鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦岡山決勝 白崎稜が今季3勝目 2位に田中風輝が、3位に元山泰成が入る

優勝した白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは20日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って3番グリッドからスタートした白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が優勝した。

 第6戦決勝は午前8時45分にフォーメーションラップが始まった。岡山は早朝からほぼ快晴。太陽は低いものの気温はぐんぐん上がり、酷暑のなかでスタートを迎えた。スターティンググリッドは昨日の第5戦の結果で決定されたが、上位6人がリバースグリッドとなり、ポールポジションは板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)、2番手は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)、3番手は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)、4番手は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)、5番手は元山泰成(ECOTEH WORKS)、6番手は第5戦優勝の田中風輝(M2 engineering KK-SII)となっている。

12周の決勝がスタートした

 スタートでは昨日のジャンプスタートが頭をよぎったか、3番手の白崎の動き出しが悪く順位を落としそうになる。しかし、1コーナーではアウトからまくりポジションをキープ。トップ、板倉、2位髙口、3位白崎の順で1コーナを通過。バックストレッチからリボルバーでは髙口が白崎、田中に相次いでかわされ、4位に落ちる。

 1周目のコントロールラインでは、板倉、白崎、田中、髙口、元山、三浦、堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)、宇高希(テイクファーストSAKURA)の順で戻ってきた。

 2周目のアットウッドでは2位の白崎が板倉をかわし、早くもトップに立った。板倉はダブルヘアピンで田中にもかわされ3位に落ちる。

 3周目にも板倉は元山と堂園にかわされ、ずるずると5位まで後退した。この間トップ白崎は2位に上がった田中との差を1秒1とする。

レースは途中セーフティーカーが導入される

 4周目、2コーナーで後方集団のアクシデントがあり、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。SCは8周を終わって退き、レースは9周目から残り4周で再開された。

  9周目にトップ白崎は2位田中との差を1秒1とするが、10周目、11周目と田中がファステストを連発して追い上げを開始。しかし、タイム差は大きく、0秒8差まで追い上げたところで12周のゴールを迎えた。

 3位の元山は4位に上がってきた堂園に背後を脅かされていたが、最後は突き放し3位元山、4位堂園の順でゴールした。

 序盤に5位まで落ちたポールスタートの板倉だったが、そこからは粘り、この順位を譲らなかった。

 終盤には髙口と三浦、チームメート同士の6位争いが白熱。最終ラップの1コーナーから2コーナーで並走するが、先輩の意地を見せた髙口が6位を守ってゴールした。

優勝は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝2位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

決勝3位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝4位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝5位は板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

決勝6位は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

表彰式

 この結果、ポイントを82と伸ばした白崎がランキングトップを堅守。田中が57ポイントで2位に浮上、3位には47ポイントで元山がつけている。

 第7戦、第8戦は12月2日、3日に舞台を鈴鹿サーキットに移し開催される。チャンピンシップは8戦中6戦での有効ポイントとなるため、3戦目から参加した田中は出場した全部のレースが加点される。全戦出場の白崎は2戦分のポイントを失うため、白崎と田中の差は思ったより少なそうだ。真夏から一転、初冬のレースとなる最終大会のチャンピオン争いに注目だ。

Text: Yosinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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