F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第10戦SUGO決勝上位3人のコメント 伊東黎明「菅波選手に続いて優勝できてすごく嬉しい」

第10戦優勝 #80伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
「ここまで2位と3位で表彰台に上がっていて、周りからも『3、2、1 だから次は1だろ?』なんて言われていたので、それを遂行できて本当に嬉しいです」

(木村選手のジャンプスタートは把握していた?)

「気付いていませんでした。ひたすら前を追うことだけを考えていたので、気付けていませんでした。でも自分がすぐ後ろのポジションにいたからこそ、この結果が得られたと思うので、それは良かったなと。今年は一発の速さがあってもロングランで順位を落とす場面が多かったんですが、今回はタイヤのロットが変わったこともあり、そこにうまく自分の走りとマシンのセッティングを合わせ込むことができたのかなと思います。次のもてぎ大会に向けても、きちんとテストをしたいです。前回のもてぎ大会は予選でポールを取ったあとは右肩下がりのレースになったので、そこを修正したい。シリーズポイントでもまだ狙える位置にいると思うので引き続き頑張りたいです」

(後半は野中選手が迫ってきたが)

「野中選手が速いのは把握していましたが、自分もまだプッシュしていました。あと何周かあれば危なかったかもしれませんが、昨日の経験で近づいても抜ける間合いまではいけないと分かったので、落ち着いてペース配分できたと思います。」

(チームとしては3年ぶりの優勝だが?)

「菅波選手に続いて優勝できたのはすごく嬉しいです。菅波選手も2年めで優勝されているので、僕も2年めで絶対優勝しないといけないと思っていました。残り2大会で2勝3勝と重ねられるように頑張ります」

(次のもてぎ大会に向けての抱負を)

「今大会で非常にいい感触を得られたので、その流れを崩さないように頑張っていきたいです」

第10戦決勝2位 #35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)
「今週末はペースが良くなくて、予選から昨日の決勝でも全然いい方向にいきませんでした。ただその中でも得られるものはたくさんあり、色々試した中で今日のレースで形になりました。ペースも良かったですし、ラッキーな部分もありましたが、内容の部分ですごく価値のあるレースでした。この調子の上がった部分を残り2大会でしっかりと形にして、前半戦のペースを取り戻せればと思います」

(タイヤのロットが変わったこと、2年ぶりのSUGOということで、持ち込みのセットで苦労した部分があったのか?)

「その影響は大きかったかもしれません。スーパーフォーミュラ・ライツからの乗り換えで感覚の違いで苦戦した部分も多少あったと思います。次の大会まで2ヶ月ありますし、テストも行うと思うので、そこで今一度修正したいし、もてぎは3連勝もしているので、しっかりこの勢いを繋げていきたいです」

(レース3に向けてうまく修正できた?)

「そうですね。昨日のレースは6番手スタートで可能性は低かったので、そこで色々試していきながら、今日のレースを組み立てていました」

(今週末のタイヤの使い方は?)

「今日のレースで昨日予選で使ったタイヤを履きました。第1レースを終わった時点で4番手スタートということがわかっていたので、一番いい状態のものを使うようにしました。それが思い通りにいきました。苦しい時こそ学べることは多いので、いい週末だったなと思います」

(もてぎ大会に向けての抱負を)

「前回のもてぎ大会では3連勝していて、スーパーフォーミュラ・ライツでもいい結果を残すことができているので、今年の中で一番自信のあるサーキットです。テストもしっかりできますので、確実に優勝を狙っていって、チャンピオンにつなげたいと思います。今年がFIA-F4は最後の年ですので、プレッシャーもありますし、今までとは違ったシーズンになっていますが、この状況を楽しむぐらいの気持ちで準備したいです」

第10戦決勝3位 #5小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
「今回は3番手スタートということで、チャンスのある位置でしたので、スタートにすごく集中したんですが、前の二人もすごくいいスタートを切ったので差せませんでした。またレース再開の時に、フロントが殆ど機能してくれませんでした。それで最終コーナーでずっとアクセルを抜かないといけない状態で、それで野中選手に抜かれてしまったんです。何とか押さえようと思いましたが、押さえきれませんでした。タイヤの温め方に問題があったのか、まだ原因はわかっていないんですけども。タイヤの消耗ではないと思います。もしかしたら縁石に乗り上げた影響でマシンバランスが変わったのかもしれません」

「GTが走って路面にラバーが載ったり、今日みたいに気温が上がったりすると、グリップの限界値の範囲がすごく狭いタイヤなので、そこに合わせていくのが難しいです。もちろんドライバーの問題もクルマの問題もあります。そうした中で安定した成績を残しておくのが大事なのですが、今週末は3レースとも表彰台に上がれているので、自分としては悪くなかったかなと思います」

(もてぎ大会への抱負を)

「もてぎと富士は今シーズン1回ずつレースしてるコースですが、季節も違いますし、バランスも変わってくると思います。そこにどう合わせていけるかがポイントですね。後半戦の初戦となるSUGO大会がいい流れで来れているので、この流れを引き継いで後半戦も頑張りたいです。どちらのコースにも苦手意識はありませんし」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO


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