鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第2戦鈴鹿決勝 居附明利が怒濤の追い上げで初優勝 2位に森山冬星が、3位に清水啓伸が入る

清水啓伸、森山冬星、居附明利のトップ争い

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は10日、鈴鹿クラブマンレース第2戦、鈴鹿サーキット西コースで決勝を行い、予選3位からスタートした居附明利(SAccess Racing Es)が、怒濤の追い上げで初優勝を飾った。

 決勝は午後3時45分にフォーメーションラップが始まった。出走14台中、元山泰成(Ecotech Racing)と板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)がグリッドに付けずピットスタートとなり、卜部和久(MYST KK-SII)がメインスイッチのトラブルでエンジンがかからず、11台がグリッドを離れた。

優勝は居附明利(SAccess Racing Es)

決勝2位は森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)

決勝3位は清水啓伸(Drago CORSE)

 スタートでは予選上位の3台、清水啓伸(Drago CORSE)、森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYSY)、居附明利(SAccess Racing Es)が無難なスタートを決め、この順位のまま130Rに向かう。

 1周目にはトップ・清水、2位・森山、3位・居附の順でコントロールラインに戻ってきた。4位には好スタートを決めた予選7位の大木一輝(M2 KK-SⅡ)が付け、5位に小川涼介(MS KK-SII)、6位に松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)が続く。

 3周目には「緊張していた」とペースの上がらないトップ清水を2位の森山が捉えトップに浮上。3位の居附もヘアピンで清水を狙うが、オーバーラン。居附は続くスプーンでも飛び出しそうになり、背後につけていた大木に抜かれ4位に落ちる。

 4位の居附は次の4周目には大木を捉えて3位に復帰。ここから居附はトップと2秒ほどあった差を徐々に詰め始める。

 居附は7周目にはこのレースのファステストラップとなる予選を上回るタイムで2位の清水に急接近。10周目にはスプーンで清水を捉えて2位に浮上。トップの森山を負う。

 12周目にはスプーン立ち上がりでトップ森山の背後に付け、13周目の130Rでついにトップに立った。

 居附はこのまま逃げ切りうれしい鈴鹿シリーズ初優勝を飾った。森山は追いすがる清水を退け2位を堅守。3位には清水が入った。

決勝4位は高木悠帆(MYST KKSII)

決勝5位は大木一輝(M2 KK-SⅡ)

決勝6位は松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)

 7位でレースを始めた高木悠帆(MYST KKSII)は徐々に順位を上げ、11周目に大木をかわして4位でゴール。5位には大木が、6位には松田が入った。

 鈴鹿シリーズ第3戦、第4戦は5月21日、22日にクラブマンレース第3戦で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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