JAF-F4地方選手権シリーズ第1戦は28日、鈴鹿サーキットクラブマンレース第1戦で決勝を行い、元嶋成弥(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)が10周・21分4秒024で優勝した。
フォーメーションラップは午後12時20分に始まった。ここでは予選2位の宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS)がグリッドから離れることができず、ピットスタートとなる。
11台となったスタートは前のグリッドが空いた予選3位の元嶋成弥(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)が好スタート。ポールポジションの鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)に並びかけ1コーナーまでにインからトップに躍り出た。予選6位から吉田宣弘(佐藤製作所KKZS★TOMEI)が3位に付ける。4位には三井優介(ecobest☆ハンマーR疾風)が、5位には植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が、6位には米谷浩(KK・ヨネタニ)が続く。
トップに立った元嶋は1周目には2位鈴木を1秒1離すと2周目にはその差を1秒2と広げる。しかし鈴木も負けじと4周目にはこのレースのファステストラップとなる2分5秒897をたたきだしトップ元嶋に急接近、5周目にはその差を0秒6とする。
予選では元嶋より0秒6速いタイムを刻んだ鈴木がその勢いで元嶋を抜き去ると思われたが、「予選の時より路面状況が変ってしまって……」と元嶋を追い切れない。6周目には逆に元嶋が鈴木の差を0秒7とすると、最後は「余裕でした」とその差をさらに広げ10周を回って優勝を飾った。
3位でレースを始めた吉田は上位2台には大きく離されたが4位以下よりはペースがよく単独走行。このままの順位でゴールした。「バトルがなかったのでちょっとつまらなかった」というものの、それでも急遽出場が決まって3位に入り、楽しい週末を過ごせたようだ。
4位には予選10位から徐々に順位を上げたハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)が、5位にはピットスタートから追い上げた宮下が、6位には植田が入った。
第2戦は4月25日、ツインリンクもてぎに舞台を移し、決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI