SUPER FORMULA LIGHTS

第12戦富士決勝 エンツォ・トゥルーリがポールトゥウインで今季2勝目

優勝はエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京TOM\'S 320)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12戦は16日、富士スピードウェイで決勝を行い、ポールポジションからスタートしたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京TOM'S 320)が、ポールトゥウインを飾った。

 決勝は、スーパーフォーミュラ第6戦終了後の午後4時35分にフォーメーションラップが始まった。

決勝がスタートした

 エンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京TOM'S 320)が好スタートを切る一方、2番グリッドの堤優威(Rn-sports F320)は伸びず、2位には3番グリッドから平良響(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)が上がる。6番グリッドの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)はスタート直後に前の菅波冬悟(A-NeKT with B-MAX 320)をかわすと、最終コーナー立ち上がりから小出峻(HFDP WITH TODA RACING)に並びかけ2周目に入るストレートで前に出て4位に浮上した。

 トップに立ったトゥルーリは2位の平良を突き放しにかかり、3位の堤には徐々に4位の木村が近づいて来た。

 6周目には木村が平良をコカコーラコーナーでインからパスして3位に上がる。木村はさらにペースアップして2位の平良との差を削り取っていく。

3位木村は9周目にこのレースのファステストラップをたたき出すと、12周目には2位平良との差は1秒を切った。木村は最終15周目のダンロップコーナーで平良に仕掛けるもここは平良が2位を死守し、木村の先行を許さない。

この間トゥルーリはゆうゆうとトップを快走。15周を回って今季2勝目を飾った。2位には平良が、3位には木村が入った。

 4位には堤が続いた。5位争いは菅波冬悟(A-NeKT with B-MAX 320)と古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)の間で繰り広げられていたが、菅波が逃げ切り5位、古谷は6位に入った。

 マスタークラスはポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)のリードで始まるが、3周目にはDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が今田をパスしてトップに立つ。しかし7周目に今田がDRAGONを捉えて再びトップに立つとそのまま逃げ切り優勝した。

 2位に入った平良は7ポイントを追加し、83ポイント。3位の木村は6ポイントを追加し76ポイント。平良と木村のチャンピオン争いは7ポイント差と広がった。

 第13~第15戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、9月9、10日に開催される。

決勝2位は平良響(モビリティ中京TOM\'S 320 TGR-DC)

決勝3位は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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