォンがインから3位のMOTOTINOに並びかけ2コーナーで先行するが、MOTOTINOも負けじと3コーナで先行。ここはMITOTINOの勝ち。

 10周目の1コーナーでもジョンウォンがMOTOTINOのインを差す。ここでは2コーナーでジョンウォンが前に出て、ついにこの決着に幕を下ろした。

 レースは規定の13周を回って終了。末廣が2位以下を30秒以上ちぎる独走で土日シリーズを完全制覇した。2位には加藤が入った。ジョンウォンは終盤、加藤の背後までつけたが、パスはできず届かず3位でゴールした。

 4位にはMOTOTINOが、5位には鈴木が、6位には梅本が、7位には玉田が入った。

 第4戦は10月8日、富士スピードウェイに舞台を移し開催される。

優勝は末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝2位は加藤正将(Audi Team Mars)

決勝3位はチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)

決勝4位はMOTOTINO(55MOTO RACING)

決勝5位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝6位は梅本淳一(J\'S RACING CIVIC TCR FK7)

決勝7位は玉田誠二(TAMADA Racing)

猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)はリタイア

表彰式

シャンパンファイト

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE


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