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SFL:第14戦鈴鹿決勝 #36宮田がポール・トゥ・フィニッシュでドライバーズチャンピオンを獲得

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦の決勝が12月6日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が今季10勝目を挙げて2020シーズンのドライバーズチャンピオンを獲得した。

トップでゴールする宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM\'S 320) 優勝した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) 健闘をたたえ合う宮田莉朋と阪口晴南 優勝した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) マスタークラスで優勝したDRAGON(B-MAX ENGINEERING) マスタークラスのチャンピオンを決めたDRAGON(B-MAX ENGINEERING)

第14戦決勝は午後3時15分より17周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。このレースのスターティンググリッドは第12戦の決勝順。ポールポジションは#36宮田。2番手に#35河野駿佑(RS FINE K&N 320)がつけ、#37小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が3番手。30秒加算のペナルティを受けた#50阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)は8番手スタートとなった。

スタートではポールの#36宮田がトップで1コーナーに飛び込み、#37小高が2位に浮上。トムス勢が1-2体制で周回を重ねていく。#35河野は3位に後退し、#2名取鉄平(TODA FIGHTEX )が僅差で#35河野を追う。その後ろでは#13片山義章(B-MAX ENGINEERING)、#3ルッカ・アレン(Albirex-RT)、そして#50阪口が迫ってきた。

トップの#36宮田は2周を終えて#37小高に1.249秒差をつける。3周終了時点では1.857秒差だ。後方では#50阪口が3周目のヘアピンで#3アレンを捉えて5位に浮上した。

しかし4周目の2コーナーで#5入山翔(Albirex-RT)がスピンアウト。5号車はグラベルに止まってしまったために5周目からセーフティーカーが導入された。

セーフティーカーは1周でピットイン。レースは6周目から再開される。

#36宮田はこの周だけで#37小高を1.358秒突き放す。7周終了時点では2.267秒のリードだ。その後方では#50阪口が7周目に#2名取を捉えて4位に浮上してきた。

#50阪口は8周目の130Rで#35河野に並びかけると、続くシケインで前に出て3位に浮上した。

トップの#36宮田はその後も#37小高との差を少しずつ広げていき、15周終了時点で4.197秒のリードを築き上げる。#37小高は背後に迫ってきた#50阪口を押さえ込むので手一杯の状況だ。

そして16周目。シケインで#50阪口が#37小高を捉えるが、#37小高もスリップストリームを使って17周目の1コーナーでアウトから並びかける。二人は並走状態のままS字を通過するが、逆バンクで#50阪口がようやく前に出た。

その間に#36宮田はこの二人に6.255秒差をつけてチェッカーを受け、今季10勝目を挙げるとともに、今シーズンのドライバーズタイトルをも手にした。

2位は#50阪口。その0.160秒後方で#37小高がフィニッシュした。

全日本スーパーフォーミュラ選手権最終ラウンドの舞台は富士スピードウェイ。12月19-20日に第15、16、17戦を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


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