Super FJ Championship

ジャパン・チャレンジ第4戦決勝レース2 リバースグリッドをものともせず、清水啓伸が2連勝を達成!!

優勝は清水啓伸(Drago CORSE)

 2022 S-FJジャパン・チャレンジ第4戦の決勝レース2が8月21日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、予選6番手からスタートした清水啓伸(Drago CORSE)が見事なオーバーテイクを連発してトップに立ち、レース1に続いて2連勝を飾った。

 決勝レース2は午前11時50分より12周で行われた。昨夜の雨の影響で朝の時点で路面は濡れていたが、併催レースが次々と行われるにつれて次第に乾いていき、レース2のスタート進行が始まる頃には完全なドライコンディションとなった。フォーメーションラップが始まった時点での気温は28℃、路面温度は41℃だ。

 なおこのレースのスターティンググリッドはレース1の結果に基づき、上位6台をリバースグリッドとして決定された。

決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのはレース1で6位に入りポールポジションを獲得した益田富雄(KMTS ミストKKSⅡ)。しかしこの周のアトウッドカーブで3番手スタートの元山泰成(Ecotech Racing)がインを刺してトップに浮上。バックストレートでアウトに並びかけてくる益田を退け、そのままトップでコントロールラインに戻ってきた。

 続いて2周目のアトウッドカーブでは4番手スタートの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)も益田を捉えて2位に。その後方では前回優勝の清水が6番手スタートながら1周目を5位で、2周目には小川涼介(MS KK-SII)を捉えて4位。さらに3周目の1コーナーでは益田をインから抜いて3位に上がってきた。

 2周終わって元山のリードは0秒960。しかし3周目には板倉が0秒835後方に迫る。さらにその0秒760後方には清水がいた。

 清水は4周目のダブルヘアピン二つ目で板倉のテールに食らいつき、5周目のバックストレートでインから仕掛けた。清水はそのままヘアピンで2位に浮上、前を走る元山を追い上げる。5周終わってその差は0秒222だ。

 清水は6周目のアトウッドカーブでアウトから仕掛け、バックストレートでインに潜り込む。3位の板倉もこれに乗じて3ワイドの状態に持ち込む。続くヘアピンで清水は元山を抜き去り、ついにトップに躍り出た。

 続いて板倉も7周目に元山を捉え、2位に浮上する。その後ろからは小川も迫ってきた。清水はこの周でリードを1秒038に広げ、8周目には1秒317秒とした。

 小川は9周目の1コーナーで元山に仕掛け、3位に浮上すると、すぐさま板倉のテールに食らいつく。元山は松田大輝(K-TACK MYST KK-SII) の先行をも許して5位に後退してしまった。

 そして10周目のバックストレートで小川は板倉のインをついて2位に浮上するが、トップを快走する清水はすでにこの時点で2.384秒ものリードを築き上げていた。

 11周目、12周目と小川は清水とほぼ同等のペースで追従するが、さすがにこの差を跳ね返すには周回が足らず、両者はそのまま2.246秒差でフィニッシュラインを通過。清水がレース1に続いて2連勝を達成。2位に小川、3位に板倉と、奇しくもレース1と同じ順位で表彰台に上がることとなった。

 S-FJジャパン・チャレンジ第5大会の舞台は九州のオートポリス。9月11日に2レース制で行われる。

決勝4位は元山泰成(Ecotech Racing)

決勝2位は小川涼介(M2 KK-SII)

決勝3位は板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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