SUPER GT

第8戦もてぎ優勝会見 山本尚貴「チーム国光とHRCの力を出し切れたレースになった」

GT500クラス優勝 No. 100 STANLEY NSX-GT

牧野任祐(TEAM KUNIMITSU)

 「自分のスティントはすごく順調にいってましたが、SCが入ってギャップがなくなってしまいました。それでもペース良く走ることができて、スーパーGTに出るようになってから一番気持ち良く走ることができたスティントでした。僕はすごく気持ち良く走らせてもらったんで、尚貴さんにはちょっと迷惑をかけてしまいました」

 「あっという間のシーズンだったなと思います。チーム国光に移籍して3年目のシーズンで、今年に関しては中盤戦でかなり苦労してしまいましたが、そこからチームの強さで巻き返すことができました。チャンピオンは取れませんでしたが、最終戦を勝って締めくくることができたので、来年にもつながると思いますし、来年タイトルを取り返せるように明日から頑張ります」

山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

 「まずはタイトルを獲得されたチームインパルと二人のドライバーに祝福を贈りたいと思います。僕たちは勝つことを一番に考えてレースを行いましたが、前半の牧野選手が素晴らしい走りでぶっちぎってくれて、このままピットに入ればチームも余裕を持って作業できるし、僕も少しでも楽に戦えるなと思ったんですが、大きいアクシデントがあって、ドライバーがみんな無事だったのは良かったんですけど、水を差された感じはありました」

 「課題だったウォームアップも非常に良かったですし、そこからは後続を見ながらの走りになりましたが、燃料が予定していた量まで入り切っていなかったようで、足りないかもしれないと無線で言われ、そこからほぼほぼリフト・アンド・コーストしながら燃費走行に徹していました。そうすることによって後続に差を詰められたり、ペースを落とすことでタイヤのコンディションが悪くなるので、そこは緩急をつけて、自分の経験を活かしながらなんとしてでも勝って締めくくれるようにと、そういう思いで走りました。タイトルは取れませんでしたが、チーム国光とHRCの力を出し切れたレースになったかなと思います。牧野選手にも感謝していますし、チームとしても最高の締めくくりができたと思います」

 「ここ数年ずっとチーム国光はタイトル争いを繰り広げていて、今年もチャンピオンは逃したものの、ランキングでトップ3で終わることができたので、また今年も強さを証明することができたと思います。そんなチームで走ることができて幸せに思います。来年もこのチームで牧野選手と戦うことができれば、来シーズンこそはタイトルを取り返して国光さんにいい報告をできればと思いますね」

GT300クラス優勝 No. 55 ARTA NSX GT3

木村偉織(ARTA)

 「初めてのポールスタートで緊張しっぱなしでした。本当は1位で逃げ切りたかったんですが、難しくて。でもやれるだけやりきって武藤さんに渡したので、後は祈るだけでした」

 「ARTAというチームで乗せてもらえると聞いた時は、すごく嬉しかったと同時に責任を感じていました。前半戦は全然うまくいかなくて、後半戦もトラブルもあったり、自分自身の弱さもあったりしましたが、最後の最後にいい仕事ができ、チームともいい関係やコミニュケーションができ、勉強の一年でした。GTもすごくたくさんのファンが来てくれるレースで、そこに参加できてみんなにパワーをあgwられる存在にちょっとでも慣れたら嬉しいと思っています。来年もシートがあれば引き続き頑張っていきたいです」

武藤英紀(ARTA)

 「木村選手が後ろとのギャップを築いてくれたので、僕はアウトラップから落ち着いてレースを築いていけたかな、と思います。ただ想像以上に路面温度に対して選んだタイヤが柔らかかったので、後半はペースを維持するのが厳しかったです。それでもチームとコミニュケーションを取りながら、マージンを生かして優勝することができました」

 「またGT300にARTAで走れる、木村選手と一緒にということで、楽しみにしていたシーズンでした。途中トラブルもあったりして、完走できないみたいなレースがずっと続いていましたが、最後に優勝で終われて本当に良かったなと思います。GT300はいろんな自動車メーカーが鎬を削って争うということで、GT500とは違う難しさがあるなと思いました」

Text: Kazuhisa SUEHIRO


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