TCRジャパンサンデーシリーズ第3戦レース2は25日、スポーツランドSUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした松本武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が17周を走って優勝した。松本はサタデーシリーズ、サンデーシリーズの3レースをすべてを制し、SUGO戦で3連勝を飾った。
スタートでは、ポールポジションの松本武士(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がトップで1コーナーに向かう。今度は無難なスタートを切った予選2位の篠原拓朗(Audi Team Hitotsuyama)は、予選4位からジャンプアップしてきたヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)と1コーナーから2コーナーにかけて並走。しかし3コーナーでイン側にいた篠原がヒロボンを押さえて予選順位を守った。3位にヒロボン、4位に予選3位の三浦愛(DOME RACING)、5位に予選5位の加藤正将(Audi Team Mars)が続く。
トップに立った松本は2位以下を突き放しにかかり前戦同様、独走状態に持ち込むと思われたが、2位の篠原も2周目にはこのレースのファストストラップをたたきだし急接近。
この2台のトップ争いは序盤から中盤にかけて演じられたが、篠原も決め手がなく松本を捉えあぐねる。中盤以降は松本が篠原との差を徐々に広げ、17周を走って優勝、SUGOラウンド3連戦を完全制覇した。
3位でレースを始めたヒロボンは序盤から三浦とのバトルとなった。5周目には三浦が1コーナーでヒロボンに並びかけ2台は2コーナーにかけて並走するが、ヒロボンはかろうじて3コーナーで前に出てポジションを守る。
ヒロボンのペースが上がらないため、三浦の後ろには加藤も迫り、大山正芳(ダイワN通商アキランドCIVIC)、Mototino(55MOTO RACING)を加え、一時は5台での3位争いとなった。
7周目には最終コーナーで立ち上がりが鈍ったヒロボンに三浦が並びかけ、8周目の1コーナーではついに三浦がインからヒロボンをパス。3位に浮上した。
三浦はここから4位以下を引き離して3位でゴール。加藤の追撃をかわしたヒロボンが4位、5位には加藤、6位には大山が続いた。
サタデーシリーズ、サンデーシリーズの第4戦は、8月28日、29日に栃木県のツインリンクもてぎで開催される。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Kazuhiro NOINE