2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ最終第7戦は11月18日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催された。シリーズチャンピオンを争う選手に加えて、12月に開催される「スーパーFJ日本一決定戦」の前哨戦としてエントリーする選手も多数おり、26台がエントリーした。その中に今回スーパーFJレースデビューを迎える迫隆眞選手がいる。
迫隆眞選手、2007年生まれの16歳。福岡の出身で6歳の時にレーシングカートを始める。2014年から2018年まで九州各地のカデットレースで活躍。2018年全日本カデットクラス鈴鹿シリーズ2位。2019年にはFPジュニア選手権の他ジュニアMAX茂木シリーズチャンピオン。2020年から全日本カート選手権に参戦するようになり、2021年には全日本にスポット参戦しながらジュニアMAX日本ランキング2位。昨年からはフォーミュラカーレース参戦に向けたトレーニングを開始し、今回満を持しての出場となった。
デビューレースの予選を前に迫選手にインタビューを行った。
・迫選手一問一答
――カートレースのキャリアはどのくらい?
「ジュニアMAXもてぎチャンピオンと全日本スポット参戦で表彰台に乗りました」
――ここ2年くらいレース出場の準備をしていた?
「中学2年でカートレースは卒業して、フォーミュラの練習をしていました。最初の1年は月に1回練習できるかって感じだったのですけれど、今年は本格的にレースしようと思っていたので、いっぱい練習してきました」 ――昨日(11月17日)の練習はどうだった?
「1本目は雨がひどかったので2本目だけ乗りました」
――フォーミュラーにはすっかり慣れた? カートとの違いは?
「慣れましたね、フォーミュラはバネ(サスペンション)がついているので、そこに慣れるのにちょっと時間がかかったですけれど、今はもうフォーミュラに慣れて、いい感じです」
――今シーズンこの後の予定は?
「今回の後は12月初めの鈴鹿のレースに出ようと思っています」
――来シーズンの予定は?
「まだ未定です。参戦したい方向で、どこのシリーズとかも未定です」
――今日のレースでの目標は?
「デビューウインできるように頑張りたいです。(自信はある?)そのために頑張ってきたので、自信はあります」
レーシングカートの後しっかりフォーミュラでのトレーニングを積んできた様子で、16歳ながら満を持してのデビュー戦に自信ありという印象。チャンピオンがかかったシリーズ最終戦というテンションの高い舞台の中でどんな走りを見せてくれるか期待だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA