GT500クラス優勝 8号車ARTA NSX-GT
- 福住仁嶺(ARTA)
-
「まずは支えてくださった方と、関わってる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズンは優勝できてもおかしくないレースが何度ありましたが、その中でも自分のミスなどで落としてきたことがあり、気持ち的に落ち込むことがありましたし、自信を無くしたこともありました。実際今回のオートポリスに向けても自信を持って来れていないところがありましたが、先日スーパーフォーミュラでチャンピオンを獲った野尻選手に助けてもらいました。昨日の走り始めが不調だった中で、ここまで戻って来れたのも本当にチームの皆さんと野尻さんのお陰だと思います」
「レースに関してはタイヤの暖まり部分で怖いところがありましたが、しっかりクルマを信じて走りました。僕のスティントはセーフティーカーランが多かったので、その点で戦略を見直さなければなりませんでしたが、チームの皆さんが周りをよく見て判断してくださいましたし、野尻選手がすごく速かったお陰で優勝出来ました。とにかく周りの人たちに感謝の気持ちでいっぱいです」
- 野尻智紀(ARTA)
-
「皆さんご存知の通り、これまでなかなか結果につながりませんでした。その中で、前戦が終わってからミーティングを重ねて、もっともっとチームを強くしていかないといけないね、というところで私自身も強くなるためにと思い、たくさん改善を要求していました。ですから私自身としては何としても結果を残さないと、という責任感を強く感じていて、福住選手から交代する直前にもプレッシャーに押し潰されそうになる場面もありましたが、みんなのこれまでの頑張りをしっかりと思い出して、自分のスティントで大量リードも築けましたし、完璧なスティントに出来たんじゃないかなと思います」
「これまで沢山の方々に、ご迷惑といいますか、結果を出せないという中で、皆さんが勝利を渇望されていましたが、こうやって優勝という結果を手にしたことを非常に嬉しく思いますし、沢山の方々に本当に感謝したいと思います。ありがとうございました」
GT300クラス優勝 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
- 中山友貴(apr)
-
「第6戦はオートポリスで2年ぶりの開催になりました。昨年はコロナの影響で開催できなかったので非常に楽しみにしてサーキットに入りました。予選でポールポジションからスタートして、まさかトップでレースを進めることができて、優勝できるとは夢にも思っていませんでした」
「今シーズンは苦労するレースが続いていて、マシンの戦闘力も難しいものがありましたが、今大会の直前に何度かテストをする中でクルマの回生ブレーキについて開発が進んだことで戦闘力が上がり、その部分でも楽しみにしていました。それでも優勝できるとは思っていなかったので、今は嬉しい気持ちでいっぱいです。チームの皆さんやスポンサーの皆さんにも感謝しています。ありがとうございました」
- 嵯峨宏紀(apr)
-
「最後に勝ってから何年も経ってしまったので、本当に嬉しいですし、PHVに変わってからなかなか結果が出せなくて、開発を任されている身としては忸怩たるものがありました。こうやって勝つことができてホッとしていますし、今までやってきたことが間違っていなかったんだと感じていますし、また次の車両に向けてのステップアップにもなります」
「兄弟車のスープラが昨年から猛威を奮っている中で、PHVは置いて行かれた感があり、本当に悔しい思いをしていましたけども、こういう形で最高の結果を出すことができたので、チームの皆さんを始めスポンサーの方々やブリヂストンの皆さんには感謝しきれないし、ありがとうという言葉しかありません」
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI