F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦SUGO決勝 木村偉織が今季3勝めを挙げ、ランキング首位と同ポイントに

2021年FIA-F4選手権第9戦の決勝が9月11日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が接戦を制して今季3勝目を挙げた。

(天候:晴れ コース:ドライ)

決勝がスタートした レースは途中セーフティーカーが導入された 優勝は木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング) 決勝2位は伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE) 決勝3位は小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング) 決勝4位は松澤亮佑(HELM MOTORSPORTS F110)

今大会は3レース制ということで第2レースとなる第9戦決勝は土曜日の午後4時25分より17周で行われた。

スタートではポールシッターの木村がホールショット。予選2番手の#80伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)が2位で続き、予選4番手の#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)がスタート直後の1コーナーで予選3番手の#62松澤亮佑(HELM MOTORSPORTS F110)をかわして3位に浮上した。

この周のS字の立ち上がりでアウト側のダートにタイヤを落としてしまった小出だったが、迫ってくる松澤を懸命に押さえ込んでハイポイントコーナー、レインボーコーナーを抜けていく。

すると今度は#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が馬の背で松澤に仕掛ける展開となるが、松澤も荒川を押さえ込んだ。

1周めを終わった時点での木村のリードは0.502秒。その後も0.536秒、0.515秒、0.533と伊東は僅差で木村を追い上げ、6周めには0.466秒差にまで接近する。

しかし7周めの馬の背で#32マックス・サロ(ATEAM Buzz Racing F110)
がコースを飛び出し、グラベルに捕まったため、9周めから3周にわたってセーフティーカーが導入されることになる。

車両回収ののちレースは12周めに再開されたが、ここで木村はうまくリスタートを決めて伊東を引き離しにかかる。

伊東の背後には小出が迫り、1コーナーで並びかけようとするが、伊東はなんとか小出を押さえ込み、再び木村の追い上げに取り掛かる。

その後も木村と伊東の2台は接戦を繰り広げるが、抜きどころがほとんどない上に、前日の雨でコースが汚れ、レコードラインが1本しかない状態ではどうすることもできず、そのまま木村が逃げ切って第3戦鈴鹿に続いて今季3勝めを挙げた。

またポイントリーダーの#35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)がこのレースを7位で終えたため、ドライバーズポイントでも木村は野中と同じ137ポイントとなった。しかし勝利数の差でポイントリーダーは依然として野中だ。

2位には伊東黎明、3位には小出俊が入った。

インディペンデントカップは#63鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が第8戦に続いて優勝。今季4勝めをものにしている。

第10戦決勝は12日の午前9時より17周で行われる。

Text: Kazuisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYSHI


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