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SUPER FORMULA

SF:公式テスト鈴鹿 SF合同テストにおいて安定した速さを示し今シーズンを締めくくる(B-Max)

 B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮田雅史)は、12月7~8日、鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テストに参加し、安定した速さを示してテストを終えました。

 2022年シーズンに向けてマシンのベースづくりになる今回のテストは、2021年レギュラードライバーの松下信治選手が参加し、より高いレベルのマシンに仕上げるため、サスペンションを中心に数々のトライを行いました。

■テスト1日目(12月7日(火)
Session1:8:45~10:45/Session2:14:00~16:00)

 前日から降り続く雨により、予定されていた走行は2セッションともウェットコンディションで行われました。

 午前の走行では、松下選手はコース状況を探りながらピットインを繰り返し、徐々にタイムアップ。終了間際のアタックで1分52秒台をマークしましたが、気温の低いウェットコンディションとはいえ、納得できる走りとは言い難いものでした。

 午後は、時折雨が強く降るなど、やや不安定なコンディションでした。修正したセッティングによって午前中の課題はほぼ改善され、開始50分過ぎからの連続アタックで、2位を1秒以上引き離すトップタイムをマーク。その後、雨足が強くなったため、一旦ピットで待機。最後にコースに出ましたが、コース状態が悪かったためアタックはせずに走行を終了しました。

ドライバーSes.1 ベストタイム(順位)Ses.2 ベストタイム(順位)
50号車松下信治1分52秒879(9/19)1分53秒800(1/17)
  • Ses.1 天候:雨、コース:ウェット、気温:11.8→12.9 度、路面温度:12.1→13.5 度
  • Ses.2 天候:雨、コース:ウェット、気温:12.8→12.0 度、路面温度:13.4→12.1 度

■テスト2日目(12月8日(水)
Session3:8:30~11:00/Session4:14:00~16:10)

 ドライでの走行時間を確保するため、開始時間を30分繰り上げて始まったセッション3ですが、朝方までの雨で走行開始時の路面はウェット。しかし、走行が始まるとライン上は徐々に乾いていき、開始30分過ぎにはドライタイヤでの走行が始まりました。

 松下選手はウェット路面での走行後、一旦ピットに戻り、路面状況の回復を待ってコースイン。サスペンション、ウィング、タイヤ内圧など細かな調整をしながら周回を重ね、残り30分時点でトップタイムをマーク。セッション終了前のアタックでさらに1分36秒773までタイムを縮めトップから0秒115という僅差で5位でした。

 午後は、開始から40分まではロングランテストを行い、1分40~41秒ペースで安定してタイムを刻めることを確認した後、ソフトタイヤを投入。3セットのニュータイヤを使ってアタックを繰り返し、最終的に1分36秒482までタイムアップしたところで走行終了。5位でテストを終えました。

ドライバーSes.3 ベストタイム(順位)Ses.4 ベストタイム(順位)
50号車松下信治1分36秒773(5/21)1分36秒482(5/20)
  • Ses.3 天候:曇り→晴れ、コース:ウェット→ドライ、気温:13.7→14.4度、路面温度:9.7→15.7度
  • Ses.4 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:14.8→12.9度、路面温度:14.6→9.6度
チーム代表 宮田雅史コメント

 今年はシーズンを通して好調を維持できていましたが、今回のテストでも基本的な速さを持っていることが確認できました。アクシデントもなく終えることができ、良いテストでした。来シーズンに向け、マシンを含めチーム全体でさらに進化できればと思います。

 そのためにも、来年は2台体制でフルシーズン戦うことが目標です。オフの間にしっかり 準備を進めたいと思います。

チーム監督 本山 哲コメント
 今シーズンのおさらいとしてのセットアップに加え、新たなチャレンジもできましたので、有意義なテストでした。来シーズンに向けてチームの武器となるようなものをいくつかトライしました。今回のテストではそれがタイムとして現れることはありませんでしたが、ベースとなるレベルは非常に高いということを確認できました。

 今回のテストで得られたデータをオフの間に分析し、来年こそは初優勝を成し遂げることができるよう、チーム一丸で取り組みたいと思います。

エンジニア 田坂泰啓コメント
 最終戦はポールポジションを獲得することができましたが、それに甘んじることなく進化を続けないとすぐに追い越されてしまうのがレースの常です。今回のテストではそのためのトライをしました。すぐに結果には出ることはありませんが、コンディションの変化もあって、来シーズンに向けて考えるべき材料は随分見つかりました。あとはそれをどうするかです。

 例えれば、料理の材料はたくさん仕入れました、レシピはこれからです、というところでしょうか。シーズンオフの間にじっくり考えたいと思います。

ドライバー 松下信治選手コメント
 レインコンディションのパフォーマンスはすごく良かったですし、ドライは少し足りない部分が見えてきました。全体的に速さは見せることができましたし、良いテストだったと思います。

 今シーズン、B-Maxレーシングチームとともに戦い、確実にレベルアップしていることを実感できました。来シーズンはさらに飛躍してくれることを期待しています。

B-Max Racing Team Press Release


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