1月31日、スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、2022年シリーズの開催概要を発表した。
1大会2レース制の導入などレースフォーマットの変更だけでなく、デジタルコンテンツの配信、開催サーキットでのイベント、ファンシートの設置など、シリーズを盛り上げるための新たな試みが目白押しだ。
■1大会2レース制の導入(一部)
開幕戦の富士大会、もてぎ大会、最終戦鈴鹿大会の3大会は2レース制に。この結果2022年のスケジュールは7大会全10戦となる。
- 4/9-10 第1,2戦富士スピードウェイ
- 4/23-24 第3戦鈴鹿サーキット(2輪併催)
- 5/21-22 第4戦オートポリス(2輪併催)
- 6/18-19 第5戦スポーツランドSUGO
- 7/16-17 第6戦富士スピードウェイ
- 8/20-21 第7,8戦モビリティリゾートもてぎ
- 10/29-30 第9,10戦鈴鹿サーキット
※レースウィークのスケジュールは次のとおり。
- 1大会1レースの場合:土曜日:フリー走行、予選/日曜日:決勝
- 1大会2レースの場合:金曜日:専有走行/土曜日:第1レース予選、決勝/日曜日:第2レース予選、決勝。
※決勝レースはすべて14時30分スタート。
※ノックアウト予選方式は変わらないが、従来のQ1,Q2,Q3方式からQ2までのシンプルな形に。
※シリーズポイントは1大会1レース、2レースにかかわらずフルポイント。有効ポイント制は採用しない。
■デジタルプラットフォーム「SFgo」(エスエフゴー)の提供
全ドライバーの車載映像に加え、各種データ(ギア、車速、エンジン回転数、燃料状況、タイヤ温度など)、ドライバー無線などがライブ配信されるデジタルコンテンツ(有料)を提供する。2022年は限定公開。2023年から本格運用。
2022年はファン300名を開発サポーターとして募集。(詳細は下記へ)
https://superformula.net/sf2/headline/33770
■開催サーキットでのファンサービス
- 各開催サーキットにおいて、下記イベントを展開する。
- 「SF NEXT50ビレッジ」:メーカーや全チームブースを設置
- 「モビリティキッズパーク」:子ども、家族向けの体験型コンテンツの提供
- 「カーボンニュートラルスクエア」:環境関連企業・行政のPRコーナーなどを設置
- チームファンシートを設置
上記のように、チームにとっても、ファンにとってもかなり多くの変化がありそうだ。期待してシーズンインを待とう。
Text: Shigeru KITAMICHI