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SF:第2戦岡山公式予選 #20平川が2戦連続ポールを達成 #36宮田も殊勲のフロントロー獲得

2020全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が9月27日、岡山国際サーキットで行われ、開幕戦優勝の#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が2戦連続でポールポジションを獲得。ルマン24時間レースに参加した影響で今回欠場となった中嶋一貴に代わってスポット参戦した#36宮田莉朋(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)も予選2位と大健闘をみせた。

ポールポジションは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 予選2位は宮田莉朋(VANTELIN KOWA TOM’S SF19) 予選3位はサッシャ・フェネストラズ(ORIENTALBIO KONDO SF19)

公式予選は午前10時40分よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。

予選Q1

予選Q1はA、B二つの組に分かれて実施された。今回は全てのセッションでソフトタイヤの使用が義務付けられており、Q1でも全車がソフトを装着しての走行となった。
A組は#1ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)、#4サッシャ・フェネストラズ(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#5山本尚貴(DOCOMO DANDELION M5S SF19)、#7中山雄一(KCMG Elyse SF19)、#14大嶋和也(ROOKIE Racing PONOS SF19)、#15笹原右京(TEAM MUGEN SF19)、#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)、#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#65大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が出走。

どのドライバーもコースオープンとなってもすぐにはコースインせず、残り時間が7分を切ってから漸く走り始める。開幕戦もてぎに比べて気温、路面温度共に下がったこともあってか、アウトラップのあとにウォームアップを2周行ってからのアタックとなった。

まずは#65大湯が1'13.359を記録。続いて#15笹原が1'13.677。その直後に#1キャシディが1'13.120でトップに立った。#39坪井が1'13.181で2位につけ、ルーキーの#4フェネストラズが1'13.316で3位。スポット参戦の#7中山は5位、開幕戦に続いて参戦の#15笹原も7位ででQ2進出を果たした。
一方、ここでノックアウトされたのはなんと#19関口と#14大嶋だった。

B組はスポット参戦の#36宮田莉朋(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)と#3阪口晴南(ORIENTALBIO KONDO SF19)の二人。そして#6福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、#18国本雄資(KCMG Elyse SF19)、#12塚越広大(ThreeBond Drago CORSE SF19)、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)、#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)、#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#50高星明誠(Buzz Racing SF19)そして#64牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)の10人。

こちらはコースオープン直後から#12塚越、#16野尻、#50高星のホンダ勢がピットアウト。塚越と野尻は1周してピットインしたが、高星はそのまま周回を重ねる。続いて残りの7人も相次いでコースイン。塚越と野尻もそれに続く。

高星は計測2周目に1'14.244を記録して一旦ピットイン。そのまますぐにコースへ復帰する。

残りのドライバーはA組同様にアウトラップのあとウォームアップランを2周してアタックに取りかかった。

まずは64牧野が1'13.654。これを36宮田が上回り、1'13.131でトップに立つ。16野尻は1'13.218で2位に。3阪口が1'13.230で3位につけた。宮田と阪口はスーパーフォーミュラライツとのダブルエントリーだが、25周のバトルを終えた疲れを感じさせない走りで見事Q2進出を果たした。この他、タチアナ・カルデロンに代わって出走の#12塚越も6位に入り、チェッカー直後に#20平川が7位に滑り込んでB組の走行は終了。ここでノックアウトされたのは#6福住、#18国本、そしてスポット参戦の#50高星だった。

予選Q2

予選Q2は午前11時20分開始。僅か7分間の走行ということもあり、コースオープンと同時に#20平川を除く13人が一斉にコースイン。平川は残り時間4分で走行に加わった。

#20平川はウォームアップ「1周のみで1'13.052を叩き出すが、すぐにウォームアップ2周を終えたドライバーたちがこれを上回っていく。

ここでトップに立ったのはなんと#36宮田。1'12.646をたたき出した。2位には#4フェネストラズが1'12.722でつけ、#39坪井が1'12.831で3位。他とは違う作戦を敢行した平川も7位に踏みとどまってQ3進出を果たした。

一方、SFL第5戦を制した#3阪口は1'13.175で11位と惜しくもここで予選を終えることに。#7中山、#15笹原、#12塚越らのスポット参戦勢のほか、なんと#16野尻も9位で予選を終えてしまう。8位との差は僅か0.010秒だった。

予選Q3

予選Q3は午前11時37分からの7分間。ここでもウォームアップに費やすのは2周だ。まずは#64牧野が1'13.426。#36宮田は1'13.109と自身のベストタイムを更新できず、#20平川が1'12.773でトップに立った。それでも宮田は2位につけ、フロントローで午後の決勝に臨む。3位には1'13.173を記録した#4フェネストラズが入った。

一方#39坪井はアタック中に痛恨のコースオフ。1'23.545で8位に終わっている。

スーパーフォーミュラ第2戦決勝はこのあと午後3時15分より51周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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