JAF-F4地方選手権第12戦は26日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時15分より、20分間で行われた。鈴鹿はどんよりとした雲で覆われ雨模様の朝を迎えた。
まずは各車ウェービングしながらタイヤを暖める。残り10分あたりで、トップに立ったのはポイントリーダーの佐藤樹(MARUSAN★ミスト)でタイムは2分5秒721。2位には佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)が5秒727で、3位にはハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)が6秒283で付ける。
佐藤は次周からタイムを2分4秒848、4秒724まで縮めトップを堅守。2位には佐々木が5秒209、3位には金井亮忠(チームNATS・正義・001)が5秒346で上がってきた。
残り4分には佐々木が2分4秒625で佐藤のタイムを上回りトップに立った。佐々木はさらにタイムを4秒551まで縮めると、チェッカー直前には4秒194をたたきだし、ポールポジションを確定した。
2位の佐藤はアタックを続けるがタイムを更新することができない。佐々木には0秒4ほど離され、2位で予選を終えた。
金井はタイムをタイムを2分5秒108まで縮めたもののポジションは変わらず3位のまま。
4位には最後のアタックで2分5秒112をたたき出した鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)が滑り込んできた。5位にはジェントルマンクラスポールポジションの加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が続き、6位にはハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)が入った。
しかし予選終了後、多くのドライバーがファストピットレーンの進入により、ペナルティーを科された。そのため、ポール位置からのスタートは佐藤となり、佐々木は2位に後退。3位には宮下源都(Kデンタルオフィス)が浮上し、4位には金井が後退、5位には安井和明(NAVY★RK-01)が浮上し、6位には鈴木が繰り下がった。
最終第12戦の決勝レースは明日午前8時15分より10周で行われる。チャンピオン争いは佐々木が優勝しても佐藤が4位以上に入れば戴冠となる。チャンピオンの行方、また有終の美を飾るドライバーは誰になるのかに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Foruma