- 2023年度ドライバーズチャンピオン 木村偉織(B-MAX RACING TEAM)
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「第18戦チェッカー後のラップは、2年間のライツでホンダさん、B-Maxさん、エンジニアさん、スポンサーさんとかお世話になった方全員の顔が思い浮かびました」
「ポールを2回取って、3連勝するしかチャンピオンはないと思っていたので、そこしか考えていませんでした。そのために開幕戦から頑張ってきて、思い残すことがないようにと、もてぎに入るまでにできることはやりました。練習でウェットになって走れなかったりで、流れをつかみにくいなかでも、気持ちをぶらさずに最後まで集中できました」
「レース人生のなかでも一番つらかったのは何をやってもかみ合わなかった1年目でした。練習ではトップでも予選では5番手に沈んでしまうとか、自分でも思い悩みました。2年目はアドバイザーとして武藤英記さんに来ていただいたり、ホンダさんの強力なバックアップとB-Maxが一体になって、チャンピオンを取るぞという一人一人の思いが、どのチームよりも強かったのだと思います」
「第17戦が終わった時点で、チームでの『写真撮影どうする?』とかいう会話が耳に入るんです。『おれがやらかしたら無くなるよな』というプレッシャーもあって、チェッカーを受けるまでドキドキしていました」
「カートの時から海外でレースをしたいという気持ちでやってきたので、ホンダさんに入ったのも国内トップカテゴリーもあるんですが、海外でもF1、GT、IMSAとかやっているので最終的には海外で日本人なめるなよというのを見せていきたいと思います」
Photo: Mizue NOINE