スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは19日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って田中風輝(M2 engineering KK-SII)が優勝した。
決勝は太陽が高く昇り雲が掃けた酷暑のなか、午前11時35分にフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)は蹴り出しは鈍かったものの1コーナーまでに予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)を抑えてトップを堅守。2位は元山、3位には予選順位どおりに田中風輝(M2 engineering KK-SII)が続く。4位には予選5位から三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が、6位には予選6位から小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が、6位には予選7位から板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)が続く。
トップ白崎が2周目に入ったとき、なんと白崎にジャンプスタートで10秒のタイムペナルティーが科された。スタート前のレッドシグナル中にマシンが動いたのが原因だ。ピットから掲示された10秒のボードを見た白崎は、自覚があったとのことで、このペナルティーを知ることなる。
ここから白崎は2位以下を突き放しにかかる。4周目にはその差を3秒2まで広げた。5周目には、3位を走る田中がヘアピンで2位の元山を捉え2位に浮上。元山も田中とのスピード差があり無理をせずに3位に順位を落とす。
5周目には前を走る小川を捉えた板倉が5位に浮上。しかし、8周目には予選12位から猛然と追い上げて来た髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)が、板倉の背後に迫る。第6戦が6位までのリバースグリッドとなるため、板倉は無理をせず、髙口を前に出し6位に順位を戻す。
レースはこのまま12周を走って終了。トップでゴールをしたのは白崎だったが10秒ペナルティーだったため4位まで後退。今シーズンからジャンプスタートがドライビングスルーペナルティーからタイムペナルティー10秒になったことにすくわれた。
優勝は2位に入った田中で鈴鹿に続き連勝。2位には3位でゴールした元山が入った。
3位に入った三浦はシミュレーター出身の16歳。デビューレースで表彰台に登った。
4位には白崎、5位には髙口、6位には板倉が入った。
第6戦は明日20日、午前8時45分より12周で行われる。6位までのリバースグリッドのため板倉がポールからスタートすることとなる。序盤から順位の入れ替わる白熱したレースになりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum