TCRJサタデーシリーズ第3戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。
エントリーは前回の岡山大会から1台増加して8台となった。その1台が、今回から参加した韓国のヒョンデで、エラントラNをベースにしたTCR車両を持ち込んだ。KMSA MOTORSPORT Nからエントリーしたチェ・ジョンウォンがドライブする。
公式予選は午前11時10分から15分間で猛暑のなか行われた。
予選をリードしたのは、レギュラードライバーのHIROBONが岡山国際サーキットで行われているGTワールドチャレンジアジアに参加しているため代役でドライブした末廣武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)。3周目に2分1秒595を出すとこのタイムを上回るドライバーは現れず、スポット参戦でいきなりポールポジションを獲得した。
末廣のタイムに続いたのがこちらも初登場のチェ・ジョンウォン(KMSA MOTORSPORT N)。2分2秒412で2位に入る。マシン、チーム、ドライバーともレベルは高そうだ。しかし、車検で車両規則違反が見つかれ残念ながらタイムは抹消された。
代わって2位には、ここまで土日シリーズ合わせて無傷の4連勝を飾っている猪爪杏奈(羽衣6 DOME RACING)が2分2秒581で入り、これにMOTOTINO(55MOTO RACING)が続いた。
4位には加藤正将(Audi Team Mars)が、5位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、6位には梅本淳一(J'S RACING CIVIC TCR FK7)が7位には玉田誠二(TAMADA Racing)が続いた。
タイムを削除されたジョンウォンは午後のレースを最後尾からスタートする。
決勝は午後4時5分から23分+1周で行われる。猪爪の連勝が続くのかに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Kazuhiro NOINE